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経理におすすめの資格8選・簿記の種類の違いを紹介

経理担当者の関連資格 IT・PC、事務系

経理としてのキャリアをスタートさせた人は、資格取得でスキルアップを目指すのがおすすめです。収入アップやキャリアアップの実現につながることもあります。

この記事では、経理におすすめの資格である税理士・公認会計士・給与計算実務能力検定・全経簿記・日商簿記・全商簿記・所得税法能力検定・BATIC(国際会計検定)について解説します。

経理の仕事には資格が必要なの?

経理はどの業界の会社でも必要性が高く、就職でも人気の高い職種です。転職市場でも経理への転職を目指す人は少なくありません。経理職への就職・転職を目指す場合、経理関連資格を取得していると有利でしょう。未経験・資格不問の求人もありますが、経理実務経験または有資格者の採用を求めている企業が多数です。

また、就職や転職が成功して経理になったあとも、専門知識の習得は欠かせません。キャリアアップや昇進を目指すならば、経理関連資格の上級資格を取得することをおすすめします。

経理の仕事のための資格取得のメリットはあるの?

経理担当者が資格を取得することで、下記のメリットを得られるでしょう。

経理の仕事のための資格取得のメリット
  • 就職・転職先で即戦力として業務を担当できる
  • 経理業務に関する専門知識を深めることができる
  • 昇進や昇給の要件を満たす場合がある
  • キャリアアップに役立つ

全経簿記・日商簿記・全商簿記の違い

経理の人や経理への就職・転職を目指す人は、まずは「簿記」の資格取得を目指すことが多いでしょう。簿記の資格には主に、「簿記能力検定(全経簿記)」「日商簿記」「簿記実務検定(全商簿記)」の3種類があります。

簿記能力検定(全経簿記)
  • 会計専門学校の学生や経理の受験者が多い
  • 就職・転職でスキルをアピールできる
  • 難易度がやや高い
  • 主催団体:全国経理教育協会
日商簿記
  • 社会人の受験者が多い
  • 就職・転職の要件や、企業の資格手当の要件となっていることが多い
  • 難易度が最も高い
  • 主催団体:日本商工会議所
簿記実務検定(全商簿記)
  • 商業高校など学生の受験者が多い
  • 単位認定の要件を満たすことがある
  • 難易度はやさしめ~中程度
  • 主催団体:全国商業高等学校協会

この3つの資格はすべて履歴書に記載することができます。就職や転職で最も役立つのは、日商簿記です。知名度が高く、試験内容も実務性が高いため、すでに経理職として働いている社会人の受験生も多いです。経理職以外の職種の人も、日商簿記取得を通して会計知識を身に付けることがあります。転職やキャリアアップ、スキルアップのために日商簿記にチャレンジする人も少なくありません。

以下では、経理におすすめの資格に関する記事を紹介します。各簿記についての記事もまとめていますので参考にしてくださいね。

経理の仕事におすすめの国家資格【税理士】

税金のスペシャリストである税理士の仕事は、所得税など税金に関するアドバイス、税務処理のサポートなどです。簿記の知識や税金に関する法律を理解し、適切に書類を作成します。

社会保険労務士や中小企業診断士、ファイナンシャルプランナーのダブルライセンスとしても人気の資格です。また、経理として働く人が税理士へキャリアチェンジするケースもあります。記事では、税理士の国家試験の試験科目、受験資格、受験費用を解説します。

税理士の国家試験は、国税庁と各自治体の国税事務所が実施・管理しています。

税理士の資格を取るとどんなメリットがある?
確定申告書の作成や申告、税務署対策など、一般の人にとって身近で厄介なイベントを代理で行ってくれる専門家「税理士」。その名の通り、税金回りの業務を担当するプロですが、具体的にはどのような業務を行うのでしょうか。以降では税理士とはどんな資格か、行う業務や国家試験合格に向けて身につけるべき知識、資格取得のメリットなどを解説していきます。

経理の仕事におすすめの国家資格【公認会計士】

国家資格の公認会計士は、企業の監査と会計のスペシャリストです。財務諸表や内部統制の監査、経営に対するコンサルティングを行う能力を証明できます。公認会計士になるためには、財務会計論や管理会計論、関連法の知識を学習します。

公認会計士は、数字に強い人や経営に関心がある人におすすめの資格といえるでしょう。経理としてスキルを積んだ後、公認会計士へキャリアチェンジする人もいます。

公認会計士試験の実施をしているのは、公認会計士・監査審査会です。

公認会計士の資格を取るとどんなメリットがある?
あらゆる企業にとって欠かせないのが「会計」業務と、株主への経営状況の報告ですが、これらの報告が正確に行われているかチェックする第三者機能を果たしているのが「公認会計士」です。今回はこの公認会計士とはどんな資格か、具体的な業務内容や資格の取得方法、取得によるメリットなどを紹介していきます。

経理の仕事におすすめの公的資格【給与計算実務能力検定】

給与計算実務能力検定試験とは、給与計算業務に関する知識と実務能力を測定する試験です。給与計算は、人事や総務のほか、会社によっては経理が担当することがあります。

試験では、給与計算や社会保険の仕組み、労働基準法など関連法知識の分野から出題されます。

給与計算実務能力検定は、内閣府の認可を受けた一般財団法人職業技能振興会と一般社団法人実務能力開発支援協会で実施しています。

給与計算実務能力検定の資格を取るとどんなメリットがある?
どの会社でも発生する業務のひとつが給与計算業務です。給与計算業務は人事や総務、労務、経理など、会社によって担当する部署が異なりますが、「給与計算実務能力検定」を取得することで、基礎的な給与計算知識と実務能力を学習できます。 この記事では、給与計算実務能力検定について出題科目や受験費用などを紹介します。

経理の仕事におすすめの公的資格【簿記能力検定試験(全経簿記)】

簿記能力検定試験(全経簿記)は、簿記に関する基礎知識と実務知識を測定する試験です。内閣府公益事業認定を受けた試験であり、高い信頼性があります。

全経簿記検定上級に合格すると、税理士試験の受験資格が与えられますので、キャリアチェンジを考えている人におすすめの資格です。

全経簿記を主催しているのは、全国経理教育協会です。

簿記能力検定試験(全経簿記)の資格を取るとどんなメリットがある?
経理担当者が目指すべき資格の代表が、全経簿記、日商簿記、全商簿記です。この記事では全経簿記と呼ばれる「簿記能力検定試験」について紹介します。 全経簿記の出題範囲や資格取得のメリット、日商簿記や全商簿記との違いを解説しますので参考にしてください。

経理の仕事におすすめの民間資格【日商簿記検定】

日商簿記は、簿記の能力を測定する試験の中でも、就職や転職で重視されることが多い資格です。企業の経営活動を記録・計算・整理するために必要な知識が問われます。試験では、商業簿記と工業簿記から問題が出題されます。

経理や財務として働く人のスキルアップとしても人気ですが、営業や経営に興味がある人にとっても簿記知識は役に立ちます。

日商簿記の試験は、日本商工会議所が管理しています。

日商簿記の資格を取るとどんなメリットがある?
簿記関連の資格は複数ありますが、日商簿記の有資格者は就職活動で評価されやすくなります。この記事では、日商簿記の試験について試験科目や受験費用、どんな人におすすめの資格かを紹介します。 スキルアップ・キャリアアップとしても人気の資格ですので、ぜひチェックしてくださいね。

経理の仕事におすすめの民間資格【簿記実務検定(全商簿記)】

簿記実務検定(全商簿記)は、簿記に関する基礎・基本となる知識を測定する試験です。全商簿記は、高校で使用される教科書に基づいて出題されます。商業科や商業高校の受験者が多いことも、全商簿記の特徴です。

全商簿記の資格取得を通して、会計や原価計算、帳簿や記帳に関する知識を身に付けられるでしょう。

全商簿記の試験を主催しているのは、全国商業高等学校協会です。

簿記実務検定(全商簿記)の資格を取るとどんなメリットがある?
簿記に関する資格は複数ありますが、簿記実務検定(全商簿記)はほかの資格と比べてどんな違いがあるのでしょうか。この記事では、全商簿記の取得がおすすめされる人、試験科目、受験費用、受験資格などについて紹介します。

経理の仕事におすすめの民間資格【所得税法能力検定】

所得税法能力検定は、所得税に関する知識や計算能力を評価する検定試験です。源泉徴収や確定申告、税務署への提出書類に関する必要知識や能力が問われます。

企業の経理・財務担当者のほか、自営業を営む人や経営者にもおすすめの資格です。また、所得税法に関する知識は、税理士試験でも出題されます。税理士へのキャリアチェンジを目指す人は、所得税法能力検定の取得が税理士試験の準備にもつながるでしょう。

所得税法能力検定を管理しているのは、全国経理教育協会です。

所得税法能力検定の資格を取るとどんなメリットがある?
経理や財務の担当者や経営者は、法律に関する知識が必要になることもあります。この記事では、「所得税法能力検定」について、出題科目や資格取得のメリット、受験費用を紹介します。

経理の仕事におすすめの民間資格【BATIC(国際会計検定)】

BATIC(国際会計検定)は、国際的な会計知識の理解度を測定する試験です。英文簿記・国際会計理論に関する資格試験であり、グローバル企業で働きたい人、国際的に活躍したいビジネスパーソンにおすすめの資格です。

試験で出題されるのは、会計・簿記、仕訳や財務諸表分析、内部統制などの分野です。試験は英文で出題されるため、高い英語力も必要とされます。

BATICの試験を管理しているのは、東京商工会議所です。

BATIC(国際会計検定)の資格を取るとどんなメリットがある?
経理や財務として働く人は、簿記など会計に関する資格取得を目指しますよね。海外に拠点を持つ企業や外資系企業への就職・転職を希望する場合は、「BATIC(国際会計検定)」の取得がおすすめです。 この記事ではBATICについて、試験内容や受験資格、受験費用、ダブルライセンスのおすすめなどについて紹介します。

まとめ:経理としてのスキルアップやキャリアチェンジに資格を活用しよう

経理として働くためには資格が必須というわけではありませんが、資格取得を通して専門知識の習得や新たなキャリアプランが見えてくることがあります。高い専門性を有する経理は、会社から重宝されます。公認会計士や税理士へのキャリアチェンジも視野に入れながら、資格取得を目指すのもおすすめですよ。

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