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木材加工用機械作業主任者の資格を取るとどんなメリットがある?

木材加工の現場と木材加工用機械作業主任者 キャリアアップ
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建築材料によく用いられるのが「木材」ですが、この木材を加工する時には丸のこ盤などの危険な機械を使うため、安全上専門家の指揮・監督が欠かせません。そこで活躍する「木材加工用機械作業主任者」という資格について、以降で紹介していきます。

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木材加工用機械作業主任者とは、どんな資格?

木材加工用機械作業主任者とは、木材加工用機械を取り扱う作業を直接指揮し、機械と安全装置を点検し、それらに異常があった際には直ちに必要な措置を行い、治具・工具等の使用状況を監視する責任者です。

労働安全衛生法に定められた国家資格の一つで、丸のこ盤、帯のこ盤、かんな盤、面取り盤及びルーターなどの木材加工用機械を5台以上(自動送材車式帯のこ盤が含まれている場合は3台以上)備えている事業所は、作業主任者を配置することが義務付けられています。

学ぶ知識・技術

木材加工用機械作業主任者の国家資格を取得するには、各都道府県ごとに開催される木材加工用機械作業主任者技能講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。この講習で習得していく知識・技術は、以下の通りです。

  • 木材加工用機械その安全装置等の種類、構造に関する知識
  • 木材加工用機械その安全装置等の保守点検
  • 関係法令
  • 木材加工用機械作業の方法に関する知識

木材加工用機械作業主任者で目指せる職業、就職先は?

木材加工用機械作業主任者の資格取得後に目指せる主な就職先は、木材を扱う建築資材会社や建設会社です。

日本の住宅家屋は木造住宅が主流なので、建築資材としての木材の需要は非常に高く、建設会社や建築資材会社では木材加工のプロが常に必要とされています。特に、丸のこ盤など危険度の高い機械を使用する作業現場では、作業員への的確な指示や機械の安全管理、点検の指導、監督ができる木材加工用機械作業主任者が求められます。

木材加工用機械作業主任者になるとどんな悩みが解決できる?

木材加工用機械作業主任者の資格があると、下記のような悩み・問題が解決できるようになります。

木材加工用機械作業主任者が解決できること
  • 木材加工用機械を取り扱う作業を指揮し、機械と安全装置を点検することで、作業に伴う労働災害を防止し、労働者の身の安全を守る

木材加工用機械作業主任者の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受講資格)

木材加工用機械作業主任者の資格を取得するには、木材加工用機械作業主任者技能講習を受講し、修了試験に合格する必要があります。この講習を受講できるのは、下記に該当する人です。

木材加工用機械作業主任者技能講習の受講資格

  • 満18歳以上で、木材加工用機械による作業に3年以上従事した経験を有する者
  • 満18歳以上で、その他厚生労働大臣が定める者

取得にかかる費用

木材加工用機械作業主任者技能講習にかかる受講費用は、受講地によって異なりますが、おおよそ9,000円です(別途、テキスト代が必要)。

木材加工用機械作業主任者はどんな人におすすめの資格?

木材加工用機械作業主任者は、次のような人に取得がおすすめの資格です。

木材加工用機械作業主任者の資格取得がおすすめな人
  • 建築会社での就職・転職を有利に進めたい人
  • 職業能力開発促進法に定める養成訓練のうち、製材機械整備科、建築科、木工科などの訓練修了者
  • 木工機械調節、木型製作、木工、建築大工に関わる1級・2級の資格取得者(受講科目が一部免除されます)

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

木材加工用機械作業主任者の資格を管理し、資格講習を実施しているのは、各都道府県の労働局安全課、労働基準監督署、労働基準協会です。お住まいの自治体の労働基準協会などのHPを確認し、講習日程や会場などをご確認ください(下記は東京の例です)。

▼ 公益社団法人 東京労働基準協会連合会

まとめ:木材加工用機械作業主任者は、木材加工のプロフェッショナル!

建設関連業界で手に職をつけたい、という人に木材加工用機械作業主任者はおすすめの資格です。木材加工業に3年以上携わっているのであれば、転職を有利に進めるためにぜひ資格の取得を。

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