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海上特殊無線技士の資格を取るとどんなメリットがある?

無線で通信をする海上特殊無線技士 やりがい・夢を与える

海上での遭難事故を防ぐためには、船舶と陸上間の通信手段を維持することが不可欠ですが、そこで活躍する国家資格が「海上特殊無線技士」です。今回はこの海上特殊無線技士とはどんな役割を担う資格か、具体的な仕事内容や資格の取得方法、取得によるメリットなどを紹介していきます。

海上特殊無線技士とは、どんな資格?

海上特殊無線技士とは、船舶職員としてレーダーや、他船との無線交信の際に使用するVHF無線電話装置などを取り扱う専門技能職であり、国家資格です。

最近はスマートフォンなどの携帯端末が普及しており、船に乗る際に持参している人も多いと思いますが、携帯電話の電波は海岸から10km程度の沖合までしか届かないので、陸上との通信手段を確保するためには国際VHF等の無線設備が必要です。この無線設備の操作をするのが、海上特殊無線技士になります。

海上特殊無線技士の資格は「第一級」から「第三級」、「レーダー級」の4種類に分けられ、それぞれで操作できる範囲が下記のように異なります。

第一級海上特殊無線技士
無線電話による、「国際通信」ができる資格です。諸外国の200海里水域にて、漁船の沿岸国への出入国や漁獲量等の報告、国際航海に従事する船舶の港務通信設定・通信・舶用レーダーの操作を行います。
第二級海上特殊無線技士
日本沿岸・近海の海域において、無線電話やファクシミリの使用や国内通信、船舶のレーダーを取り扱える資格です。空中線電力10W以下の無線設備では1606.5キロヘルツから4000キロヘルツまでの周波数の電波を使用するもの、空中線電力50W以下の無線設備で25010キロヘルツ以上の周波数の電波を使用するものを操作できます。
第三級海上特殊無線技士
第二級と同様に、日本沿岸・近海の海域において、無線電話やファクシミリの使用や国内通信、船舶のレーダーを取り扱える資格です。船舶に施設する空中線電力5W以下の無線電話で、25010キロヘルツ以上の周波数の電波を使用するものの通信操作ができます。
レーダー級海上特殊無線技士
海岸局、船舶局及び船舶のための無線航行局のレーダーの外部の転換装置で、電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作ができます。

学ぶ知識・技術

海上特殊無線技士の国家資格を取得するには、国家試験に合格する必要があります。合格に向けて習得すべき知識・技術は、級ごとで以下のように異なります。

第一級海上特殊無線技士
  • 無線工学・法規(各12問/1時間)
  • 英語(5問/30分)
  • 電気通信術
第二級海上特殊無線技士
  • 無線工学・法規(各12問/1時間)
第三級海上特殊無線技士
  • 無線工学・法規(10問・20問/1時間)
レーダー級海上特殊無線技士
  • 無線工学・法規(各12問/1時間)

海上特殊無線技士で目指せる職業、就職先は?

海上特殊無線技士の資格取得後は、下記のような職業や就職・転職先が目指せるようになります。

  • 航海士
  • 交通管制官
  • 海上保安庁 など

海上特殊無線技士になるとどんな悩みが解決できる?

海上特殊無線技士になると、下記のような悩み・問題の解決に貢献できます。

海上特殊無線技士が解決できること
  • 船舶の運行中、無線設備の通信を操作し陸上との連絡を保つことで、海上での遭難事故を未然に防止する
  • 無線設備を有する総トン数20トン以上の船舶を運行する際、海上特殊無線技士は必置のため、資格取得によってキャリアの安定が見込める

海上特殊無線技士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

海上特殊無線技士の国家試験は特に受験資格がなく、年齢や学歴・職歴を問わずどなたでも受けられます。

取得にかかる費用

海上特殊無線技士試験の受験料は、級ごとで下記のように異なります。

第一級海上特殊無線技士
7,563円
第二級海上特殊無線技士
5,663円
第三級海上特殊無線技士
5,663円
レーダー級海上特殊無線技士
5,663円

海上特殊無線技士はどんな人におすすめの資格?

海上特殊無線技士は、船舶の運行中に他船との無線機器を操作し、交信を行う専門職です。陸上との連絡を保ち、遭難事故から乗務員の命を守るために不可欠な役割を担うため、下記のような人に向いている資格といえます。

  • 責任感を持って業務にあたれる人
  • 海上や船舶での仕事が好きな人
  • 無線機器の操作に興味がある人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

海上特殊無線技士の国家資格を管理し、試験を実施しているのは「公益財団法人 日本無線協会」です。試験は例年2月、6月、10月に開催されますが、その年の試験日程や海上、受験申請の〆切などについては下記の公式HPからご確認ください。

▼ 公益財団法人 日本無線協会

まとめ:海上特殊無線技士は、比較的取得しやすく就職に有利な国家資格!

海上特殊無線技士は、一定規模の船舶には必置のポジションであり、船舶など海上関係の仕事をしたい人におすすめの国家資格です。近年の国家試験合格率は一級で46.6%、二級で80.7%、三級で94.0%、レーダー級で95.4%程度と、比較的易しめなので、興味のある方はぜひトライを。

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