浄化槽管理士の資格を取るとどんなメリットがある?

浄化槽の点検、保守、管理を行う資格者の男性キャリアアップ
この記事は約4分で読めます。

私たちが普段トイレや洗濯をする上で排出される生活排水は、適切な処理を行わないと水質汚染や悪臭につながります。そこで活躍する国家資格が「浄化槽管理士」です。この浄化槽管理士とはどんな仕事を行うのか、資格の取得方法や取得後のメリットなどをご紹介していきます。

浄化槽管理士とは、どんな資格?

浄化槽管理士とは、家庭にある浄化槽の機能を正常に保つため定期的な点検を行う専門技能職です。

浄化槽とは、生活の中で発生する汚れた水(し尿や、炊事・洗濯・お風呂・洗面所などから出される生活排水)を綺麗な水に変えて、川などへ放流するための装置のことです。生活排水は、一日に一人あたり約200L排出しているとされ、これだけ多くの汚水を処理せず垂れ流してしまうと、不衛生なだけでなく、自然にも悪影響を及ぼします。

そのため、浄化槽は「浄化槽法」によって定期的な点検が義務付けられており、その業務を行うには浄化槽管理士の国家資格が必要とされます。浄化槽管理士は、浄化槽からの放流水の水質悪化や、悪臭の発生を防ぐために欠かせない役割を果たします。

浄化槽管理士の具体的な業務内容は、下記の通りです。

  • 浄化槽に付属する装置・機器類が正しく働いているかの保守点検
  • 浄化槽全体の運転状況や放流水の状況のチェック
  • 汚泥のたまり具合のチェック
  • 配管やろ材が目詰まりしていないかのチェック
  • 消毒剤の補充

学ぶ知識・技術

浄化槽管理士の国家資格を取得するには、資格試験に向けて、または講習にて下記の知識を習得する必要があります。

  • 浄化槽概論
  • 浄化槽行政
  • 浄化槽の構造及び機能
  • 浄化槽工事概論
  • 浄化槽の点検、調整及び修理
  • 水質管理
  • 浄化槽の清掃概論

講習にて資格を取得する場合は、最終日に全科目の試験が行われ、合格した者に免許が与えられます。

浄化槽管理士で目指せる職業、就職先は?

浄化槽管理士の資格取得後、目指せる主な就職・転職先は「浄化槽設備会社」です。
各家庭の浄化槽に対して、浄化槽管理士の数は不足傾向にあり、全国の浄化槽設備企業では常に求人募集を行っています。資格があれば、就職が有利に進むことでしょう。

浄化槽管理士になるとどんな悩みが解決できる?

浄化槽管理士になると、下記のような悩みや問題点が解決できます。

浄化槽管理士が解決できること
  • 浄化槽の定期的な点検を通じて、放流水による川の水質汚染を防ぐ
  • 浄化槽の点検や消毒剤の補充によって、悪臭の発生を防ぐ

浄化槽管理士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

浄化槽管理士の国家資格を取得するには、

  1. 浄化槽管理士試験を受験し、合格する
  2. 浄化槽管理士講習を受講し、修了試験に合格する

の2つの方法がありますが、いずれも年齢や学歴、職歴を問わずどなたでも受験・受講できます。

取得にかかる費用

浄化槽管理士の国家資格取得にかかる費用は、以下の通りです。

浄化槽管理士試験の受験料
20,200円
浄化槽管理士講習の受講料
129,700円

浄化槽管理士講習の時間は80時間、トータル13日間に及ぶため、受講料は相応の金額となっています。

浄化槽管理士はどんな人におすすめの資格?

浄化槽管理士は、各家庭の浄化槽の点検や整備を行う仕事であり、汚水を処理することもあるため、肉体的・精神的なタフさが求められます。
また、下記のような人にも取得がおすすめの資格です。

浄化槽管理士の資格取得がおすすめな人
  • 全国区で正社員の仕事を探したい人
  • 学歴や職歴を問わず、専門職に就きたい人
  • 上下水道・公害関連のキャリアプランを築きたい人(下水道技術検定、公害防止管理者とのダブルライセンス)
  • 倉庫やビルの施設管理の仕事に就きたい人(第二種電気工事士のダブルライセンス)

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

浄化槽管理士の国家資格を管理し、試験や講習を実施しているのは、「公益財団法人 日本環境設備教育センター」です。試験や講習の日程や会場、必要な手続きについては、下記の公式HPからご確認ください。

▼ 公益財団法人 日本環境設備教育センター
● 浄化槽管理士試験
● 浄化槽管理士講習

まとめ:社会的ニーズの高い浄化槽管理士。資格取得に向けてのハードルが低いのも魅力!

浄化槽管理士の資格を取得する方法は試験と講習の2通りがあり、いずれも学歴や職歴を問わず、どなたでもチャレンジできるのが魅力です。全国で求人がある社会的ニーズの高い仕事なので、専門的なキャリアプランを構築したい方は是非!

▼ 生活にまつわる資格の記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました