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航空管制官の資格を取るとどんなメリットがある?

航空管制室からパイロットに指示を出している女性 やりがい・夢を与える

空を飛ぶ航空機の安全な飛行を地上から支えるのが、「航空管制官」という専門職です。今回はこの航空管制官とはどんな資格か、具体的な業務内容や取得後のメリットなどをお伝えしていきます。

航空管制官とは、どんな資格?

航空管制官とは、地上から航空機へ安全な飛行ルートや気象情報に関する指示を出し、空の交通整理を行う職種です。レーダーや無線を用いて状況を把握し、他の航空機にぶつからずに空を飛べるよう、パイロットに指示や情報を与えます。

航空機を操縦するのはパイロットですが、航空管制官はいわばその心臓部分であり、大勢の乗客やスタッフの命を預かる重大な責任を担うポジションです。

国土交通省が行う航空管制官採用試験に合格した者がなれる国家資格で、合格者は国家公務員として任用されます。そして航空保安大学校で8ヶ月間の研修を受けた後、各地の空港や航空交通管制部に配属され、実地訓練を受けたのちに業務に携わるようになります。

航空管制官の具体的な仕事内容は、以下の通りです。

管制塔での管制業務
  • 滑走路を使う順番を決め、離陸・着陸の許可を出す
  • 誘導路の進み方を指示する
  • 飛行コースや高度を出発前に承認する
  • レーダー管制室や航空交通管制部にいる管制官との連絡・調整
レーダーを使った管制業務
  • レーダー室にてフライト中の航空機の位置を捉え、飛行状況を確認しながら、パイロットに高度・スピード・進路の指示を出す
  • 離着陸の際の誘導や進入角度の指示(滑走路近くの空域が混雑していた場合)

学ぶ知識・技術

航空管制官になるには、「航空管制官採用試験」に合格する必要があります。業務で必要となる語学力や記憶力が試される難関試験で、具体的には下記のような知識・技術が問われます。

一次試験

基礎能力試験(多肢選択式の筆記試験)
  • 知能分野(文章理解/判断推理/数的推理/資料解釈)
  • 知識分野(自然/人文/社会)
適正試験(多肢選択式の筆記試験)
  • 記憶についての検査(示された図や記号、数値などを記憶するもの)
  • 空間関係についての検査(空間的な方向や移動などの状態を判断するもの)
外国語試験
  • 英語のヒアリング
  • 英文解釈、和文英訳、英文法についての筆記試験

二次試験

外国語試験
面接形式の英会話試験
人物試験
人柄、対人的能力などについての個別面接

三次試験

適性試験
航空管制官として必要な記憶力、空間把握力についての航空管制業務シミュレーションによる試験
身体検査
主として胸部疾患(胸部X線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検査
身体測定
視力、色覚、聴力の測定

航空管制官で目指せる職業、就職先は?

航空管制官採用試験に合格した人の就職先は、各地の空港です。

ただ、合格者全員が必ず採用されるとは限りません。試験の最終合格者は採用候補者名簿(1年2ヶ月間有効)に得点順に記載され、航空保安大学校では成績などを考慮のうえ、最終的に採用者を決定します。

採用が決定した合格者は、航空保安大学校で8ヶ月間の基礎研修を受け、その後空港に配属されることになります。なお、航空保安大学校での基礎研修中から国家公務員扱いとなるため、給料やボーナスが支払われます。

航空管制官になるとどんな悩みが解決できる?

航空管制官になると、下記のような悩み・問題が解決できるようになります。

航空管制官が解決できること
  • 航空機に適切な離着陸指示や、フライト中の各航空機の交通整理をすることで、衝突などの事故を未然に防ぐ
  • フライト中に突発的なトラブルが起きた際、パイロットに的確な指示を出すことで、乗客や乗務員の命を守る

航空管制官の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

航空管制官の資格を取得するには、航空管制官採用試験に合格する必要がありますが、この試験を受けるには下記の条件を満たす必要があります。

航空管制官採用試験の受験資格(以下のいずれかを満たす者)

  • 21歳未満で、大学・短大・高等専門学校を卒業している者(見込み者含む)
  • 21歳以上30歳未満の者

なお、上記に該当していても、下記に当てはまる人は航空管制官採用試験を受験することはできません。

  • 日本の国籍を有しない者
  • 国家公務員法第38条の規定により国家公務員となることができない者

取得にかかる費用

航空管制官採用試験の受験料は無料で、航空保安大学校の授業料も無料です。

航空管制官はどんな人におすすめの資格?

航空管制官は、下記のような人におすすめの資格です。

航空管制官の資格取得がおすすめな人
  • 「人の命を預かる」ことへの責任感と使命感のある人
  • 協調性があり、チームワークを大切にできる人(他の管制官とトラブルの解決にあたることも大切です)
  • 英語力がある人
  • 空間認識能力が優れた人
  • イレギュラーな事態に直面した時も、冷静さを保って正しい判断ができる人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

航空管制官採用試験を実施しているのは、「人事院」です。試験日程や会場、受験案内や必要な申請手続きについては、下記の公式HPからご確認ください。

▼ 人事院

まとめ:航空管制官は難関の国家資格だが、就職後の安定性は抜群!

航空管制官は倍率約30倍ともいわれる難関資格ですが、年齢以外の面では国家試験への受験ハードルは低く、無事就職できた際は400〜600万円代の年収が見込めます。英語力や教養など様々な素養が必要ですが、航空機に携わるプロフェッショナルになりたい人は是非!

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