特別支援学校教諭の資格を取るとどんなメリットがある?

生徒の学習を支援する特別支援学校教諭やりがい・夢を与える
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目や耳が不自由な子供たちや、知的障害児の自立支援教育を行うプロフェッショナルが、「特別支援学校教諭」です。具体的にどんな仕事を担当するのか、どうすれば資格(免許)が取得できるのかなどを紹介していきます。

特別支援学校教諭とは、どんな資格?

特別支援学校とは、障害を持った児童・生徒が通う学校のことで、「養護学校」「盲学校」「聾学校」の3つを指します。この特別支援学校、あるいは一般の小中学校に併設されている特殊学級(視覚障害や聴覚障害、知的発達障害、肢体不自由など、何らかの障害を持つ児童・生徒のための学級)で勤務し、生徒一人ひとりの状態に合った指導を行う教員が「特別支援学校教諭」です。

特別支援学校教諭になるには、小学校・中学校・高等学校・幼稚園いずれかの教諭免許が必要で、さらに国家資格である「特別支援学校教諭免許」の取得が原則です。その後、各自治体が実施する教員採用試験を受験し、合格して採用されれば特別支援学校教諭として働けるようになります。

特別支援学校教諭の具体的な業務内容は、以下の通りです。

児童・生徒一人ひとりに合った教育
特別支援学校には、視覚障害者・聴覚障害者・知的障害者・肢体不自由者・病弱者など様々な障害を抱えた子供が在籍しています。学習面や生活面で抱える困難は一人ひとり違うため、それを克服し自立できるように、独自に製作したプリントや教材を使って教育をしたり、基礎体力作りのための運動指導なども行います。
子供の日常生活のサポート
特別支援学校教諭は、教員でありながら授業以外の対応が多い職種です。排泄の介助や着替えの指導など、子供たちが日常生活で困難を抱えることをサポートしていきます。また、保護者との綿密な情報共有も欠かせません。

学ぶ知識・技術

特別支援学校教諭になるには、障害のある幼児・児童・生徒の自立と社会参加に向けた指導方法、支援方法を習得していなくてはなりません。免許状を取得するには、大学で特別支援教育に関する専門科目を履修する、あるいは教員養成系大学の特別支援教育特別専攻科を修了するなどして、下記のような知識を学ぶ必要があります。

特別支援教育の基礎理論
特別支援教育領域
  • 心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理(知的障害児・肢体不自由児・病弱虚弱児)
  • 心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法(知的障害児・肢体不自由児・病弱虚弱児)
特別支援教育領域以外の領域
  • 心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理(視覚障害・重複障害・軽度発達障害)
  • 心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法(視覚障害・重複障害・軽度発達障害)
心身に障害のある幼児、児童又は生徒についての教育実習

特別支援学校教諭で目指せる職業、就職先は?

特別支援学校教諭としての主な就職先は、全国にある公立の特別支援学校、あるいは一般校の特別支援学級です。所有している免許状に応じて、幼稚部・小学部・中学部・高等部のいずれを担当するかを決めていきます。

特別支援学校教諭になるとどんな悩みが解決できる?

特別支援学校教諭になると、次のような悩み・問題が解決できます。

特別支援学校教諭が解決できること
  • 生徒一人ひとりの課題の克服をサポートし、社会的自立を促す(親の付き添いなしで家から学校まで行く、車椅子のまま電車に乗ってどこかへ行くなど)

特別支援学校教諭の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

特別支援学校教諭の資格を取得するには、まず下記のいずれかの条件を満たす必要があります。

  • 高校卒業後、大学の教職課程あるいは大学院で特別支援教育を専攻・卒業(修了)し、かつ幼稚園・小学校・中学校・高校いずれかの教員免許を取得する
  • 高校卒業後、一般の大学や短大を卒業して教育資格認定試験に合格し、かつ幼稚園・小学校・中学校・高校いずれかの教員免許を取得する
  • 高校卒業後、短大の教育科などを卒業し、幼稚園・小学校・中学校・高校いずれかの教員免許を取得する

上記の条件をクリアした上で、教育職検定、教員資格認定試験などに合格すると、特別支援学校教諭免許を取得できます。

取得にかかる費用

特別支援学校教諭の資格を取得するには、大学や短大の場合初年度納入金が約70〜230万円、専門学校の場合初年度納入金が約70〜110万円かかります。

特別支援学校教諭はどんな人におすすめの資格?

特別支援学校教諭は、次のような人に取得がおすすめの資格です。

特別支援学校教諭の資格取得がおすすめな人
  • 子供の成長を気長に待てる人
  • 毎日同じことの繰り返しの指導を苦に思わない、粘り強さのある人
  • 体力のある人(車椅子やトイレの介助などが頻繁に必要なため)
  • 保護者や地域の関連機関と連携できる、コミュニケーション能力のある人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

特別支援学校教諭の免許(国家資格)を管理しているのは、「文部科学省」です。特別支援学校教諭の免許資格を取得することのできる大学について知りたい方は、下記のHPをご確認ください。

▼ 文部科学省

まとめ:特別支援学校教諭はハードながら、やりがいの大きい教育専門職!

特別支援学校教諭は、一般校の教諭と比べて担当する業務内容が幅広く、また深い専門知識が必要なため、やりがいも収入も大きい教育職です。障害を抱える子供のサポートがしたいという方は、ぜひ資格取得を目指してください。

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