広告美術仕上げ技能士の資格を取るとどんなメリットがある?

広告デザインのカラーをチェックする広告美術仕上げ技能士やりがい・夢を与える
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駅の構内や街角で日常的に目にする「広告」を作るプロフェッショナルが、「広告美術仕上げ技能士」です。今回はこの広告美術仕上げ技能士の仕事内容、資格の取得方法などをお伝えしていきます。

広告美術仕上げ技能士とは、どんな資格?

街中でよく見かけるポスターやパネルなどの広告を制作し、広告が雨風の影響で劣化しないよう仕上げ加工をする専門職が「広告美術仕上げ技能士」です。都道府県知事が実施する国家資格・技能検定制度の一種で、広告美術技能検定試験に合格した人が技術士を名乗ることができます。

広告美術仕上げ技能士は、クライアントから注文が来たら現場に出向き、広告の設置箇所の寸法を計測し、下地の状態や周囲の環境を確認する調査を行います。そしてクライアントからの要望をヒアリングしながら、広告デザインやロゴの完成イメージを提案し、実物を作成していきます。

学ぶ知識・技術

広告美術仕上げ技能士になるには、広告美術技能検定試験に合格する必要があります。検定は1〜3級に区分され、それぞれ次の知識・技術が問われます。

1級広告美術技能検定試験

学科試験
  • 施工法一般:広告物の種類及び構造/広告物の製作方法/広告物の製作図の作成方法/広告物の取付け方法/広告物の安全に関する力学の基礎
  • 材料:広告板の仕上げに使用する材料の種類、性質及び用途
  • デザイン:コミュニケーションとデザイン/デザインの基礎/色彩/広告デザイン/広告景観に関する基礎
  • 関係法規:屋外広告物法関係法令/建築基準法関係法令/道路交通法関係法令/消防法関係法令及び電気用品安全法関係法令のうち、屋外広告物取付け工事に関する部分
  • 安全衛生:安全衛生に関する詳細な知識
  • 右記のうち、受検者が選択した1科目:広告板ペイント仕上げ法(広告板のペイント仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板のペイント仕上げ方法、ペイント仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)/広告板プラスチック仕上げ法(広告板のプラスチック仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板のプラスチック仕上げ方法、プラスチック仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)/広告板粘着シート仕上げ法(広告板の粘着シート仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板の粘着シート仕上げ方法、粘着シート仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)
実技試験(下記のうち、受検者が選択した1科目)
  1. 広告面ペイント仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/調色/広告面のペイント仕上げ/積算及び見積り
  2. 広告面プラスチック仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/広告面のプラスチック仕上げ/積算及び見積り
  3. 広告面粘着シート仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/広告面の粘着シート仕上げ/積算及び見積り

2級広告美術技能検定試験

学科試験
  • 施工法一般:広告物の種類及び構造/広告物の製作方法/広告物の製作図の作成方法/広告物の取付け方法/広告物の安全に関する力学の基礎
  • 材料:広告板の仕上げに使用する材料の種類、性質及び用途
  • デザイン:コミュニケーションとデザイン/デザインの基礎/色彩/広告デザイン/広告景観に関する基礎
  • 関係法規:屋外広告物法関係法令/建築基準法関係法令/道路交通法関係法令/消防法関係法令及び電気用品安全法関係法令のうち、屋外広告物取付け工事に関する部分
  • 安全衛生:安全衛生に関する詳細な知識
  • 右記のうち、受検者が選択した1科目:広告板ペイント仕上げ法(広告板のペイント仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板のペイント仕上げ方法、ペイント仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)/広告板プラスチック仕上げ法(広告板のプラスチック仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板のプラスチック仕上げ方法、プラスチック仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)/広告板粘着シート仕上げ法(広告板の粘着シート仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板の粘着シート仕上げ方法、粘着シート仕上げ以外の広告板の仕上げ方法)
実技試験(下記のうち、受検者が選択した1科目)
  1. 広告面ペイント仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/調色/広告面のペイント仕上げ
  2. 広告面プラスチック仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/広告面のプラスチック仕上げ
  3. 広告面粘着シート仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/広告面の粘着シート仕上げ

3級広告美術技能検定試験

学科試験
  • 施工法一般:広告物の種類及び構造/広告物の製作方法/広告物の製作図の作成方法/広告物の取付け方法
  • 材料:広告板の仕上げに使用する材料の種類、性質及び用途
  • デザイン:コミュニケーションとデザイン/デザインの基礎/色彩/広告デザイン/広告景観に関する基礎
  • 関係法規:屋外広告物法関係法令のうち、屋外広告物取付け工事に関する部分
  • 安全衛生:安全衛生に関する詳細な知識
  • 広告板粘着シート仕上げ法:広告板の粘着シート仕上げに使用する機械及び器工具の種類、用途及び使用方法、広告板の粘着シート仕上げ方法)
実技試験
  1. 広告面粘着シート仕上げ作業:広告面のデザイン構成/広告面のレイアウト/レタリング/広告面の粘着シート仕上げ

広告美術仕上げ技能士で目指せる職業、就職先は?

広告美術仕上げ技能士の主な就職先は、看板製作会社や広告代理店などです。屋内・屋外広告看板のデザインと製作、イベントの企画・施工を担当することになるでしょう。

近年は、主要ターミナル駅の通路などにある「OOH(Out of Home Media)」と呼ばれる屋外広告の依頼が増加傾向にあります。OOHは通りがかりにスマホで手軽に撮影でき、SNSでシェア・拡散されやすいため、企業からの人気が高いです。

広告美術仕上げ技能士になるとどんな悩みが解決できる?

広告美術仕上げ技能士になると、下記のような悩み・問題を解決できます。

広告美術仕上げ技能士が解決できること
  • おしゃれなデザインや色彩の広告を制作し、新商品や企業の魅力を伝える
  • ポスターやパネルが雨風に晒されて劣化しないよう、耐久性を持たせる特殊仕上げをする

広告美術仕上げ技能士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受検資格)

広告美術仕上げ技能士の資格を取得するには、広告美術仕上げ技能検定試験を受検し、合格する必要があります。広告美術仕上げ技能検定試験の受験資格は、1〜3級それぞれで下記の通りです。

広告美術仕上げ技能検定試験の受検資格

1級広告美術技能検定試験
  • 2級合格者で、2年以上の実務経験がある人
  • 7年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の高校卒業者で6年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の大学卒業者で4年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の短大・高専卒業者で5年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の専修・各種学校(厚生労働大臣指定校)卒業者で、800時間以上修了し、6年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の専修・各種学校(厚生労働大臣指定校)卒業者で、3,200時間以上修了し、4年以上の実務経験がある人
2級広告美術技能検定試験
  • 3級合格者
  • 2年以上の実務経験がある人
  • 職種と同じ学科の高校・大学・短大・高専・専修・各種学校を卒業している人
3級広告美術技能検定試験
  • 実務経験がある人

取得にかかる費用

広告美術仕上げ技能検定試験の受検にかかる費用は、実技試験で17,900円、学科試験で3,100円です。

広告美術仕上げ技能士はどんな人におすすめの資格?

広告美術仕上げ技能士は、次のような人に取得がおすすめの資格です。

広告美術仕上げ技能士の資格取得がおすすめな人
  • 洗練されたデザインを創作できる発想力がある人
  • 手先が器用な人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

広告美術仕上げ技能士の資格を管理し、試験を実施しているのは「中央職業能力開発協会(JAVADA)」です。その年の試験日程や試験会場、受検に必要な手続きについては、中央職業能力開発協会(JAVADA)にお問い合わせください。

▼ 中央職業能力開発協会(JAVADA)

まとめ:Web社会の今、広告美術仕上げ技能士のニーズは高まっている!

Web社会の現代では、屋外広告がSNSでシェアされ、大きな宣伝効果を得られるケースが増えてきているため、広告を手がける広告美術仕上げ技能士の社会的ニーズは高まっています。広告業界で手に職をつけたいという方は、資格取得に向けてトライを!

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