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認定コンプライアンス・オフィサーの資格を取るとどんなメリットがある?

認定コンプライアンス・オフィサーのできること IT・PC、事務系
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企業や団体はコンプライアンス遵守が求められますが、そのためには法律や企業倫理などに関するスペシャリストが必要です。この記事では「認定コンプライアンス・オフィサー」の資格について、試験の形式や出題範囲、受験資格、受検費用などを解説します。内部統制や法務などバックオフィスで働く人はぜひチェックしてくださいね。

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認定コンプライアンス・オフィサーとは、どんな資格?

認定コンプライアンス・オフィサーとは、企業や団体などにおいてコンプライアンスの態勢を整備し、機能させるために主導的な役割を担うスペシャリストです。認定コンプライアンス・オフィサーは、コンプライアンスについての理解はもちろん、コンプライアンスを実現するための内部統制や企業法務などに関する幅広い知識や判断力も習得していることが求められます。認定コンプライアンス・オフィサーは民間資格です。

学ぶ知識・技術

認定コンプライアンス・オフィサーの資格を取得するには、試験に合格する必要があります。試験は、以下の科目ごとに実施されます。試験の形式は、問題の約7割が択一式、約3割が記述式です。

Part1
企業経営と企業倫理
Part2
コーポレート・ガバナンスと内部統制
Part3
企業法務・コンプライアンスの基礎

試験では科目合格が認められています。ただし資格を取得するには、科目合格後2年以内に残りの科目に合格しなくてはいけません。試験の合格の目安は、正答率70%前後です。

試験はPart1からPart3で構成され、択一式と記述式で出題されます。配点が100点(択一式約70%、記述式約30%)満点です。各Partの試験時間は70分です。

Part1:企業経営と企業倫理
  • コンプライアンス概論
  • コンプライアンス体制
  • 企業の社会的責任と社会的責任投資
  • 経営管理論
  • 企業経営および企業倫理(ビジネス・エシックス)
Part2:コーポレート・ガバナンスと内部統制
  • コーポレート・ガバナンス論
  • 内部統制論
  • 内部監査論
  • リスクマネジメント論
Part3:企業法務・コンプライアンスの基礎
  • 法学概論
  • 民事法、会社法、行政法
  • 消費者関連法
  • 経済法、労働法、環境法、ディスクロージャー制度
  • その他、企業活動およびコンプライアンスに関連する法令全般

認定コンプライアンス・オフィサーで目指せる職業、就職先は?

認定コンプライアンス・オフィサーの資格取得で得た知識はさまざまな業界・職種で役立ちます。特に金融業界や企業の人事・総務・経営企画の人におすすめです。

認定コンプライアンス・オフィサーを取得するとどんな悩みが解決できる?

認定コンプライアンス・オフィサーの資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

認定コンプライアンス・オフィサーが解決できること
  • コンプライアンスの整備などを担い、企業や団体の社会的信頼を支える
  • 企業の適切な経営活動をサポートする
  • 企業や団体の業務の適法性や効率性を推進する

認定コンプライアンス・オフィサーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

認定コンプライアンス・オフィサーの受験資格に制限はありません。ただし、資格認定には3年以上の社会人としての実務経験が必要です。

パート2免除対象者
公認会計士、公認不正検査士(CFE)、公認内部監査人(CIA)
パート3免除対象者
司法試験、司法書士試験、行政書士試験、ビジネス実務法務検定1級または2級、法学検定アドバンストコース

取得にかかる費用

認定コンプライアンス・オフィサー試験の受験費用は、受験する科目数に応じて異なります。

  • 3科目一括受験:19,250円(税込) ※一括割引適用
  • 2科目受験:15,400円(税込)
  • 1科目受験:7,700円(税込)

認定コンプライアンス・オフィサー試験の開催場所

認定コンプライアンス・オフィサーの試験は、東京と大阪で開催されます。

認定コンプライアンス・オフィサーはどんな人におすすめの資格?

認定コンプライアンス・オフィサーは、企業や団体のコンプライアンス統括部門や内部監査部門で働く人におすすめの資格です。ただし認定コンプライアンス・オフィサーの資格取得を通して得た知識は、バックオフィスを始めとした幅広い職種の業務に役立ちます。

またコンプライアンスに関連する専門職、たとえば弁護士、司法書士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、コンサルタントの人も認定コンプライアンス・オフィサーの資格取得を通して知識をさらに深められるでしょう。

コンプライアンスは企業が優先すべき法令順守ですので、活動を続ける上で不可欠の概念です。そのため、専門知識を習得してスキルアップをした認定コンプライアンス・オフィサーは、これからの時代に重宝される人材となるでしょう。

認定コンプライアンス・オフィサーの資格取得がおすすめな人
  • コンプライアンス統括部門、内部監査部門で働く人
  • 法務、総務、CSR部門で働く人
  • 取締役、監査役
  • 経営に関わる人
  • 企業や団体の管理職・リーダーのポジションに就いている人
  • コンプライアンスに関連する専門職の人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

認定コンプライアンス・オフィサーの試験を主催しているのは、一般社団法人 コンプライアンス推進機構です。試験の詳細や申込については下記URLから確認してください。

▼ 一般社団法人 コンプライアンス推進機構

まとめ:企業や団体の活動を支えるのが認定コンプライアンス・オフィサー

認定コンプライアンス・オフィサーの資格に興味は湧きましたか?コンプライアンスに関する知識習得は、業務のスキルアップや会社・団体の信頼度アップにもつながりますよ。

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