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読書アドバイザーの資格を取るとどんなメリットがある?

読書アドバイザーの資格のメリット やりがい・夢を与える

本好きの人や読書が趣味の人におすすめの資格が「読書アドバイザー」です。この記事では読書アドバイザーの資格取得が向いている人、「JPIC読書アドバイザー養成講座」の概要、受講費用、テキストの内容や執筆者を紹介します。

読書アドバイザーとは、どんな資格?

読書アドバイザーとは、一般財団法人出版文化産業振興財団が主催する民間資格です。読書を通して国民の生涯学習推進・読書活動を推進することを目的とし、1993年から「JPIC読書アドバイザー養成講座」を開講しています。

学ぶ知識・技術

読書アドバイザーの講座で使用されるテキストの内容は、下記のように構成されています。/以下はテキストの該当章の執筆者です。

第1巻
  • 1章:本のはじまり/津野海太郎、評論家、和光大学 名誉教授)
  • 2章:読書アドバイザーとは何か/永江朗(フリーライター)
  • 3章:編集 書籍の現場から/安藤聡(晶文社 編集部執行役員)
  • 4章:雑誌の歴史と編集/木俣正剛(文藝春秋 常務取締役)
  • 5章:マンガ史と編集/夏目房之介(マンガコラムニスト)
  • 6章:デジタル時代の編集術/佐渡島庸平(コルク 代表取締役社長)
  • 7章:現場から語る「校閲」/井上孝夫(校閲者、新潮社 校閲部前部長)
  • 8章:本はどのようにして作られるか-印刷/中西秀彦(中西印刷 代表取締役社長)
  • 9章:西洋の製本の歴史/岡本幸治(製本家、書籍修復家)
第2巻
  • 1章:なぜ海外の書店を知る必要があるのか/星野渉(文化通信社 専務取締役編集長)
  • 2章:これからの書店のあり方/内沼晋太郎(numabooks代表、ブック・コーディネーター)
  • 3章:座談会 小さな出版社の立ち上げ方/永江朗、木瀬貴吉(ころから代表)、古川聡彦(編集者、猿江商會 代表)、安永則子(小さい書房)
  • 4章:書店開業/辻山良雄(書店「Title」店主)、堀部篤史(誠光社 店主)、大井 実(ブックスキューブリック 代表)
  • 5章:店頭から生まれるブーム/丸島基和(新文化通信社 代表取締役)
  • 6章:電子書籍による「本との出合い」/植村八潮(専修大学 教授、博士)
  • 7章:図書館の過去、現在、未来/大串夏身(昭和女子大学 名誉教授)
  • 8章:本の流通と分類/永江朗
  • 9章:ざっくり整理する「さまざまな読書活動と著作権」/福井健策(弁護士)
第3巻
  • 1章:本を届けるということ/幅允孝(BACH代表、ブックディレクター)
  • 2章:地方から始まる読書運動/南陀楼綾繁(フリーライター、編集者)
  • 3章:読み手の育てかた/山本多津也(猫町倶楽部 代表)、東えりか(書評家、HONZ 副代表)
  • 4章:書評の書き方/豊﨑由美(フリーライター、書評家)
  • 5章:古書の世界・古書店にもいろいろある/八木壮一(八木書店HDS、日本古書通信社 社長)
  • 6章:古本屋」の棚から見た読書術/岡崎武志(ライター、書評家)
  • 7章:生涯にわたる読書本はなんの役にたつのか?/佐々木宏子(鳴門教育大学 名誉教授)
  • 8章:読書の魅力と効用/長田弘(詩人)
  • 9章:児童文学とは?/今江祥智(児童文学作家)
  • 10章:「ポスト真実」時代の読解術/徳山嘉雄(ジャーナリスト、立正大学 教授)
  • 11章:出版界にまつわるお金の話/永江朗
  • 12章:読書推進の過去未来/肥田美代子(出版文化産業振興財団 理事長)

講座や資格の認定では、成績の良し悪しは問われません。講座の修了者には「修了証書」が授与されます。修了後は、修了生有志による自主運営組織「JPIC読書アドバイザークラブ(JRAC)」に入会(有料)することが可能です。

読書アドバイザーで目指せる職業、就職先は?

読書アドバイザーの資格は、趣味のブラッシュアップとして受験する人が多い資格です。就職や転職に直接的に役立つとはいえません。

読書アドバイザーを取得するとどんな悩みが解決できる?

読書アドバイザーの資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

読書アドバイザーが解決できること
  • 教養を磨くことができる
  • 読書の楽しみ方を提案することができる

読書アドバイザーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

読書アドバイザーの講座の受講資格に制限はありません。ただし講義は全8回で構成されており、全ての回を受講する必要があります。

取得にかかる費用

読書アドバイザーの講座の受講費用は、一般が50,000円 (税込)、JPIC賛助会員が45,000円(税込)です。この金額には、テキスト3編、レポート3回、添削、その他各種資料費などが含まれています。ただし、配信・交通・宿泊・昼食などの費用は、受講者が負担します。

読書アドバイザー講座の日程

読書アドバイザーの講座は、全8回開催されます。2022年度(第29期)の講義は、8月下旬の土日2日間、10月下旬の土日2日間、1月下旬の土日2日間、3月下旬の土日2日間で開催されました。講座はオンラインと実地開催の両方がありました。

読書アドバイザーはどんな人におすすめの資格?

読書アドバイザーは。本や読書が好きな人におすすめの民間資格です。就職や転職に役立てるというよりは、趣味や自己研鑽のために講座を受講すると考えましょう。

ただし出版業界や書店、図書館司書など本に携わる人は、読書アドバイザーの資格取得を通して仕事に関するヒントや気づきを得られることがあるかもしれません。テキストの執筆者は業界の第一線で活躍する方たちですので、さまざまな刺激を受けられます。

読書アドバイザーの資格取得がおすすめな人
  • 本や読書が好きな人
  • 情報共有にメリットを感じる人
  • 出版業界に貢献したい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

読書アドバイザーの資格を認定しているのは、一般財団法人 出版文化産業振興財団です。講義の詳細や申込については下記URLから確認してください。

▼ 一般財団法人 出版文化産業振興財団

まとめ:本が好きな人や出版業界の人の自己研鑽におすすめ

読書アドバイザーの講座は、本や読書に関する考え方や価値観が刺激される内容となっています。より深く読書の世界を楽しみたい人は、資格取得を検討してみてくださいね。

本の未来を探す旅 台北

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