ボイラー溶接士の資格を取るとどんなメリットがある?

修理箇所を探すボイラー溶接士やりがい・夢を与える
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温水や蒸気を作るためのボイラーは、私たちの生活に欠かせない機器の一つですが、このボイラーを製造・修理するプロフェッショナルが「ボイラー溶接士」です。このボイラー溶接士とはどんな資格か、資格の種類や取得方法などを紹介していきます。

ボイラー溶接士とは、どんな資格?

ボイラーとは、燃料の灯油や石炭などを燃やし、そのエネルギーによりお湯や水蒸気を作る機器で、身近なところでいうとお風呂の給湯システムが該当します。そういったボイラーの製造・修理を手掛ける専門職が「ボイラー溶接士」です。

各家庭だけでなく、工場や病院、発電所など大型の建物でも、ボイラーで動いている機械はたくさんありますが、ボイラーは溶接によって製造されている機器です。また特殊性が高く、少しのミスで大事故につながる恐れがあるため、専門的な知識と高度な技術が求められます。そのため国家資格に指定されており、資格は「普通」と「特別」の2つに分けられています。

普通ボイラー溶接士
第1種圧力容器、フランジや管台の溶接を行えます。また、25mm以下のボイラーの溶接が可能です。
特別ボイラー溶接士
全ての種類のボイラー、第1種圧力容器の製造や改造、修繕を行えます。

学ぶ知識・技術

ボイラー溶接士になるには国家試験に合格する必要がありますが、そのためには下記の知識・技術を習得しておかなければなりません。

学科試験
  • ボイラー構造・材料知識
  • ボイラー工作・修繕知識
  • 溶接施工方法概要
  • 溶接棒・溶接部の性質概要
  • 溶接部検査概要(
  • 溶接機器取扱い知識
  • 安全知識
  • 法令関係
実技試験
  • 横向き突合せ溶接(特別ボイラー溶接士試験の場合)
  • 下向き・立向き突合せ溶接(普通ボイラー溶接士の場合)

ボイラー溶接士で目指せる職業、就職先は?

ボイラー溶接士の資格があると、下記のような現場での就職が有利に進みやすくなります。

  • ボイラーの製造工場
  • 発電所
  • 製造業(自動車、建設機材、重機など)

ボイラー溶接士になるとどんな悩みが解決できる?

ボイラー溶接士は、自身の知識や技術を活かして、下記のような悩みを解決できます。

ボイラー溶接士が解決できること
  • ボイラーや圧力容器、機械などの溶接・修理を行える
  • 正確な溶接をすることで、人命に関わるような事故を未然に防ぐ

ボイラー溶接士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

ボイラー溶接士の国家資格を取得するには、ボイラー溶接士試験を受験し合格する必要があります。この試験を受けるには、下記の受験資格を満たすことが条件です。

ボイラー溶接士試験の受験資格

普通ボイラー溶接士
1年以上溶接作業の経験がある人(ガス溶接・自動溶接を除く)
特別ボイラー溶接士
普通ボイラー溶接士免許を取得しており、1年以上ボイラーまたは第一種圧力容器の溶接作業の経験がある人(ガス溶接・自動溶接を除く)

取得にかかる費用

ボイラー溶接士試験の受験にかかる費用は、下記の通りです。

学科試験
6,800円(普通・特別いずれも共通)
実技試験
  • 普通ボイラー溶接士:18,900円
  • 特別ボイラー溶接士:21,800円

なお、ボイラー溶接士の免許には、普通・特別いずれも2年間の有効期限があり、その都度更新手続きが必要です。有効期限が切れてから2年以内に実技試験のみを受け、合格することで免許更新ができます。

ボイラー溶接士はどんな人におすすめの資格?

ボイラー溶接士は、下記のような人に取得がおすすめの国家資格です。

ボイラー溶接士の資格取得がおすすめな人
  • ボイラー関連の業務見習いをしており、キャリア&年収アップを狙っている人
  • 他の溶接系の資格を取得している人
  • 求人数が多い仕事に就きたい人(ボイラー溶接士は専門職であり、有資格者でないと従事できない仕事のため)
  • 常に丁寧で根気よく仕事ができる人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

ボイラー溶接士の国家資格を管理し、試験を実施しているのは「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」です。試験は例年2月と9月の上旬に行われますが、その年の試験日程や試験会場、申請に必要な手続きについては、下記の公式HPからご確認ください。

▼ 公益財団法人 安全衛生技術試験協会

まとめ:ボイラー溶接士は、年収も求人数も安定したおすすめの国家資格!

ボイラーは慎重に扱わないと危険な機器のため、製造や修理をするにはボイラー溶接士の資格が必要になります。仕事内容の専門性は高く、有資格者の求人も多く存在する上に、普通ボイラー溶接士の試験は比較的難易度が低いとされているため、将来性を重視する人はぜひ取得に向けてトライを!

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