薬剤師の資格を取るとどんなメリットがある?

薬の説明をする薬剤師の女性やりがい・夢を与える
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薬剤師とは、どんな資格?

薬剤師は、医薬品全般の幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。有機化学や無機化学など化合物に関する基礎的知識をはじめ、体内で薬がどのように作用するかといった知識、さらには病気や治療についても習得しているプロフェッショナルで、大学の薬学部を卒業し、薬剤師国家試験に合格した人だけが取得できる国家資格でもあります。

薬剤師の具体的な仕事内容は、以下の通りです。

  • 医師の処方せんに基づいた薬の調剤
  • 患者に対する、薬の服用方法についての指導
  • 飲み合わせの確認
  • 薬局にて、薬を購入する客に対して市販薬の説明・管理・販売

学ぶ知識・技術

薬剤師国家試験に合格するには、下記の知識を習得する必要があります。

  • 物理・化学・生物
  • 衛生
  • 薬理
  • 薬剤
  • 病態・薬物治療
  • 法規・制度・倫理
  • 実務

上記の7科目は、90問の「必須問題試験」、225問の「一般問題(薬学理論問題・薬学実践問題)」に分けられ、試験時間は最大2時間半と長期に及びます。合格するには、「トータル65%以上の正答率」と「科目ごとの合格基準点」を達成する必要があります。
苦手科目で点数が取れないと、総合正答率が65%以上でも不合格になってしまうので注意しましょう。

薬剤師で目指せる職業、就職先は?

薬剤師の就職先として最も多いのは薬局ですが、下記のように幅広く求人も出ています。

薬局の薬剤師
  • 処方せんによる調剤、薬の正しい使い方の指導、飲み合わせのチェック
  • 一般用医薬品を販売する際には、一般客の求めに応じて、その症状に合った薬を探したり、症状の度合いに応じて専門医等への受診を勧めたりするなど、セルフメディケーションのサポート
  • 漢方薬や健康食品・サプリメントの選び方の相談、禁煙サポートなど
病院・診療所の薬剤師
  • 薬の調剤、注射薬や点滴の調剤・管理
  • 薬の飲み方の指導
  • 薬の在庫確認
製薬会社の薬剤師
  • 薬の研究・開発や品質管理
  • 薬に関する情報を収集・管理し、医師や看護師に適切な情報を提供する
卸売販売会社の薬剤師
  • 病院や薬局に薬を売る、問屋的な役割を果たす
行政の薬剤師
  • 国、県庁、保健所などの薬事監視員として、医薬品等の表示・保管・適正使用について調査、指導、監視をする
  • 衛生研究所などの公立研究機関では、試験検査、医薬品研究を行う

薬剤師になるとどんな悩みが解決できる?

薬剤師は、下記のような悩みを解決できるのが強みです。

薬剤師が解決できること
  • その薬がどんな効用のある薬なのか、どのように服用すればよいのか、どんな副作用が考えられるかを丁寧に説明して、患者さんに理解してもらうことで、思わぬ副作用を未然に防ぐ
  • 患者さんの体重や症状に合わせた細やかな配合で、健康回復をサポートする
  • 一般客の相談を聞き、症状に合う薬を選択・販売することで病状の回復を目指す
  • 薬の研究開発によって医学の未来を変える

薬剤師の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

薬剤師の資格を取るには国家試験に合格する必要がありますが、下記の受験資格をクリアしないと試験を受けることはできません。

薬剤師国家試験の受験資格

  1. 大学の薬学部か薬科大学で6年制の薬剤師養成課程を修了している者
  2. 外国の薬学校を卒業しているか、外国で薬剤師免許を受けている者
  3. 平成18年度〜平成29年度までの間に大学に入学し、4年制の薬学部を卒業した後、大学院で薬学の修士課程または博士課程を修了している者

取得にかかる費用

薬剤師国家試験の受験手数料は、6,800円です。

薬剤師はどんな人におすすめの資格?

薬剤師は、人の命に直結する薬を扱うだけに、ミスが許されない職種でもあります。そのため、下記のような気質を持っている人に向いている仕事といえるでしょう。

  • 専門的な知識をつけていくことが苦ではない
  • 忙しい中でも冷静な判断ができる
  • 注意力や集中力が強い
  • 患者さんの信頼に応えられるような責任感、倫理観がある

また、下記の職種の人は薬剤師の資格を取得することで、できる業務の幅が広がり、キャリアアップが目指せるでしょう。

薬剤師国家資格の取得がおすすめな人
  • 栄養士
  • 調剤薬局の継業予定がある人
  • 医療分野、薬剤分野で活躍したい人、社会貢献したい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

薬剤師国家資格の実施・管理を行っているのは「厚生労働省(および各地の国家試験臨時事務所)」です。毎年例年2月中旬ごろに試験が実施されますが、その年の試験日程、会場、必要な申請手続きなどは下記のHPからご確認ください。

▼ 厚生労働省

まとめ:「薬剤師」は就職先の候補が多い、おすすめの国家資格

薬剤師になるには大学の薬学部を卒業する必要がありますが、他の医療職とのダブルライセンスでキャリアアップが狙える上に、就職先も幅広い魅力的な国家資格です。化学や医療職に興味がある方は、ぜひ取得に向けて挑戦して見てください。

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