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グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の資格を取るとどんなメリットがある?

GFIのインストラクター やりがい・夢を与える

ダイエットや病気予防のために運動をする人が増えています。スポーツクラブやジムではトレーナーがいて、正しい知識をもって効果的に運動をすることをサポートしてくれます。

この記事ではインストラクター資格の「グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)」について、試験概要や受験料などを解説します。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)とは、どんな資格?

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)は、運動のインストラクター資格のひとつです。公益社団法人日本フィットネス協会(JAFA)が認定しています。

もともとJAFAは、1987年にACSM(アメリカスポーツ医学会)認定HFI(現EP-C)の資格認定テスト・教習ワークショップを開始した団体です。1988年には、ADI(旧制度のエアロビックダンスエクササイズインストラクター)の認定、2004年にはJAFA AQUA(アクアウォーキングとアクアビクス)の資格認定を開始し、フィットネス指導者資格の認定を行ってきました。

2014年にADIとJAFA AQUAが再構築され、グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)資格制度が開始されました。

フィットネス指導に関する国家資格はありませんが、JAFAは内閣府認定の公益法人です。JAFA認定の指導者として資格を取得することで、専門知識や技術を習得していることを客観的に証明できます。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)では、次の6つの種目に関して資格を認定します。

  • AD:エアロビックダンス
  • RE:レジスタンス
  • SE:ストレッチング
  • WE:ウォーキング
  • AQW:アクアウォーキング
  • AQD:アクアダンス

学ぶ知識・技術

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)になるには、次のいずれかの流れで認定テストに合格する必要があります。

  1. 養成校(大学・短大・専門学校、フィットネスクラブ等が主催する養成コースなど)を修了・卒業
  2. 認定テストに合格
  3. 登録

養成校に通わない一般の方の場合は、下記の流れで認定テストを受験します。

  1. eラーニングによる理論学習、資格取得講習会での実技学習
  2. 認定テストに合格
  3. 登録

認定テストでは、理論知識と実技が問われます。

認定テスト:理論知識

フィットネス基礎理論
フィットネス概論、運動器の基礎解剖学、運動生理学、体力学・トレーニング科学、運動処方、運動と栄養・体重管理、心と運動、運動と安全管理、事故・傷害の予防 など
グループエクササイズ指導理論
指導者の役割、指導の準備、指導の実際、指導者の動き、グループエクササイズのクラス運営 プロになるための心得 など
種目別の指導理論
各種目における基礎知識、基本の動き、プログラミング、指導法 など

筆記テストは、全種目共通テストとして「フィットネス基礎理論」「グループエクササイズ指導理論」が出題されます。種目別テストでは、「種目別の指導理論」が出題されます。

理論知識は、「ベーシックインストラクター(中級)」・「インストラクター(上級)」両方の資格に必要です。

認定テスト:実技能力

  1. 見本となる動作を示すことができる実演能力
  2. 動きの指示や注意ができる指導能力
  3. 条件に応じて、動きを修正・アレンジしたり、連続性のある動き(コリオグラフィー)を作成できるプログラミング能力(上級レベルのみ)

実技テストでは、基礎能力テストとして各種目における規定動作の実演が出題されます。
また、各種目における規定動作の指示・指導、応用力テストもあります。

実技能力のうち、1と2を有する場合は「ベーシックインストラクター(中級)」レベルとしての能力を有しています。1~3すべての能力を有する場合は、「インストラクター(上級)」レベルとして認定される能力を有しています。

合格基準

合格基準は次のように定められています。

筆記テスト
3種類のテストそれぞれで、正答率約60%を獲得
実技テスト
各種目の評価項目で、基準以上の「○」評価を得る(評価項目数は種目により異なる)こと

認定テストに合格して認定登録を行った後は、約2年ごとに更新手続きが必要となります。更新では、JAFA教育単位が付与されるワークショップやセミナーの受講などをします。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)で目指せる職業、就職先は?

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)になると、下記の職種への就職・転職に役立ちます。

  • フィットネスクラブ、スポーツジム
  • 自治体のスポーツ施設
  • フリーランスのトレーナー

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)を取得するとどんな悩みが解決できる?

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)になると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)が解決できること
  • 安全に運動を楽しむことをサポートする
  • 運動を通した健康増進に貢献できる

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

資格認定テストの受験資格は、18歳以上であることです。

取得にかかる費用

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の資格取得に関しては、下記の費用がかかります。

各テストに対応する講習会(実技)/eラーニングの受講料
  • A:4,400円(eラーニング)
  • B:2,200円(eラーニング)
  • C:3,300円(eラーニング)
  • D:4,400円
  • E:5,500円
認定テストの各試験項目の受験料
  • aフィットネス基礎理論(筆記):3,300円
  • bグループエクササイズ指導理論(筆記):2,200円
  • c種目別指導理論(筆記):2,200円
  • d基礎能力(実技):4,400円
  • e応用力(実技):4,400円
認定登録料
15,400円

ベーシックインストラクター(中級)の場合は、Eの受講・eの受験は必要ありません。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)はどんな人におすすめの資格?

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の合格率は、86.5%(2018年度)で比較的合格を狙いやすい資格といえます。健康運動指導士・健康運動実践指導者の現有資格者は、認定テストの「フィットネス基礎理論」科目の受験が免除されます。

若者から高齢者まで健康志向の高まりが続いています。運動は食事と同じくらい健康には欠かせません。正しい知識と専門スキルを有したグループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)は、運動に関する指導者として高い信頼性を獲得できます。

フィットネスクラブやスポーツジムへの就職・転職を目指す人は、資格取得を目指してみてはいかがでしょう。

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の資格取得がおすすめな人
  • 健康運動指導士・健康運動実践指導者の有資格者
  • 体を動かすことが好きな人
  • 健康増進に関心が高い人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)の資格を認定しているのは、公益社団法人日本フィットネス協会です。

試験の詳細や申込については下記HPから確認してください。

▼ 公益社団法人日本フィットネス協会

まとめ:運動に関する仕事や健康に関心がある人におすすめの資格

グループエクササイズフィットネスインストラクター(GFI)になると、運動の面から人々の健康維持をサポートすることができます。健康志向の高まりもあり、運動に関する指導者へのニーズもある程度の安定が見込まれます。運動や健康に関心がある人は、資格取得を検討してみてくださいね。

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