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検索技術者検定(検索検定)の資格を取るとどんなメリットがある?

検索検定のメリット IT・PC、事務系

インターネットやデジタル技術の発展により、世の中がますます情報社会として発展しています。世の中に情報があふれる中、正しく情報を読み取り活用する能力が求められています。

この記事では、情報プロフェッショナルを目指す人におすすめの検索技術者検定(検索検定)について、試験概要や習得できるスキルなどを紹介します。

検索技術者検定(検索検定)とは、どんな資格?

検索技術者検定は「検索検定」と呼ばれることもある資格で、企業や大学、組織などの研究開発やマーケティング、企画などの仕事を行うための情報検索能力を問う検定です。

世の中にあふれる情報の中から信頼性の高い情報を入手し、活用できる情報プロフェッショナルの育成を目的としています。

検索検定は1級、2級、3級にレベル分けされています。

3級
情報検索の基本的なスキルや情報調査のリテラシー能力を習得しているレベルです。情報関係の授業を履修した大学生、専門学校生、一般の社会人、図書館員等を想定しています。
2級
個人として情報収集活動を実施している⼈、情報関係の⼤学で情報活⽤についての授業を履修した⼈、企業や組織で情報検索業務に従事している人、図書館員など情報検索が業務に含まれる人向きのレベルです。情報源、データベース、検索システム、具体的な検索技術が問われます。
1級
情報検索業務の実務経験が豊富な人、情報活動に関する高い知識とスキルを有する上級情報担当者向けのレベルです。

学ぶ知識・技術

検索検定を取得するには、試験に合格する必要があります。各級の出題内容を紹介します。

3級の試験内容

出題範囲
  1. 情報検索技術に関する知識と実践
  2. 情報組織化と流通
  3. さまざまなネットワーク情報資源
  4. 知的財産権、著作権に関する知識
  5. ネットワーク社会と情報セキュリティー
試験時間
60分

2級の試験内容

出題範囲
  1. 情報検索技術に関する知識と実践
  2. 情報組織化と流通
  3. 専門分野の情報資源
  4. 情報の利活⽤
  5. 情報の最新技術
  6. 情報の伝達と評価
試験時間
150分

1級の試験内容

出題範囲
  1. インフォプロとしての経験、考え方
  2. マネジメント・スキル
  3. ユーザー教育
  4. 指導育成⼒
  5. 部⾨間調整⼒
  6. 問題解決⼒
  7. プレゼンテーション能⼒
一次試験の形式
  1. 論⽂試験︓共通テーマ(インフォプロとしての経験・考え方、ユーザー教育・指導育成⼒・部門間調整⼒・問題解決⼒・プレゼンテーション能⼒)
  2. 論⽂執筆者のプロフィールに関するレポート
二次試験の形式
決められた課題に関するプレゼンテーション能⼒、情報検索関連業務についての考え方や企画⼒、情報検索技術と問題解決能⼒を組み合わせた情報サービスのスキルなどを問う
試験時間
150分

二次試験では、情報関連における各種団体・活動への参加、口頭発表、文献発表などの実績も評価の対象となります。

検索技術者検定(検索検定)で目指せる職業、就職先は?

検索技術者検定(検索検定)を取得していなくても情報検索関連の仕事に就くことはできます。ただしこの資格を取得していると、情報検索能力の証明に役立ちますので転職や昇進の際に評価されることがあるでしょう。

就職や転職で検索検定の有資格者であることを履歴書に書く場合、1級を取得しているのが理想的です。下記の職種への就職において、検索検定の有資格者であることが自己アピールにつながります。

  • 情報検索サービス会社
  • ソフト会社
  • コンピュータメーカー
  • 企業の情報管理部門
  • 企業の企画業
  • マーケティング・リサーチ業界
  • 新聞社
  • 通信社
  • 図書館

検索技術者検定(検索検定)になるとどんな悩みが解決できる?

検索検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

検索技術者検定(検索検定)が解決できること
  • 数多くの情報の中から正しい情報を取捨選択し、活用できる
  • 知的財産や著作権を理解し、法律的なリスクを未然に防ぐ
  • 論文などを正しく読み取り、高精度の情報を入手できる

検索技術者検定(検索検定)の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

3級と2級は、受験資格の制限はありません。誰でも受験可能です。

1級は、検索技術者検定2級(情報検索応⽤能⼒試験2級、データベース検索技術者認定試験2級含む)合格者が受験できます。

取得にかかる費用

検索検定の試験の受験料は、級ごとに下記のように定められています。

  • 3級:6,600円(税込)
  • 2級:6,600円(税込)
  • 1級:11,000円(税込)

検索技術者検定(検索検定)試験の日程

2021年度の試験は、下記の日程で試験が実施されました。

3級
2021年8月~2022年1月までが受験期間で、試験期間中は何度でも受験可能。受験料は一回ごとにその都度支払いが必要。
2級
2021年11月下旬に実施。
1級
一次試験は2021年11月下旬に実施。合格者は2022年2月中旬に二次試験を受験。

実施される年度によって、試験の日程は変更される可能性があります。受験の申込時に試験日程も確認するようにしましょう。

検索技術者検定(検索検定)はどんな人におすすめの資格?

検索検定は、情報を適切に取り扱う仕事をする人におすすめの資格です。大学生、一般の社会人、情報関連の専門職まで幅広い人が受験しています。

インターネットの発展に伴い、世の中に情報が氾濫するようになりました。価値ある情報へのアクセシビリティが高まる一方で、誤った情報や悪意のある情報も存在しています。

正しい情報を選び活用できる能力を有することで、社会からの信頼を得られる品質の高い仕事やサービスを提供できるようになります。

検索技術者検定(検索検定)の資格取得がおすすめな人
  • 情報リテラシーの基本を身に付けたい人
  • 仕事で情報を適切に取り扱う必要がある人
  • 情報に関する知識や管理能力のスキルアップをしたい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

検索検定の試験を管理しているのは、一般社団法人 情報科学技術協会です。試験の詳細や申込は下記HPを確認してください。

▼ 一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)

まとめ:情報を取り扱うプロフェッショナルであることを証明できる資格です

検索技術者検定(検索検定)を取得すると、情報の取り扱いや管理能力を有している証明となります。今後も情報社会はますます発展することが予想され、知的財産や著作権に関する知識をしっかりと習得している人材は重宝されるでしょう。情報のプロフェッショナルとして仕事を円滑に進めたい人におすすめの資格ですので、興味がある人はチャレンジしてみてください。

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