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ネットショップ検定(ネットショップ実務士)の資格を取るとどんなメリットがある?

ネットショップの経営・運営 使える民間資格

オンライン通販はいまや一般的な買い物となりました。インターネット環境があれば場所を問わず好きなときに必要なものを買うことができるのはとても便利ですよね。

ニーズの高いネットショップですが、運営や収益化のためには知識やノウハウが欠かせません。この記事では、ネットショップの運営に関する民間資格「ネットショップ検定(ネットショップ実務士)」について紹介します。

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)とは、どんな資格?

ネットショップ検定とは、Eコマースで実務を行う上で必要な知識とスキルを評価する検定試験です。合格者は「ネットショップ実務士」として認められます。

この記事では、ネットショップ実務士レベル1~3について紹介します。

ネットショップ実務士レベル1(基礎知識)
Eコマースに関する体系的な基礎知識を証明する資格。ネットショップ運営初心者や新卒予定者、ネットショップ業界への転職を目指す社会人向け。
ネットショップ実務士レベル2(実践知識)
ネットショップを運営し、売上向上などのための実践知識を証明する資格。すでにネットショップ運営者として仕事をしている人やECコンサルタントを目指す人向け。
ネットショップ実務士レベル3(実践経験)
Eコマースにおけるマネジメント、プロモーション、Web制作、運営において、適正な実践能力があることを証明する資格。該当する職種のプロフェッショナルとして認められるレベル。

学ぶ知識・技術

ネットショップ検定レベル1~レベル3の試験の内容は下記の通りです。

レベル1(マークシート形式、試験時間:80分)

1.ビジネス知識
  • ネットショップのビジネス環境
  • 小売業の分類と特徴
  • ネットショップの位置づけ
  • ネットショップの動向
  • ネットショップ業界に必要なスキル
  • 社会人としての基礎知識
2.前提知識
  • ネットショップの動向
  • ネットショップ実務の共通知識
  • ネットショップ事業の準備
3.実施知識
  • ネットショップの制作
  • ネットショップのプロモーション
  • ネットショップの運用
レベル1合格基準
4択70問。70%(49問)以上の正答率、1・2・3の合格評価カテゴリごとに、50%以上の正答率で合格

レベル2(マークシート形式、試験時間:80分)

1.運営業務
  • 受注~出荷指示
  • 物流センター業務
  • 問い合わせ対応、クレーム対応
  • 商品管理
2.Web制作業務
  • トップページ
  • 商品ページ
  • その他ページ
  • 商品写真の企画と撮影技法
  • カラーデザイン
3.ライティング(書く力)
  • キャッチコピー・文章
  • メールマガジン
  • 新規顧客獲得(キーワードマネジメント)
4.プロモーション業務
  • 新規顧客獲得
  • リピート購入(リテンション)
  • 時事問題(日本の経済動向、用語など一般常識)
レベル1合格基準
4択70問。70%(49問)以上の正答率、1・2・3の合格評価カテゴリごとに、50%以上の正答率で合格

レベル3

ネットショップ実務士レベル3は、マネジメント、プロモーション、Web制作、運営の4つの職種が設定されています。

マネジメント(M)
マーケティング、Web制作、ショップ運営など、ネットショップ全体に必要な専門知識を持ち、実践スキルがある
プロモーション(P)
優良なネットショップにてプロモーション業務に一定以上携わった経験があり、定常業務を熟知している
Web制作(W)
優良なネットショップにてサイト制作およびサイト運用業務に一定以上携わった経験があり、定常業務を熟知している
運営(O)
優良なネットショップにて運営業務に一定以上携わった経験があり、定常業務を熟知している

優良ネットショップでの勤務実績の証明は、勤務実績認定証明書の提出によって行います。書類審査通過者は面接を受け、合格者がネットショップ実務士レベル3として認められます。

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)で目指せる職業、就職先は?

ネットショップ検定に合格すると、ネットショップを運営する企業への就職が見込めます。また、個人でネットショップを開業するときにも役立つでしょう。

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)を取得するとどんな悩みが解決できる?

ネットショップ検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

ネットショップ検定(ネットショップ実務士)が解決できること
  • ネットショップを適切に運営することで、収益アップにつながる
  • ネットショップに関する顧客対応のノウハウを学べる

ネットショップ検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

ネットショップ検定のレベル1とレベル2は、誰でも受験可能です。

レベル3は、ネットショップ実務士レベル2の取得が必須です。また、優良ネットショップでの勤務実績の証明も必要です。

優良ネットショップとは
連続した3か月間において、ネットショップによる3か月間の総売上が500万円以上かつネットショップによる単月の売上が100万円以上であること。
勤務実績の証明とは
優良ネットショップの上記の該当期間に、40営業日以上の勤務経験があり、実際にネットショップ運営に携わっていること、かつその実績が申請日より3年以内であること。また、雇用主・上司による勤務実績認定申請書への署名・捺印がされていること。

取得にかかる費用

ネットショップ検定の受検費用は下記の通りです。

  • レベル1:7,000円(税込)
  • レベル2:7,500円(税込)
  • レベル3:7,000円(税込)

ネットショップ検定試験の日程

ネットショップ検定試験は全国各地のテストセンターで随時実施されています。ただし年末年始は除きます。申込はインターネット受付のみです。

ネットショップ検定はどんな人におすすめの資格?

メーカー、食品、衣類、医薬品など、さまざまな業界でネットショップは運営されています。店舗を持たずに販売業が始められるため、低コストで効率的に運営することもでき、個人の開業も人気です。

ネットショップは、若者から高齢者まで幅広い年代のユーザーがいます。気軽に家にいながら買い物をしたい人、自分ではなかなか買い物に出かけられない人、店舗では販売されていない商品を購入したい人、たくさんある商品を比較しながら購入を検討したい人など、ネットショップの利用目的もさまざまです。

今後もネットショップの需要は高まることが考えられる一方で、競合とのシェア争いも予想されます。収益を維持してネットショップを運営するためにも、業界の動向やサイト運営の知識、ノウハウは不可欠でしょう。

ネットショップ検定の資格取得がおすすめな人
  • EC業界への就職・転職を検討している人
  • ネットショップ開業を企画する企業で働く人
  • 個人でネットショップ開業を計画している人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

ネットショップ検定は、一般財団法人 ネットショップ能力認定機構が管理しています。試験の申込や詳細については、下記HPから確認してください。

▼ 一般財団法人 ネットショップ能力認定機構

まとめ:EC業界への就職やネットショップ開業を目指す人はチャレンジする価値あり

ネットショップ運営事業は、さまざまな業界が力を入れている分野です。EC業界やネットショップの運営担当部署への就職を目指す人は、ネットショップ検定受験を通して基礎知識や役立つ事例を学ぶことができるでしょう。個人でネットショップ開業を計画する人も是非チャレンジしてみてください。

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