乾燥設備作業主任者の資格を取るとどんなメリットがある?

仕事を行う乾燥設備作業主任者キャリアアップ
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加工食品工場で使われる乾燥設備は、扱い方を間違えると火災などの大事故につながる恐れがあるため「乾燥設備作業主任者」の監督が必要不可欠です。今回はこの乾燥設備作業主任者とはどんな資格か、活躍できる職場や取得の方法などを紹介していきます。

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乾燥設備作業主任者とは、どんな資格?

乾燥設備作業主任者とは、労働安全衛生法で規定された作業主任者の一種です。「乾燥設備」を使用する際に、有害な溶液や設備の点検、現場の監督・指揮などを行い、作業の安全性を確保する専門職になります。

「乾燥設備」とは、火薬類取締法に規定する火薬類以外のものを、熱源を用いて加熱乾燥する乾燥室・乾燥器のことです。具体的には、加工食品の乾燥設備や自動車整備業者が塗装した自動車を乾燥させる設備などが該当します。下記のものを用いる現場では、乾燥設備作業主任者の配置が義務付けられています。

  • 内容積が1㎥以上のもの
  • 固定燃料で最大消費量が毎時10キロ以上のもの
  • 液体燃料で最大消費量が毎時10リットル以上のもの
  • 気体燃料で最大消費量が毎時1㎥以上、電力エネルギーで定格消費量が10キロワット以上のもの
  • 熱源として電力を使用するもの(定格消費電力が10キロワット以上のものに限る)

学ぶ知識・技術

乾燥設備作業主任者になるには、乾燥設備作業主任者技能講習を受講して下記の知識を習得する必要があります。

乾燥設備及びその附属設備の構造、取扱いに関する知識
  • 乾燥設備の種類及び構造
  • 熱源の概要
  • 加熱装置の種類
  • 構造及び取扱い
  • 換気装置
  • 温度調整装置
  • 温度測定装置
  • 安全装置その他の附属設備の構造
  • 機能及び取扱い
乾燥設備、その附属設備等の点検整備及び異常時の処置に関する知識
  • 乾燥設備の構造部分
  • 加熱装置及び換気装置
  • 温度調整装置
  • 温度測定装置
  • 安全装置その他の附属設備の点検整備及び異常時における応急の処置
  • 停電時及び乾燥物の異常時における応急の処置
  • 乾燥設備の設置場所等の点検整備
乾燥作業の管理に関する知識
  • 熱源の危険性
  • 乾燥物の性状及び危険性
  • 乾燥の方法
  • 乾燥後の処置
  • 爆発、火災、中毒等の防止
  • 作業標準
  • 可燃性ガス等の検知の方法
  • 保護具
  • 消火及び救急の方法
関係法令
  • 労働安全衛生法
  • 労働安全衛生法施行令(昭和四十七年政令第三百十八号)及び労働安全衛生規則中の関係条項

講習にかかる時間は2日間です。最後の修了試験に合格した人が、乾燥設備作業主任者の資格を取得できます。

乾燥設備作業主任者で目指せる職業、就職先は?

乾燥設備作業主任者の資格取得後は、下記のような危険物乾燥設備を扱う現場での就職が見込めます。

  • 食品加工会社
  • 印刷会社
  • 製紙工場 など

乾燥設備作業主任者になるとどんな悩みが解決できる?

乾燥設備作業主任者になると、下記のような悩み・問題の解決に貢献できます。

乾燥設備作業主任者が解決できること
  • 乾燥設備の扱い方の監督・指導を通じて、火災や爆発といった大事故や労働災害を未然に防ぐ

乾燥設備作業主任者の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受講資格)

乾燥設備作業主任者の資格を取得するには、乾燥設備作業主任者技能講習を受ける必要があります。この講習の受講資格は、以下の通りです。

乾燥設備作業主任者技能講習の受講資格

  • 乾燥設備の取扱いの作業に5年以上従事した経験を有する者
  • 大学または高等専門学校にて理科系統の正規の学科を専攻して卒業した者で、その後1年以上乾燥設備の設計・製作・検査または取扱いの作業に従事した経験を有する者
  • 高等学校において理科系統の正規の学科を専攻して卒業した者で、その後2年以上乾燥設備の設計・製作・検査または取扱いの作業に従事した経験を有する者

取得にかかる費用

乾燥設備作業主任者技能講習の受講にかかる費用は講習会場によって異なりますが、おおよそ12,000円程度です(テキスト料は別途1,500円程度)。

乾燥設備作業主任者はどんな人におすすめの資格?

乾燥設備作業主任者は、次のような人に取得がおすすめの資格です。

乾燥設備作業主任者の資格取得がおすすめな人
  • 乾燥設備を使う業種での就職・転職を有利に進めたい人
  • 安定的な年収を得たい人(平均年収500万円)

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

乾燥設備作業主任者の資格の認定団体は厚生労働省で、技能講習は全国各地の労働基準協会連合会が実施しています。資格を取得したい方は、お住まいの自治体の労働基準協会連合会のHPから、講習日程や会場などをご確認ください。

まとめ:乾燥設備作業主任者は、求人も年収も安定した国家資格

乾燥設備作業主任者は知名度の低い国家資格ですが、特定の現場では配置が必須とされており、求人も年収も比較的安定している専門職です。興味のある方はぜひ取得に向けてトライを。

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