不適切な行動をした企業はコンプライアンス違反として責められることがあり、さまざまな企業がコンプライアンス推進に取り組んでいます。この記事では「認定コンプライアンス・アドバイザー」について、資格取得の要件、試験の科目、受験費用などを解説します。
認定コンプライアンス・アドバイザーとは、どんな資格?
認定コンプライアンス・アドバイザーとは、企業や団体などにおいて、倫理コンプライアンス、内部統制、リスク・マネジメントなどに不可欠な基礎知識を身につけた優れたビジネスパーソンを認定する資格です。
認定コンプライアンス・アドバイザーは下記のようなコンプライアンス概念や知識に精通していることが求められます。
- 企業経営
- 企業倫理
- 企業法務
- ガバナンス
- 内部統制
- リスクコントロールなど
学ぶ知識・技術
認定コンプライアンス・アドバイザーを取得するためには、以下の要件のうちいずれかを満たし、資格認定申請する必要があります。
- 認定コンプライアンス・アドバイザー試験に合格していること
- 通信講座「コンプライアンス総合コース」を所定の要件を満たして修了していること
- 通信講座「コンプライアンス基礎コース」を所定の要件を満たして修了していること
- 通信講座「管理職 企業倫理・コンプライアンスコース」を所定の要件を満たして修了していること
認定コンプライアンス・アドバイザー試験は、3科目で構成されます。
- 科目
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- Part1「企業経営と企業倫理」
- Part2「コーポレート・ガバナンスと内部統制」
- Part3「企業法務・コンプライアンスの基礎」
- 出題形式
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- 択一式:30問
- 記述式:6問前後
科目合格が認められますが、有効期間は合格発表時から2年間です。
認定コンプライアンス・アドバイザーで目指せる職業、就職先は?
認定コンプライアンス・アドバイザーを取得すると、就職や転職においてコンプライアンスに関する知識を有していることを証明できます。内部監査や内部統制、マネジメント職の人の自己アピールにつながるでしょう。
認定コンプライアンス・アドバイザーを取得するとどんな悩みが解決できる?
認定コンプライアンス・アドバイザーを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 認定コンプライアンス・アドバイザーが解決できること
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- 企業や団体のコンプライアンス遵守を推進する
- コンプライアンス違反による信頼低下を防ぐ
- 従業員が働きやすい職場環境作りをサポートする
認定コンプライアンス・アドバイザーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
認定コンプライアンス・アドバイザーの資格認定要件は、下記いずれかを満たすことです。
- 資格認定要件
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- 通信講座「コンプライアンス基礎コース」を以下の要件を満たして修了していること
- 通信講座「管理職 企業倫理・コンプライアンスコース」を以下の要件を満たして修了していること
- 通信講座「コンプライアンス総合コース」を以下の要件を満たして修了していること
取得にかかる費用
認定コンプライアンス・アドバイザーの資格取得にかかる費用は、下記の通りです。
- 認定コンプライアンス・アドバイザーの資格取得費用
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- コンプライアンス基礎コース受講費用:32,670円(税込36,300円)
- 管理職 企業倫理・コンプライアンスコース受講費用:39,600円(税込44,000円)
- コンプライアンス総合コース受講費用:48,000円(税込52,800円)
- 認定登録料:12,100円
認定コンプライアンス・アドバイザーはどんな人におすすめの資格?
企業や団体の社会的責任や法令順守のニーズが高まる中、認定コンプライアンス・アドバイザーはあらゆる業界・職種で必要とされる専門家といえます。企業や団体が社会からの信頼を維持し、活動を継続するためにも、企業倫理への理解促進や法令に関する知識を担う人材が不可欠です。
管理職や内部統制などはもちろんですが、新入社員やこれから社会に出る学生にもおすすめの資格です。
- 認定コンプライアンス・アドバイザーの資格取得がおすすめな人
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- 内部監査や内部統制で働く人
- 管理職
- 社会的責任に関心がある人
- コンプライアンス意識を磨きたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
認定コンプライアンス・アドバイザーを主催・運営しているのは、一般社団法人 コンプライアンス推進機構です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:コンプライアンスの徹底を牽引する人材になろう!
コンプライアンスの遵守は今や社会の常識。あらゆる業界でコンプライアンスに詳しい人材が求められますので、ぜひ資格取得を検討してくださいね。
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