仕事に役立つ知識を身に付けたい、美容や料理をもっと楽しみたい!という人は「カラーデザイン検定」の受験がおすすめです。この記事ではカラーデザイン検定の1級、2級、3級の概要、試験の出題範囲、受験資格と受験費用などを解説します。
カラーデザイン検定とは、どんな資格?
カラーデザイン検定とは、色彩の知識や色彩が持つ効果・影響の知識を習得した人が取得できる資格です。試験では色彩に関する知識だけでなく、マーケティングの基礎知識やプレゼンテーション手法の知識も問われます。
合格者には、カラーマーチャンダイジング(色が商品を強くする)の知識を持つ「色の戦略家」としてコンサルティングをする役割が期待されます。
カラーデザイン検定には1級、2級、3級の級数が設けられています、ただし1級試験はインターネット試験への移行準備のため、現在は実施されていません(2024年2月時点)。
学ぶ知識・技術
カラーデザイン検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。
3級
3級は色彩の基本知識が必要です。検定公式テキスト(無料ダウンロード可能)で学習します。
- 試験時間
- 60分
- 試験方式
- インターネット試験(IBT)50問
- 出題範囲
-
- 色の連想と象徴
- 色名
- 色彩学の基礎
- 混色
- 食べ物と色
- ファッションと色
- インテリアと色
- 合格基準
- 70%以上
2級
3級で得た知識をベースに、配色に加えてデザインの基本的な知識が出題されます。
- 試験時間
- 70分
- 試験方式
- インターネット試験(IBT)50問
- 出題範囲
-
- 色知覚の三要素、光と色の関係・照明
- 眼のしくみさまざまな色の見え方、ユニバーサルカラーの考え方
- カラーシステムのいろいろ
- 配色の基本とカラーコーディネート
- 色の対比と同化、色の情報性
- 色名
- 合格基準
- 70%以上
カラーデザイン検定で目指せる職業、就職先は?
カラーデザイン検定を取得したことが就職や転職に直接役立つとはいえませんが、さまざまな業界・職種の仕事に知識を発揮できるでしょう。デザイナーやアパレル、文房具の企画開発など、色彩の知識が求められる仕事はたくさんあります。
カラーデザイン検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
カラーデザイン検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- カラーデザイン検定が解決できること
-
- Webや商品開発などの配色知識が身に付く
- 配色のコンサルタントで売上戦略などを促進する
カラーデザイン検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
カラーデザイン検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
カラーデザイン検定の受験費用は、個人申込と団体申込で下記のように定められています。
- 3級
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- 個人申込:4,800円(税込)
- 団体申込:4,000円(税込)
- 2級
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- 個人申込:5,500円(税込)
- 団体申込:4,800円(税込)
カラーデザイン検定試験の日程
2級と3級の試験は、パソコン、スマートフォン、タブレットから24時間365日受験可能です。
カラーデザイン検定はどんな人におすすめの資格?
色彩は人の感情や購買意欲にも影響します。商品開発やマーケティング、広報、Web担当などに携わる人は、色彩に関する専門知識を習得することによって、よりクオリティの高いものづくりや売上戦略につながるでしょう。
色やデザインといったクリエイティブ知識だけでなく、マーケティングやプレゼンテーションのスキルアップにもつながりますので、カラーデザイン検定は幅広く活躍したい人におすすめの資格です。
- カラーデザイン検定の資格取得がおすすめな人
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- 色彩が持つ効果に関心がある人
- マーケティングやプレゼンもスキルアップしたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
カラーデザイン検定を主催・運営しているのは、国際カラーデザイン協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:専門知識を習得して色が持つ効果を味方につけつ♪
さまざまな商品や料理、美容品など、色によって印象がガラリと変わるものは多いはず。専門知識を習得することで、色が持つ効果を味方に付ければ仕事やプライベートがもっと充実するでしょう。
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