ネイリストは美容系の職種の中でも人気があり、実績次第では独立開業を目指せる仕事です。ネイリストとしてキャリアアップや独立開業を考えている人は、ネイルサロン衛生管理士の資格取得を検討してみてはいかがでしょう。この記事では、ネイルサロン衛生管理士の講習概要や受講費用などを解説します。
ネイルサロン衛生管理士とは、どんな資格?
ネイルサロン衛生管理士とは、NPO法人 日本ネイリスト協会が認定する民間資格で、安全で安心なネイルサービスの普及や公衆衛生を目的として設立されました。ネイルサロン衛生管理士は、ネイルサロンの衛生管理に関する知識を習得したことを客観的に証明できます。
ネイルサロン衛生管理士の資格取得者数は、86,548名となっています(2022年9月末日)。
ネイルサロン衛生管理士の資格は、2014年6月に制度改正が行われました。旧制度では二度の手続き完了後に資格が永続認定されていましたが、新制度では一度のみの継続手続きで永続認定を受けることができます。
学ぶ知識・技術
ネイルサロン衛生管理士の資格を取得するには、JNA認定校で実施される講習会を受講し、確記テスト(筆記試験)に合格する必要があります。JNA認定校は各地に存在しています。
- 講習内容
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- 第1部:理論講習(約180分間)
- 第2部:確認テスト(択一方式20問、試験時間20分間)
- 第3部:試験問題解説・まとめ・成績発表
- 筆記試験の合格基準
- 100点満点で80点以上
受講者には、講習当日にテキストが配布されます。合格者には認定証とバッジが授与されます。不合格者は補習受講が設けられています。
ネイルサロン衛生管理士で目指せる職業、就職先は?
ネイルサロン衛生管理士の資格を取得すると、ネイルサロンへの就職や転職に役立つでしょう。特にJNA認定ネイルサロンへの就職や転職で自己アピールにつながります。
また、独立開業したいと考えているネイリストにもおすすめの資格です。
ネイルサロン衛生管理士を取得するとどんな悩みが解決できる?
ネイルサロン衛生管理士の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- ネイルサロン衛生管理士が解決できること
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- 安心と安全が確保されたネイルサービスの提供に貢献できる
- 店内の不衛生によるトラブルやクレームを防ぐ
- JNA認定ネイルサロンの運営をサポートする
ネイルサロン衛生管理士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
ネイルサロン衛生管理士の受講資格は、18歳以上の人が対象です。ネイルサロンでの実務経験は必要ありません。
取得にかかる費用
ネイルサロン衛生管理士の講習の受講費用は、一般価格とJNA会員価格で異なります。価格にはテキスト代、認定証・バッジ交付手数料が含まれます。
- 受講料
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- 一般価格:10,560円(税込)
- JNA会員価格:6,160円(税込)
JNA会員価格は、下記の人が適用の対象者となります。
- JNA個人会員(正・一般)
- JNA法人会員(正・賛助)の社員
- JNA認定ネイルサロンのスタッフ
- 講習開催校の在校生
- 講習開催校の卒業生
認定証発行料・継続手続き手数料は下記の通りです。
- JNA個人正会員:1,100円
- JNA個人一般会員:2,200円
- 非会員:3,300円
ネイルサロン衛生管理士はどんな人におすすめの資格?
ネイリストとして働くためには、資格が必須というわけではありません。ネイルサロン衛生管理士の資格も必須というわけではありませんが、資格を取得しておくとお客様に対して衛生管理が行き届いたネイルサロンであることをアピールできます。
将来的にはネイルサロンを開業したいと考えている人、自宅をネイルサロンにして独立したい人にもおすすめの資格です。
- ネイルサロン衛生管理士の資格取得がおすすめな人
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- 将来はネイリストとして働きたい人
- ネイリストとして働いている人
- ネイリストとして開業や独立を考えている人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
ネイルサロン衛生管理士の資格を認定しているのは、NPO法人 日本ネイリスト協会です。試験の詳細や申込については下記URLから確認してください。
まとめ:独立開業を目指すネイリストはネイルサロン衛生管理士取得がおすすめ
ネイリストとしてのキャリアアップや独立開業を考えている人は、ネイルサロン衛生管理士の資格を取得しておくと安心。興味がある人は講習の受講を検討してみてくださいね。
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