国際連合公用語英語検定試験(国連英検)の資格を取るとどんなメリットがある?

国連英語とキャリアアップキャリアアップ

英語に関する資格「国際連合公用語英語検定試験(国連英検)」は国連が主催しており、英語のコミュニケーションスキルを重視した試験です。国連英検を取得すると、どの程度のレベルの英語力、コミュニケーションスキルを証明できるのでしょう。

試験の出題内容や受験費用、受験資格などとあわせて、国連英検の特徴を紹介します。

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)とは、どんな資格?

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)は、国連の理念である「国際協力」「国際理解」をコンセプトに、「真に役立つグローバル・コミュニケーション能力」の育成を目標とし、英語力を測定する試験です。試験で出題されるのは、国連の活動に沿ったトピックであることが特徴です。

試験で出題されるトピックには、

  • 世界平和
  • 地球環境
  • 世界政治
  • 世界経済
  • 人権
  • 食品
  • 医療 など

があります。

世界情勢や国際時事問題を広く取り扱っているのも特徴です。語学力だけでなく、総合的な国際コミュニケーションスキルが問われます。世界中で起こっている問題を認識し、自分の考えや解決策を論理的に伝達する表現力が求められます。

受験級は特A級からE級まで6種類があります。

E級
中学修了程度の文法・文型に基づく英語を理解している。簡単な趣味や自己紹介ができる
D級
高校1、2年程度の文法・文型に基づく英語を理解している。買い物の簡単なリクエストができたり、外国人に道を聞かれて案内ができる
C級
高校修了程度の文法・文型に基づく英語を理解できる。旅先やフランクな食事の場で会話を楽しんだり、簡単な電話の取り次ぎができる
B級
英字新聞や雑誌の比較的やさしい記事、日常生活で遭遇する場面を扱った会話文、読みやすい随筆や短編小説などを理解できる。インターネットや雑誌の情報を活用できたり、電話の応対が大きな支障なくでき、日常生活で自由に意志を伝えられる
A級
英字新聞等の記事、小説や劇の一場面などを短時間に理解する、あるテーマについて論理的にまとまった内容を英文で表現する、外国人と日常の身近な出来事、時事問題などに関して討論する能力を身に付けている
特A級
英語力に加えて、国際的に通用する知識・情報なども習得している。文化、経済等、多くの分野の問題を自由に討論できる

A級以上では、国際会議などで意思を自由に伝えることができる英語力、英語によるコミュニケーションスキルを有しているレベルです。国際的な話題の会話を英語で流暢にでき、通訳なしで契約交渉ができるでしょう。

国連英語とTOEIC・実用英検のダブルライセンス

TOEICまたは実用英語技能検定の有資格者が国連英語を受験した場合、国連英語の各級における合格者のレベルが発表されています。TOEICは合格者の平均点、実用英検は合格者の取得している級数の割合が算出されました。

TOEIC
  • 特A級:TOEIC 967.78
  • A級:TOEIC 918.74
  • B級:TOEIC 752.55
  • C級:TOEIC 561.19
実用英語技能検定
  • 特A級:実用英検1級が約9割を占める
  • A級:実用英検1級が約5割、準1級が約3割を占める
  • B級:実用英検2級が5~6割、準1級が約3割を占める
  • C級:実用英検準2級が約5割、2級が約3割を占める

学ぶ知識・技術

国連英検の試験は、コミュニケーション能力を重視しています。B級~E級ではリスニングや作文問題の比重が高く、A級以上は2次試験として面接試験が実施されます。特A級の試験では、ネイティブ試験官に加え、元外務省大使など外交実務経験者や国際関係を研究する大学教授が試験官として面接を行います。

各級の試験の概要を紹介します。

E級
  • 試験時間:80分
  • 満点:80点
  • リスニング:30問
  • リーディング:50問
D級
  • 試験時間:100分
  • 満点:100点
  • リスニング:40問
  • リーディング:60問
C級
  • 試験時間:100分
  • 満点:100点
  • リスニング:40問
  • リーディング:60問
B級
  • 試験時間:120分
  • 満点:100点
  • リスニング:40問
  • リーディング:40問
  • 作文:配点20点
A級
  • 試験時間:120分
  • 満点:100点
  • リーディング:80問
  • 作文:配点20点
  • 面接:10分間( 面接は1次試験合格後の2次試験)
特A級
  • 試験時間:120分
  • 満点:100点
  • リーディング:80問
  • 作文:配点20点
  • 面接:15分間(面接は1次試験合格後の2次試験)

試験は、指定テキスト『新わかりやすい国連の活動と世界』から出題されます。受験前にはこのテキストを使って準備するのがおすすめです。

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)で目指せる職業、就職先は?

国連英検を取得すると下記のメリットが受けられ、就職や転職に役立てることができるでしょう。

  • 特A級の合格者には、外務省国際機関人事センター実施の「JPO派遣候補者選考試験」で加点が行われる
  • C級以上の合格者は、高等学校卒業程度認定規則において英語科の資格としてレベル認定される
  • 国際協力機構(JICA)では、C級以上の合格者が派遣職種によって語学力の評価基準として採用されている
  • 警視庁の警察官採用試験(第1次試験)の「資格経歴等の評定」において、C級以上の合格者については第1次試験の成績の一部として評価される

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)を取得するとどんな悩みが解決できる?

国連英検を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)が解決できること
  • 国際的な問題や課題について、英語を使ってより深く理解できる
  • 自分の考えや意見を英語で表現する能力が向上する

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

国連英検の受験資格に制限はありません。中学生から社会人、シニアまで幅広い年代が受験しています。

取得にかかる費用

国連英検の受験料は、単願受験と併願受験で下記のように定められています。

単願受験
  • 特A級:12,500円
  • A級:10,000円
  • B級:7,500円
  • C級:4,500円
  • D級:4,000円
  • E級:3,000円
併願受験
  • 特A級・A級:20,000円
  • A級・B級:15,000円
  • B級・C級:11,000円
  • C級・D級:8,000円
  • D級・E級:6,000円

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)試験の日程

国連英検は年2回、全国の主要都市で開催されます。A・C・E級が午前に実施され、特A・B・D級が午後に実施されます。

午前と午後で隣接する級を同日中に受験することが可能です。ただし、同一実施回の同一級多重受験は禁止されています。

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)はどんな人におすすめの資格?

国連英語の特徴は、英語を使ったコミュニケーションスキルの向上に役立つこと、世界的な問題に関する知識が求められることです。国際人としてのスキルアップにつながりますので、グローバル企業で働く人や国際公務員、外交官を目指す人におすすめです。

仕事でなくとも、世界で発生している問題への関心が高い人は、国連英語検定でスキルアップした英語をとおしてより深くそうした問題を理解できるようになるでしょう。

国際連合公用語英語検定試験(国連英検)の資格取得がおすすめな人
  • 国際公務員を目指す人
  • 外交官を目指す人
  • グローバルに展開する企業で働く人
  • 世界的な問題に関心がある英語の学習者

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

国連英語は日本国際連合協会が主催し、外務省が後援しています。試験の詳細や申込については下記HPから確認してください。

▼ 日本国際連合協会

まとめ:国際公務員や外交官を目指す人の英語スキルアップにおすすめ

国連英検は、将来的に国際公務員や外交官になりたいと考えている人の英語力アップにおすすめです。語学力に加えて、国際人に求められるコミュニケーションスキルや時事問題に関する知識も習得できます。キャリアプランを考える中で、国連英検の取得を検討してくださいね。

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