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公認スキー準指導員・指導員の資格を取るとどんなメリットがある?

公認スキー準指導員・指導員の役割 やりがい・夢を与える

スポーツ指導に関連する資格の中でも、冬季スポーツに関心がある人もいますよね。この記事では全日本スキー連盟が認定する公認スキー準指導員・指導員の資格について解説します。養成講習や検定の概要、受検資格、資格を取得するメリットをチェックしてくださいね。

公認スキー準指導員・指導員とは、どんな資格?

公認スキー準指導員・指導員とは、全日本スキー連盟が認定するスキーの滑走技術指導者の資格です。

公認スキー準指導員
スキーに必要な技術を理解し、指導することができます。特に基本的な運動技術全般について、応用段階へスキルアップするまでの過程を正しく指導できる力が必要です。
公認スキー指導員
一般のアルペンスキーに必要な技術を理解し、指導することができます。スキーの本質的な楽しみ方をコーディネートできるような指導者像が想定されています。

学ぶ知識・技術

公認スキー準指導員・指導員になるには、養成講習の受講と検定の受検が必要です。

公認スキー準指導員

公認スキー準指導員になるには、養成講習を受講し、検定に合格する必要があります。養成講習は講習単位43時間(集合講習28時間、自主学習15時間)で、下記の内容で構成されます。

①基礎理論15時間
集合講習6時間、自主学習9時間
②指導実習6時間
集合講習2時間、自主学習4時間
③実技実習22時間
集合講習20時間、自主学習2時間

検定内容には、実技検定と理論検定があります。実技検定は基礎課程が4種目、実践課程が4種目の合計8種目で構成されます。各種目のジャッジは検定員が行います。

基礎課程の検定種目
  • プルークボーゲン/緩斜面・整地
  • 滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開/緩斜面・整地
  • 基礎パラレルターン・小回り/中急斜面・ナチュラル
  • 横滑りの展開/中急斜面・ナチュラル
実践課程の検定種目
  • シュテムターン/中急斜面・ナチュラル
  • パラレルターン・大回り/急斜面・ナチュラル
  • パラレルターン・小回り/中急斜面・不整地
  • 総合滑降・リズム変化/総合斜面・ナチュラル
理論検定

合格判定は、下記の3つの項目によって審査されます。

  1. 実技検定の各種目の合格基準は、検定員3名の平均値(小数点第一位を四捨五入)を取得ポイントとし、75ポイント以上が合格
  2. 実技検定の合計取得ポイントは、600ポイント以上で合格。ただし、「基礎課程」及び「実践課程」のそれぞれ4種目中3種目以上で合格する必要があります。
  3. 理論検定は200点満点のうち120点以上で合格

実技及び理論の両方を合格した場合、総合判定で合格となります。

公認スキー指導員

公認スキー準指導員になるには、養成講習を受講し、検定に合格する必要があります。養成講習は講習単位43時間(集合講習28時間、自主学習15時間)で、下記の内容で構成されます。

①基礎理論15時間
集合講習6時間、自主学習9時間
②指導実習6時間
集合講習2時間、自主学習4時間
③実技実習22時間
集合講習20時間、自主学習2時間

検定内容には、実技検定と理論検定があります。実技検定は基礎課程が4種目、実践課程が4種目の合計8種目で構成されます。各種目のジャッジは検定員が行います。

基礎課程の検定種目
  • プルークボーゲン/緩斜面・整地
  • 滑走プルークから基礎パラレルターンへの展開/緩斜面・整地
  • 基礎パラレルターン・小回り/中急斜面・ナチュラル
  • 横滑りの展開/中急斜面・ナチュラル
実践課程の検定種目
  • シュテムターン/中急斜面・ナチュラル
  • パラレルターン・大回り/急斜面・ナチュラル
  • パラレルターン・小回り/中急斜面・不整地
  • 総合滑降・リズム変化/総合斜面・ナチュラル
理論検定

合格判定は、下記の3つの項目によって審査されます。

  1. 実技検定の各種目の合格基準は、検定員3名の平均値(小数点第一位を四捨五入)を取得ポイントとし、80ポイント以上が合格
  2. 実技検定の合計取得ポイントは、640ポイント以上で合格。ただし、「基礎課程」及び「実践課程」のそれぞれ4種目中3種目以上で合格する必要があります。
  3. 理論検定は200点満点のうち120点以上で合格

実技及び理論の両方を合格した場合、総合判定で合格となります。

公認スキー準指導員・指導員で目指せる職業、就職先は?

全日本スキー連盟が公認するスキー学校でスキー指導者として働くためには、公認スキー準指導員・指導員の資格が必要です。

公認スキー準指導員・指導員を取得するとどんな悩みが解決できる?

公認スキー準指導員・指導員の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

公認スキー準指導員・指導員が解決できること
  • スキーに関する安全な指導を行える
  • スキーを上達したい人をサポートできる
  • スキー指導を通して、スキー競技の振興につながる

公認スキー準指導員・指導員の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受検資格)

公認スキー準指導員・指導員の資格を取得するためには、下記の条件を満たす必要があります。

公認スキー準指導員の受検資格
  1. 全日本スキー連盟登録会員で、受検年度の4月1日現在、満18歳以上の者
  2. 前年度までに、級別テスト1級(プライズ取得者を含む)の取得者であること
  3. 実施団体の主催するスキー指導者養成講習カリキュラムを検定会までに修了し、養成講習修了報告書(有効期間は基礎理論及び指導実習は2か年、実技実習は受検年度のみ)によって証明された者

公認スキー指導員の受検資格は、次の項目のいずれかに該当する人を指します。

(1)次の各号に掲げる要件をすべて満たしている者
  1. 全日本スキー連盟登録会員で、受検年度の4月1日現在、満21歳以上の者
  2. 公認スキー準指導員の資格を取得してから(取得年は含まず)満2年以上を経過し、その資格を維持している者
  3. 加盟団体の主催するスキー指導者養成講習カリキュラムを検定会までに修了し、養成講習修了報告書(有効期間は3か年)によって証明された者。ただし受検年度に養成講習を修了する受験者は検定会場で受付時に養成講習修了報告書(写)を提出しなければならない
(2)技術選手権大会を除く全日本選手権大会(マスターズ、ジュニアを除く)、FIS公認大会及び国体などの競技会において、3回以上入賞した者とオリンピック出場者
スキー準指導員資格を有していなくても、加盟団体長の推薦により、10月末日までに特別推薦書を提出し、教育本部理事会の承認を得て、当該年度のスキー検定会の受検手続きを行なうことで、検定会で受検ができる

取得にかかる費用

公認スキー準指導員の検定料は主管団体によって異なります。合格した場合の公認料は15,000円、年次登録料は1,500円です。

公認スキー指導員の検定料は20,000円です。合格した場合の公認料は15,000円、年次登録料は1,500円です。

公認スキー準指導員・指導員はどんな人におすすめの資格?

冬の間にスキーのインストラクターとして働きたい人は、公認スキー準指導員・指導員の資格取得がおすすめです。スキー場がオープンしている時期は限られるため、指導員の仕事だけで十分な収入を得るのは簡単ではありません。

また、活動場所も雪が降る地方やスキー場がある地域などに限られます。副業や季節限定の仕事として、公認スキー準指導員・指導員の資格取得を目指す人も少なくありません。

スキーが趣味で、滑走技術のスキルアップのために資格取得を目指すのもモチベーションアップにつながるでしょう。

公認スキー準指導員・指導員の資格取得がおすすめな人
  • スキーのインストラクターを目指す人
  • スキーの上達を目指す人をサポートできる人
  • スキーが好きでスキルアップしたい人
  • スポーツ振興に携わりたい人
  • 運動系の資格取得に興味がある人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

公認スキー準指導員・指導員の資格を認定しているのは、公益財団法人 全日本スキー連盟です。養成講習や検定の詳細については下記HPから確認してください。

▼ 公益財団法人 全日本スキー連盟

まとめ:スキー指導者として冬スポーツを盛り上げる役割を担う!

公認スキー準指導員・指導員は、スキーが好きな人や冬季スポーツ競技に関心がある人におすすめの民間資格です。スキーは愛好者も多いスポーツで自然が相手の競技ですので、優秀な指導者としてスキーを盛り上げる役割が期待されるでしょう。

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