本メディアではアフィリエイト広告を利用していますが、コンテンツ制作はプロコミ編集部が独自で行っています。メーカー等はコンテンツの内容や商品のランキング・評価等の決定に一切関与していません。

美容師の資格を取るとどんなメリットがある?

やりがい・夢を与える

オシャレをキープするには欠かせない、ヘアカットやヘアセット。素敵な髪型に変えてくれるのがサロンで働く「美容師」の人達ですが、実は美容師免許は国家資格で、試験に受からないとなれない専門職です。今回は美容師の資格を取るために必要な技術・知識や、取得のメリットなどを詳しくご紹介していきます。

美容師とは、どんな資格?

美容師は、毎年2万5千人もの人が受験する人気の専門国家試験です。美容師養成施設に決まった年数を通い、実地練習を決まった時間行うなどの条件をクリアした人が、美容師国家試験を受けられるようになります。

似た職種に「理容師」がありますが、理容師はパーマやカット、シェービングを主な業務とする一方、美容師はパーマ、カット、ヘアセット、メイクを主な業務とします。シェービングはメイクを施す前の顔のうぶ毛剃りを除き、独立したサービスとして行うことはできません。

美容師国家試験は年に2回実施されます。合格に向けて習得すべき知識・技術は以下の通りです。

学ぶ知識・技術

実技試験
  • 美容実技(第1課目:カッティング、第2課目:ワインディングまたはオールウェーブセッティング)
  • 「動的審査」(試験中、衛生面に気を付けながら安全に施術が出来ているか)、「静的審査」(受験者の身だしなみがだらしない服装になっていないか、使用器具にふさわしい物を使用しているか)、「確認的審査」(試験終了後に使用した物の衛生的処理をしっかりしているか)
学科試験/dt>
  • 関係法規・制度
  • 運営管理
  • 衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)
  • 保健(人体の構造及び機能、皮膚科学)
  • 美容の物理・化学
  • 文化論
  • 理容技術理論

実技試験では、衛生上の取扱試験で減点が20点以下、基礎的技術試験の第1課目で減点が30点以下、第2課目で減点が40点以下が合格ラインになります。また筆記試験では、全50問中60%以上の正答率かつ全課目で無得点がないことが合格条件です。

筆記試験の内容は毎年変わりますが、出題範囲が大幅に変わることはないので、公益財団法人理容師美容師試験研修センターのホームページから過去問をチェックしておきましょう。

美容師の就職先は?

美容師免許取得後は、美容室への就職が一般的です。

しかしネイルやエステを始めとし、ヘッドスパやハンドマッサージなど、知識と施術スキルを身につければ美容全般に関わる仕事に就くこともできるようになるでしょう。特にヘアカットと各種リラクゼーションをどちらも行うサロンでは、スキルを多方面に広げることができます。

また、美容師としてそれなりの実績を積み上げた先では、ファッションショーや雑誌のモデル撮影などの現場で「ヘアメイクアーティスト」として活躍することも夢ではありません。ヘアメイクアーティストを派遣する事務所も存在するので、キャリアをある程度摘んだ後、メイクでも誰かを美しくしたい人は転職先に選ぶのも選択肢の一つでしょう。

美容師になるとどんな悩みが解決できる?

美容師の主な仕事はヘアカット、カラー、パーマなどです。

お客様のイメージをもとに、全体のバランスや髪の毛の生え方などを観察しながらまとまるヘアスタイルを提供したり、その後も崩れにくいようカットすることで、お客様の髪の悩みを解決し、心地よい毎日を送るお手伝いができます。

カラーリングはお客様の髪質によってかかり方が違ってくるので、時間管理などをしっかり行い、綺麗に染め上がったときには、喜ばれること間違いなしです。

また、美容師免許があれば、お客様にメイクを施すことも可能です。最近はトータルビューティサロンとして営業する美容院も増えており、業務内容も多様化しています。ネイルやメイク、まつげエクステ、まつげパーマなど様々なスキルを身に付けると、美容面をトータルプロデュースしてお客様を美しく・カッコよく魅せることもできるようになるでしょう。

美容師の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受講資格)

美容師の国家試験を受けるには、美容師の養成施設を昼間課程なら2年以上、通信課程なら3年以上の課程を修了することが条件です。

平成10年3月31日以前に美容師養成施設で昼間・夜間・通信過程を修了した人の場合は、1年以上の実務経験があれば美容師国家試験を受けることができます。ただ、平成14年3月31日までに1年以上の実地習練が終了していない人には、受験資格はないのでご注意を。

美容師はどんな人におすすめの資格?

美容師はヘアカットやヘアセット、カラーやパーマだけでなく、メイクも手掛ける美容のトータルプロデュース職です。なのでオシャレやトレンドに敏感な人、ヘアセットやメイクが好きな人はもちろん、「お客様をもっとキレイにしたい!」と美を追求する人は美容師向きといえます。

また、お客様の髪型へのこだわりや理想のヘアスタイル、髪の悩みを聞いたりしながらヘアセットを進めていくので、会話でコミュニケーションをとるのが好きなことも適性の一つになるでしょう。

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

美容師国家試験を実施・管理しているのは、「公益財団法人理容師美容師試験研修センター」です。試験は春期・秋期の年2回実施され、春の実技試験は毎年2月頃、学科試験(筆記試験)は3月頃、秋の実技試験は8月頃、学科試験は9月頃に行われます。

筆記・実技試験の会場は各都道府県の美容専門学校などです。その年の試験課目・試験時間・試験会場、また受験手続きの流れは「公益財団法人理容師美容師試験研修センター」の公式ホームページからご確認ください。

▼ 公益財団法人理容師美容師試験研修センター

まとめ:美容師は、髪型からメイクまでトータルプロデュースできる美のプロフェッショナル

美容師と理容師はどちらもヘアカットをする職人ですが、美容師はヘアセットやメイクなど、「美」に関するプロデュースを多岐にわたってできます。最近は女性だけでなく、男性も美容室やサロンに通う層が増えていて、子供から高齢者までユーザーになるので、将来性を考えても魅力的な専門職といえるでしょう。人気の資格ということもあり競争が激しい業界ではありますが、ファッションやヘアメイクに興味がある人はチャレンジしてみてもいいでしょう。

コメント