自動車運転者の資格を取るとどんなメリットがある?

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最も一般的な国家資格と呼んでいいものの一つが、「自動車運転免許」です。近年は若者の車離れとよく言われますが、身分証明書として、また就職や転職を有利に進めるツールとして資格取得を目指している人も多いのではないでしょうか。この記事では、自動車運転免許の種類や取得の方法などを解説していきます。

自動車運転者とは、どんな資格?

自動車運転者とはその名の通り、自動車を運転するスキルや知識を有する人のことで、実際に運転するには免許(国家資格)が必要になります。免許の種類は車両の大きさ等によって異なりますが、日本国内の公道で自動車や原動機付自転車を運転するための「第一種免許」と、タクシーやバスなど営利目的で客を運送するための「第二種免許」に分けられます。

第一種運転免許の種類
  • 普通免許:AT限定(オートマチックトランスミッション)、MT(マニュアルトランスミッション)
  • 準中型免許
  • 中型免許
  • 大型免許
  • 大型特殊免許
  • 牽引(けん引・けんいん)免許
  • 普通二輪免許
  • 大型二輪免許
  • 原付免許
  • 小型特殊免許
第二種運転免許の種類
  • 普通第二種免許
  • 大型第二種免許
  • 中型第二種免許
  • 大型特殊第二種免許
  • けん引第二種免許

上述のように、「普通」「準中型」「中型」「大型」などの細かい区分もあります。それぞれの違いは下記の通りです。

普通免許(第一種・第二種)
一般的な普通自動車や軽自動車、原付自動車が運転できる免許です。AT車のみが運転できる「AT限定免許」と、ATとMTの両方が運転できる「MT免許」があります。「普通」とは、車両の総重量が3.5トン未満、最大積載量2トン未満の自動車のことです。
準中型免許
車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満の車両が運転できる免許です。この免許があると、普通自動車、原付自転車、小型特殊自動車に加え、いわゆる2トン車(準中型自動車)も運転可能になります。
中型免許(第一種・第二種)
車両総重量が7.5トン以上11トン未満、最大積載量は4.5トン以上6.5トン未満の自動車が運転できる免許です。普通自動車、原付自転車、小型特殊自動車、準中型自動車に加え、5tトラックやマイクロバスなどの中型自動車も運転可能になります。
大型免許(第一種・第二種)
車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上の自動車が運転できる免許です。普通自動車、原付自転車、小型特殊自動車、準中型自動車、中型自動車に加え、ダンプカーや大型バスなども運転できます。
大型特殊免許(第一種・第二種)
除雪車やショベルカーなど、特別な用途で使用する特殊形状の車が運転できる免許です。
牽引免許(第一種・第二種)
トレーラーやカーキャリア、けん引型のタンクローリーなどの牽引自動車を運転するための免許です。
普通二輪免許
総排気量が50cc以上~400cc以下のバイクが運転可能になる免許です。自動車の普通免許と同じくAT免許とMT免許があり、前者はスクーターなどのオートマバイクが、後者はギアの操作が必要なバイクが運転できます。
大型二輪免許
総排気量が400cc以上のバイクが運転可能になる免許です。普通自動二輪車だけでなく、750ccバイクも運転できるようになります。

自動車運転免許を取得するには、指定自動車教習所での技能教習と学科教習を修了し、卒業検定に合格して仮免許を取得した後、運転免許試験場や運転免許センターでの視力検査などの適性試験と学科試験をクリアする必要があります。

学ぶ知識・技術

免許の種類によって異なりますが、指定自動車教習所での技能教習と学科教習では、下記の知識・技術を習得していきます。

学科教習
  • 法令
  • 歩行者保護
  • 運転におけるマナー
  • 安全に運転するための知識
  • 応急救護
技能教習
  • 基本的な運転技能の習得(コース内での運転)
  • 場内コースやシミュレーターを使った急ブレーキ体験、悪条件下での運転体験、危険予測学習

これらの教習を修了して仮免許を取得した後は、本免許取得に向けて、下記の学科試験と技能試験をパスしなければなりません。

学科試験(95問/制限時間50分)
  • 歩行者と運転者に共通の心得:基本的な心構え・信号や標識について
  • 自動車を運転する前の心得:運転免許のしくみや自動車の点検・安全運転の知識
  • 自動車の運転方法:発進・車間距離・追い越しなど
  • 危険な場所での運転:踏切・坂道・カーブ・夜間などの運転について
  • 高速道路での走行:走行上の注意・高速道路利用前の心得
  • 二輪車の運転方法:安全な乗り方・ブレーキのかけ方など
  • 交通事故・故障・災害:事故・故障・災害時の対応について
  • 自動車所有者・使用者・安全管理者・自動車運転代行業者などの心得
  • 危険予測(イラスト問題)
技能試験
路上試験(20〜25分)+試験場敷地内試験(5分程度)で、路上での運転技術や判断力などをチェックする。試験官を助手席に乗せて運転する

自動車運転者で目指せる職業、就職先は?

交通網が発達している都心では、自動車運転免許は必須の資格ではありませんが、地方では取得が前提になっている企業が多いのが現状です。また、都心か地方かを問わず、下記の職種を目指す場合は自動車運転免許の取得が必須(望ましい)です。

  • ドライバー職
  • 流通業界
  • 営業系の仕事

自動車運転者になるとどんな悩みが解決できる?

自動車運転免許があると、下記のような悩み・問題が解決できます。

自動車運転者が解決できること
  • 交通安全とルールを守り、交通事故を未然に防ぐ

自動車運転者の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

自動車運転免許の資格を取得できるのは、下記の条件を満たした人です。

第一種運転免許
  • 普通自動二輪・大型特殊・原付:16歳以上の者
  • 普通・準中型・大型特殊・大型自動二輪:18歳以上の者
  • 中型:20歳以上で、普通・準中型・大型特殊免許のいずれかを取得しており、その期間が通算2年以上の者
  • 大型:21歳以上で、中型・準中型・普通・大型特殊免許のいずれかを取得しており、その期間が通算3年以上の者
  • けん引:18歳以上で、大型・普通・中型・準中型・大型特殊免許を取得している者
第二種運転免許
  • 大型・中型・準中型・普通・大型特殊:21歳以上で、大型・普通・大型特殊免許のいずれかの免許を取得しており、その期間が通算3年以上の者。あるいは他の第二種運転免許を取得している者
  • けん引:21歳以上で、大型・普通・大型特殊免許のいずれかの免許を取得しており、その期間が通算3年以上で、けん引第一種免許を取得している者。あるいは他の第二種運転免許を取得している者

取得にかかる費用

自動車運転免許の資格取得にかかる教習費用は、免許の種類によって下記のように異なります(各都道府県で異なる場合があります)。

普通免許
  • 第一種運転免許:約28万円
  • 第二種運転免許:約22万円
中型免許
  • 約15万円
大型免許
  • 第一種運転免許:約25〜30万円
  • 第二種運転免許:約25〜35万円
原付免許(運転免許センターや運転試験場の費用)
  • 7,750円(試験手数料、免許交付手数料、原付講習手数料)+4,500円(原付講習手数料)
普通二輪免許
  • 約10〜15万円
大型二輪免許
  • 約15〜20万円
小型特殊免許(運転免許センターや運転試験場の費用)
  • 3,550円(受験料1,500円、免許証交付料2,050円)+4,500円(原付講習手数料)
大型特殊免許
  • 約10〜15万円
牽引(けん引)免許
  • 約13万円

自動車運転者はどんな人におすすめの資格?

自動車運転免許は、次のような人に取得がおすすめの資格です。

自動車運転者の資格取得がおすすめな人
  • 日常的に車を運転し、便利な生活を送りたい人
  • 地方で生活している人
  • 営業職や流通関連の就職を有利に進めたい人
  • 身分証明書が欲しい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

自動車運転免許の管理をしているのは警視庁で、資格教習や免許交付試験は全国各地の運転免許センター・試験場で実施されています。免許を取得したい人は、最寄りの運転免許センターまでお申し込みください。

▼ 警視庁

まとめ:自動車運転免許はあると便利な国家資格!

交通網の発達している都市部では、自動車運転免許がなくても困ることはあまりないかと思いますが、地方で生活している人や特定の職種に就きたい人にとってはほぼ必須の資格です。資格取得にはまとまったお金が必要ですが、便利な国家資格なのでぜひ取得を。

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