就職や転職の際にハードルとなりうるものの一つが学歴ですが、特に中卒の人は厳しい就職活動を強いられる傾向にあります。そこで役立つ認定が、「高等学校卒業程度認定」です。内容や取得の方法などについて、以降で解説していきます。
高等学校卒業程度認定(旧・大検)とは?
高等学校卒業程度認定とは、「高等学校の卒業者と同等の学力があると認定する」という意味・制度で、高等学校卒業程度認定試験(略称:高卒認定試験、高認試験)に合格した人がこの認定を取得できます。高等学校を卒業できなかった人の学習成果を適切に評価するための試験で、何らかの事情で高校を中退した人や中学を卒業して社会に出た人でも、この認定が得られれば、履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができます。
なお、紛らわしいですが、高卒認定は高卒資格とは異なります。高卒認定はあくまで高校卒業者と同程度の学力であることを証明するもので、高校を卒業したことにはならないため、高卒資格としては扱われません。
また、「大検(大学入学資格検定)とどう違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、高卒認定試験と大検は同じ試験です。2005年、名称が高等学校卒業程度認定試験に変更されました。
学ぶ知識・技術
高等学校卒業程度認定試験に合格するには、各教科の必修科目の知識を身につけておく必要があります。
- 国語
- 数学
- 外国語(英語)
- 地理歴史(次の2科目のうち、1科目が必修)
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- 世界史A
- 世界史B
- 地理歴史(次の4科目のうち、1科目が必修)
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- 日本史A
- 日本史B
- 地理A
- 地理B
- 公民(次のうち、「現代社会」1科目あるいは「倫理」「政治・経済」の2科目が必修)
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- 現代社会
- 倫理
- 政治・経済
- 理科(次のうち、「科学と人間生活」1科目+「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうち1科目、あるいは「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうち3科目が必修)
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- 科学と人間生活
- 物理基礎
- 化学基礎
- 生物基礎
- 地学基礎
高等学校卒業程度認定で目指せる職業、就職先は?
高卒認定をどう扱うかは企業によって対応が異なりますが、求人の学歴欄に「高校卒業、あるいは同等の学力を有しているもの」とあれば、応募資格を満たせるということになります。
高等学校卒業程度認定を受けるとどんな悩みが解決できる?
高等学校卒業程度認定を受けると、次のような悩み・問題が解決できるようになります。
- 高等学校卒業程度認定が解決できること
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- 高卒資格の取得には最低3年かかるが、高等学校卒業程度認定は学習期間が短くても試験に合格すれば認定を得られる
- 高卒資格よりも、大学などの受験資格を得る近道となる上に、かかるコストも安い(7科目受験でも8,500円)
高等学校卒業程度認定が取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
高等学校卒業程度認定試験を受けられるのは、下記の条件を満たした人です。
高等学校卒業程度認定試験の受験資格
受験しようとする試験の日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になる人。ただし、18歳以上にならないと合格の効力は生じません。
取得にかかる費用
高等学校卒業程度認定試験にかかる受験料は、以下の通りです。
- 受験科目が7科目以上
- 8,500円
- 受験科目が4科目以上6科目以下
- 6,500円
- 受験科目が3科目以下
- 4,500円
高等学校卒業程度認定はどんな人におすすめ?
高等学校卒業程度認定は、次のような人に取得がおすすめです。
- 高等学校卒業程度認定の取得がおすすめな人
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- 学歴は中卒だが、将来のために高校卒業と同じような認定が欲しい人
- 大学の受験資格を効率よくゲットしたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
高等学校卒業程度認定試験を実施しているのは、文部科学省です。試験は例年2回行われますが、日程や会場、手続きなどについては、下記のHPからご確認ください。
まとめ:「高等学校卒業程度認定=高卒」ではないが、卒業者と同等の学力を持つ証明にはなる!
高等学校卒業程度認定を取得しても高卒の資格を得られるわけではありませんが、履歴書などの学歴欄に認定者であると記載できるので、就職や大学受験の際に役立つことは多くなるでしょう。最近は、シニア・プレシニアで大学を受験する人も増えていますので、高卒資格を取得するのが難しいけれど、同等の認定が欲しいという方はぜひチャレンジをしてみてください。
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