園芸やガーデニングが趣味の人、お花や観葉植物を育てる人におすすめの資格が「グリーンアドバイザー」です。この記事ではグリーンアドバイザーの資格取得法、受験資格や受験費用を解説します。資格取得のメリットも紹介しますので、趣味をもっと充実させたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
グリーンアドバイザーとは、どんな資格?
グリーンアドバイザーとは、植物の育て方についての正しい知識や、園芸・ガーデニングの魅力や楽しさを伝えることができる専門家です。公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定しています。園芸やガーデニングなど、植物を育てることに関心がある人が知識をより深めるのにぴったりの資格です。
学ぶ知識・技術
グリーンアドバイザーの資格を取得するためには、日本家庭園芸普及協会が実施する「グリーンアドバイザー認定講習」を受講し、「認定試験」に合格した後、協会への登録が必要です。
講習はテキストとインターネット配信で構成されます。講習の内容は、植物の基本、園芸の基本、園芸作業などです。協会が独自に作成した専用テキストとインターネット配信(ストリーミング動画)による講習動画で学習を進めます。ストリーミング動画の視聴時間は計12時間で繰り返し視聴できますが、視聴可能期間が定められていますので注意してください。
試験はCBT方式で実施されます。試験の出題範囲は、講習の内容が原則ですが、植物に関する一般的な知識が問われることもあります。
- 試験時間
- 60分間
- 試験形式
- 〇×式40問、三者択一式40問(合計80問)
- 出題範囲
- 植物に関する生理学的基礎知識、現代生活と花・緑、種子・球根・苗の基礎知識、植物分類、植物の特性、播種・定植の方法、繁殖・交配の方法、用土・肥料の基礎知識、病害虫と薬品の基礎知識、園芸用品・用具の基礎知識、園芸作業、花壇・コンテナ・鉢物栽培の基礎知識、園芸デザインと飾り方 など
グリーンアドバイザーで目指せる職業、就職先は?
グリーンアドバイザーの認定資格を取得したことが直接的に就職に役立つとはいえませんが、資格取得者は園芸相談員や園芸セミナー講師、園芸販売店、市場、園芸薬品関連会社などで知識やスキルを発揮できるでしょう。
グリーンアドバイザーを取得するとどんな悩みが解決できる?
グリーンアドバイザーを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- グリーンアドバイザーが解決できること
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- 正しい知識をもって植物を育てられる
- 園芸やガーデニングの魅力を伝えられる
グリーンアドバイザーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
グリーンアドバイザーの資格を取得するためには、受講資格や受験資格に制限はありません。ただし中学生以下が申し込む場合、親権者の同意が必要です。
取得にかかる費用
グリーンアドバイザーの資格取得にかかる受講料と受験料は、一般、学生、再受講・再受験で下記のように定められています。なお、試験受験料のほか、講習テキスト代(基礎編・資料編)、講習動画の視聴料が含まれる金額です。
- 受講料・受験料
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- 一般:40,700円(税込)
- 学生:20,350円(税込)
- 再受講・再受験:29,700円(税込)
グリーンアドバイザーの認定資格は、有効期間が5年間です。試験の合格者は、5年分の登録料を納付することで資格を取得できます。5年分の登録料は、10,450円(税込)です。
グリーンアドバイザー試験の日程
グリーンアドバイザー試験は、試験期間中に受験者が受験日を選びます。試験会場は全国47都道府県に所在するテストセンターから受験者が選ぶことが可能です。
グリーンアドバイザーはどんな人におすすめの資格?
グリーンアドバイザーは植物が好きで、特に園芸やガーデニングなど植物を育てることに関心がある人におすすめの認定資格です。専門知識を深めることで、植物を美しく育てられるようになるなど、趣味や生きがいの充実に役立てられます。
2022年度のグリーンアドバイザー認定講習・試験の合格率は約84%でした。講習を受講し、しっかりと復習をすれば十分に合格を目指せます。
- グリーンアドバイザーの資格取得がおすすめな人
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- 園芸に関心がある人
- 自然が好きな人
- 農学部や農業大学などに通う学生
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
グリーンアドバイザーを主催・運営しているのは、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:植物を愛する気持ちを資格取得のモチベーションに!
植物の世界は奥深く、学べば学ぶほど楽しみが増えていくでしょう。グリーンアドバイザーの資格取得で植物にもっと寄り添うのもおすすめですよ。
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