パソコンでWordを使うとなんだかイマイチ操作がわからない…文書の体裁が整わないという人は「Word文書処理技能認定試験」でスキルを磨きましょう。この記事では資格取得のメリット、受験費用などを解説します。Wordで効率アップしたい人はチェックしてくださいね。
Word文書処理技能認定試験とは、どんな資格?
Word文書処理技能認定試験とはMicrosoft Wordを用いた文書作成技能、ビジネス実務への展開能力を測定する試験です。さまざまな職種でWordを使う仕事があり、日々の業務をスムーズに進めるためにもWordのスキルアップが求められています。
Word文書処理技能認定試験の受験を通して、PC操作や文書作成能力のスキルアップが図れるでしょう。
Word文書処理技能認定試験には、1級、2級、3級の級数があります。1級が最も難易度の高い級数です。
- 1級
- Microsoft Wordを用いて高度なビジネス文書処理を行うことができる。同時に、パソコン、表計算(Excel)、ワープロ、ビジネス文書に関する高度な実践的技能を駆使して業務処理を効率化することができる。
- 対象目安:社会人、専門・大学・短期大学生
- 2級
- Microsoft Wordを用いて通常のビジネス文書処理を行うことができる。同時に、パソコン、ワープロ、ビジネス文書に関する実践的な技能を有している。
- 対象目安:社会人、専門・大学・短期大学生、高校生
- 3級
- Microsoft Wordを用いて簡単なビジネス文書を作成することができる。同時に、パソコン、ワープロ、ビジネス文書に関する基礎的な技能を有している。
- 対象目安:社会人、専門・大学・短期大学生、高校生
学ぶ知識・技術
Word文書処理技能認定試験を取得するためには、試験に合格する必要があります。試験には「知識問題」と「実技問題」があります。実技問題は、素材データから分析表などの「完成物」を作成します。出題範囲はバージョンごとに異なります。
合格基準は、1級・2級は知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上、3級は実技問題の得点において得点率70%以上です。
- 1級
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- 知識試験:15分(15問)
- 実技試験:90分(連続したテーマによる大問形式5問)
- 2級
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- 知識試験:15分(15問)
- 実技試験:90分(連続したテーマによる大問形式5問)
- 3級
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- 知識試験:なし
- 実技試験:60分(連続したテーマによる大問形式5問)
Word文書処理技能認定試験で目指せる職業、就職先は?
Word文書処理技能認定試験を取得すると、さまざまな業界の事務職としての就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。
Word文書処理技能認定試験を取得するとどんな悩みが解決できる?
Word文書処理技能認定試験を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- Word文書処理技能認定試験が解決できること
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- 見やすく内容が伝わりやすいWord文書を作成できる
- Wordを使用した業務の効率化を図れる
Word文書処理技能認定試験の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
Word文書処理技能認定試験の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
Word文書処理技能認定試験の受験費用は、各級で下記のように定められています。
- 受験費用
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- 1級:8,100円
- 2級:7,000円
- 3級:5,900円
Word文書処理技能認定試験の日程
Word文書処理技能認定試験には、随時試験と公開試験があります。随時試験は、サーティファイが認定する全国の認定試験会場で随時開催されます。公開試験は、サーティファイ認定試験事務局が定めた日程(年間2回)で実施されます。なお公開試験はリモートWebテストです。
Word文書処理技能認定試験はどんな人におすすめの資格?
Wordはレポートや報告書、掲示物、契約書などで活用されているソフトウェアです。Wordの文書作成スキルを磨くことで、業務の効率化や効果的な資料作成などができるでしょう。
Word文書処理技能認定試験は、これまでに約52万人が受験しました。試験の合格率は88.05%(2022年度)です。
- Word文書処理技能認定試験の資格取得がおすすめな人
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- 事務職で働く人
- レポートを作成する学生
- Microsoft Officeのスキルアップを目指す人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
Word文書処理技能認定試験を主催・運営しているのは、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:学生も社会人もWordを使いこなして効率を上げよう!
Word文書処理技能認定試験は、レポートを書く学生や仕事で文書を作る社会人にもおすすめの資格。1級~3級まで級数がありますので、ご自身のレベルに合わせて受験してみましょう。
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