高校生や大学生など学生におすすめの資格が 「現代用語能力検定」です。この記事では現代用語能力検定の現代力博士号や級数の目安、受験資格や受験費用などを解説します。
現代用語能力検定とは、どんな資格?
現代用語能力検定とは、時事力や現代社会の知識力を総合的に判断する民間資格です。1995年にスタートし、2021年度に終了しました。現代用語能力検定は国際情勢、政治・経済、文化・スポーツなど幅広い分野から試験を出題し、試験を通して現代社会に対する「読解力」「思考力」「応用力」「表現力」「時事力」の育成を促してきました。
受験者は現代用語能力検定で知識などを磨き、入試や就活で活用しています。
現代用語能力検定では、点数に応じて次のようなレベルが設定されています。
- 現代力博士号(総合点 190~200ポイント)
- 社会人として大変優秀な現代知識力をもつ。
- 1級(総合点 180~189ポイント)
- 社会人として現代社会に関する一般的知識、理解力を十分に有している。
- 2級(総合点 150~179ポイント)
- マスコミ等の入社試験に対応できる現代知識力をもつ。
- 3級(総合点 120~149ポイント)
- 平均以上の現代知識力をもつ。大学入試・就職活動に対応できる基礎力をもつ。
- 4級(総合点 100~119ポイント)
- 中学・高校入試に対応できる基礎的な現代知識力をもつ。就職試験対応としては要努力。
- 5級(総合点 80~99ポイント)
- 基礎的な現代知識力をもつ。入試対策としては要努力。
- チャレンジ級(総合点 0~79ポイント)
- もう少し新聞を読んだり、ニュースに関心をもつことが必要。
学ぶ知識・技術
現代用語能力検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。
受検を申し込みした後に、検定対策教材『月刊最新時事問題&現代用語』が届きます。教材費用は無料です。こちらの教材で学習することが試験対策につながります。このほか、認定図書『現代用語の基礎知識 学習版』は全国の書店で購入でき、試験対策の参考として推奨されています。
試験の出題範囲は、国際情勢、政治、経済、社会(環境・科学・文化・情報・メディア・流行など)です。試験は第一回と第二回があります。
- 第1回検定
- 前年の重大ニュースとその年の1月から上半期の動きから出題
- 第2回検定
- 7月より下半期の動きとその年の重大ニュースを加えて、来春入試/入社試験対策問題を出題
- 試験時間
- 60分
- 出題形式
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- ○×式の正誤問題:10問
- 世界・アジアの地図問題:5問
- 重大ニュースの4択問題:25問
- 重要用語の選択問題:5問
- 記述問題:5問
- 重要テーマについての100字の要約と300字の論述問題
現代用語能力検定で目指せる職業、就職先は?
現代用語能力検定を取得したことが就職・転職に直接的に役立つとはいえませんが、受験や就職活動の面接・筆記試験において、文章の読み取りや面接官とのコミュニケーションで役立つことがあるでしょう。
現代用語能力検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
現代用語能力検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 現代用語能力検定が解決できること
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- 受験の小論文や面接に役立つ
- 就職活動の面接や時事問題の回答に役立つ
現代用語能力検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
現代用語能力検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
現代用語能力検定の受験費用は、3,300円(税込)です。自宅受検の場合は4,300円(税込)です。
現代用語能力検定はどんな人におすすめの資格?
ニュース時事能力検定は、学生や新入社員など比較的年齢が若い人が、現代社会を理解する上での基礎力をつけることができる民間資格です。現代は情報化社会であり、膨大化・複雑化した情報を正しく読み取る力が必要となりました。
現代用語能力検定の受験を通して、ニュースに出てくる用語や社会人としての会話で求められる知識を習得することができます。
- 現代用語能力検定の資格取得がおすすめな人
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- 現代社会に関する情報を集めたい人
- 情報を読み取る力を磨きたい学生
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
現代用語能力検定を主催・運営しているのは、NPO現代用語検定協会です。試験については、下記URLから確認してください。
まとめ:思考力や時事力を身に付けたい学生におすすめの資格
現代用語能力検定は幅広い人が受験できる資格ですが、特に学生におすすめの資格です。受験を通して思考力や読解力、時事力を磨くことができます。
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