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日本茶アドバイザーの資格を取るとどんなメリットがある?

日本茶アドバイザーの資格取得 やりがい・夢を与える

日本茶が好きな人や日本茶の販売や提供に関わる人におすすめの資格が「日本茶アドバイザー」です。この記事では、日本茶アドバイザーの通信講座の概要やコースの種類、認定試験の出題分野、受講資格などを解説します。

日本茶アドバイザーとは、どんな資格?

日本茶アドバイザーとは、NPO法人日本茶インストラクター協会が認定する民間資格です。日本茶アドバイザーは、インストラクターのアシスタントとしての適格性を備えた初級指導者であり、日本茶に関する指導・助言などを行います。

日本茶アドバイザーは、下記の仕事などを行うことができます。

  • 販売店での消費者への指導・助言
  • 日本茶教室でのアシスタント
  • 茶関連イベントでの案内役 など

学ぶ知識・技術

日本茶アドバイザーの資格を取得するには、まず「日本茶アドバイザー通信講座」(初級コース)を受講し、その後に3種類の取得方法からどれかを選んで資格を取得します。

「日本茶アドバイザー通信講座」(初級コース)

テキストによる学習、実技講習会(1日間)が実施されます。実技講習会では、茶の鑑定方法などの直接指導が受けられます。講習の修得状況は、通信によるリポート添削を受けます。教材は、「学習のしおり」「テキスト1.2」「リポート1.2」を使用し、テキストでは下記の内容を学びます。

テキスト1
  • 第1章:茶の歴史
  • 第2章:茶の栽培
  • 第3章:茶の製造法
  • 第4章:茶の利用
  • 第5章:茶の品質審査と鑑定
テキスト2
  • 第1章:茶業のあらまし
  • 第2章:茶の化学
  • 第3章:茶の淹れ方
  • 第4章:茶の健康科学
  • 第5章:インストラクション技術

リポートはテキストごとにまとめられ、問題形式となっています。リポート添削は2回行われ、講師が添削と講評を付けて返信します。修了基準は、下記のように定められています。

修了基準
  • 在籍期間(4ヵ月)以内にリポート2冊を提出すること
  • 各リポートが60点に達していること
  • 実技講習会に出席すること

日本茶アドバイザーの3種類の資格取得法

日本茶アドバイザーの資格取得方法は3通りから選べます。

通学コース
日本茶アドバイザー養成スクールに通学・学習して、資格を取得するコース。仲間と一緒に学べることが魅力。
受験コース
日本茶アドバイザー通信講座で学習後、日本茶アドバイザー認定試験を受験して資格を取得するコース。日本茶アドバイザー通信講座は初級指導者向けのレベル設定となっています。
通信講座コース
日本茶インストラクター通信講座を受講修了後、申請により日本茶アドバイザー資格を取得するコース。日本茶インストラクター通信講座は中級指導者向けのレベル設定となっています。

日本茶アドバイザーの認定試験

日本茶アドバイザー認定試験は、下記の内容から出題されます。試験形式は筆記試験(マークシート)です。

試験分野
  • 茶の歴史
  • 茶業のあらまし
  • 茶の栽培
  • 茶の製造法
  • 茶の利用
  • 茶の健康科学
  • 茶の化学
  • 茶の品質審査と鑑定
  • 茶の淹れ方
  • インストラクション技術

試験の合格率は約80%です。

日本茶アドバイザーで目指せる職業、就職先は?

日本茶アドバイザーの資格を取得すると、お茶の販売店など小売業、日本茶カフェなど飲食業界などへの就職・転職に役立ちます。

日本茶アドバイザーの資格を取得するとどんな悩みが解決できる?

日本茶アドバイザーの資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

日本茶アドバイザーが解決できること
  • 日本茶を通して、日本の歴史や文化への理解が深まる
  • 日本茶の産業の振興を盛り上げることにつながる
  • 消費者や自分自身が美味しい日本茶を楽しめる

日本茶アドバイザーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

日本茶アドバイザーの認定試験を受験するには、下記の条件を満たす必要があります。

受験資格
下記の①および②の条件を満たしていること

  1. 18歳以上(翌年4月1日時点)である
  2. 日本茶インストラクター協会が実施する「実技講習会」修了(見込)である

取得にかかる費用

日本茶アドバイザーの資格を取得するには、下記の費用がかかります。

日本茶アドバイザー通信講座(初級コース)の場合
  • 受講料:29,700円(税込、実技講習会の費用を含む)
  • 認定試験受験料:11,000円(税込)
受験料(日本茶アドバイザー通信講座を受講しない場合)
  • 21,000円(税込、実技講習会の費用を含む)
  • 日本茶アドバイザー通信講座テキストは受験料に含まれません

日本茶アドバイザー試験の日程

「日本茶アドバイザー通信講座」(初級コース)は、例年9月に全国7会場で実技講習会が開催されます。試験日は例年11月上旬の日曜日で、全国7会場で実施されます。

日本茶アドバイザーはどんな人におすすめの資格?

日本茶アドバイザーの試験は10代から70代までの受検者がおり、平均年齢は32歳です。日本茶が好きで趣味として受験する人、お茶の販売業など仕事のスキルアップを目的として受験する人など、資格取得の目的もさまざまです。

日本茶に関する基本的な知識や茶の鑑定法などを習得したい人は、日本茶アドバイザーの講習や試験を通して知識を磨くことができるでしょう。日本茶好き同士、日本茶業界で働く者同士での横のつながりを築きたい場合は、通学コースを受講するのがおすすめです。

日本茶アドバイザーの資格取得がおすすめな人
  • 日本茶の販売や接客の仕事に就いている人
  • 飲食店に勤務している人
  • 日本の伝統的な食文化に関心がある人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

日本茶アドバイザーの資格を主催しているのは、NPO法人 日本茶インストラクター協会です。試験の詳細や申込については下記URLから確認してください。

▼ NPO法人 日本茶インストラクター協会

まとめ:日本茶アドバイザーは学びがいのある民間資格

日本茶は食事や来客のおもてなしにもぴったりの飲み物です。日本で長年愛されてきた日本茶について、日本茶アドバイザーの資格取得を通して趣味や仕事に役立つ知識を身に付けてくださいね。

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