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編物技能検定試験(毛糸・レース)の資格を取るとどんなメリットがある?

編物技能検定試験(毛糸・レース)の特徴 やりがい・夢を与える

ハンドメイドや編み物が好きな人なら「編物技能検定試験(毛糸・レース)」へのチャレンジを考えることがあるのではないでしょうか。通販サイトなどでハンドメイド作家が作品を販売する機会も増え、関心が高まっている資格といえるでしょう。

この記事では、編物技能検定試験の毛糸コースとレースコースについて、試験内容や受験費用を紹介します。

編物技能検定試験(毛糸・レース)とは、どんな資格?

編物技能検定試験は編検(あみけん)とも呼ばれる検定試験で、毛糸編物技能検定試験とレース編物技能検定試験があります。

毛糸͡コースは毛糸編物技能審査基準に従って行われ、レースコースはレース編物技能審査基準に従って行われ、文部科学省の後援を受けています。

毛糸の編物技術では、セーターや帽子、マフラー、サマーニットなどをハンドメイドで作製することができます。レースの編物技術は、アクセサリーやテーブルかけ、クッションなどのほか、衣服やハンカチのあしらいなどを作製することが可能です。

2種類のコースのレベルの目安を紹介します。

毛糸検定5級
毛糸編物の最も基礎的な技能と知識を有する
毛糸検定4級
毛糸編物の基礎的な技能と知識を有する
毛糸検定3級
毛糸編物の専門的な技能と知識を持ち、それを応用することができる
毛糸検定2級
毛糸編物の専門的な技能と知識を持ち、指導者の補佐ができる
毛糸検定1級
毛糸編物の高度な技能と知識を持ち、指導する実力を有する
レース検定3級
レース編物の基礎的な技能と知識を持ち、それを応用することができる
レース検定2級
レース編物の専門的な技能と知識を持ち、指導者の補佐ができる
レース検定1級
レース編物の専門的な技能と知識を持ち、指導する実力を有する

学ぶ知識・技術

編物技能検定試験(毛糸・レース)の試験内容を紹介します。

毛糸検定5級
  • 理論:筆記試験(イラストを見て作品名を書く など)
  • 実技:編物の初歩の製作(棒針編、かぎ針編、アフガン編)
毛糸検定4級
  • 理論:筆記試験(イラストを見て作品名を書く など)
  • 実技:編物実技の製作(棒針編、かぎ針編、アフガン編)
毛糸検定3級
  • 理論:毛糸編物の基礎的な知識について出題
  • 実技:編物実技の製作(棒針編、かぎ針編、アフガン編)
毛糸検定2級
  • 理論:毛糸編物の専門的な知識について出題
  • 実技:編物実技の製作(棒針編、かぎ針編、アフガン編)
毛糸検定1級
  • 理論:毛糸編物の高度な知識について出題
  • 実技:編物実技の製作(棒針編、かぎ針編、アフガン編)
レース検定3級
  • 理論:レース編物の基礎的な知識について出題
  • 実技:レース編物実技の製作(ニッティング・レース、クロッシュ・レース、アフガン・レース)
  • その他:3級の基準範囲のレース
レース検定2級
  • 理論:レース編物の専門的な知識について出題
  • 実技:レース編物実技の製作(ニッティング・レース、クロッシュ・レース、アフガン・レース)
  • その他:2級の基準範囲のレース
レース検定1級
  • 理論:レース編物の高度な知識について出題
  • 実技:レース編物実技の製作(ニッティング・レース、クロッシュ・レース、アフガン・レース)
  • その他:1級の基準範囲のレース

合格基準は、理論・実技ともに得点率70%以上です。合格者には合格証が交付されます。合格者のうち、成績優秀者には、文部科学大臣賞、全国検定振興機構理事長賞、日本編物検定協会会長賞、色彩デザイン賞、優良賞、努力賞などが授与されます。

編物技能検定試験(毛糸・レース)で目指せる職業、就職先は?

編物技能検定試験(毛糸・レース)を取得すると、アパレル関係への就職や講師、作家として技能や知識を発揮できるでしょう。

就職や転職でアパレル関係の仕事に就きたい場合、2級以上を取得しておくと自己アピールにつながります。

1級を取得すると、独立して自宅で編物教室を開いたり、カルチャースクールなどの講師を目指しやすくなります。指導者を目指す人は、1級取得を目指しましょう。2級では指導者の補佐ができるレベルです。

作家の場合は資格が必須というわけではありませんが、技術と知識をしっかりと身に付けておきたい人は資格取得がおすすめです。

編物技能検定試験(毛糸・レース)を取得するとどんな悩みが解決できる?

編物技能検定試験(毛糸・レース)の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

編物技能検定試験(毛糸・レース)ができること
  • 毛糸やレースを使用した高品質の製作物を提供できる
  • サイズやデザインなど、好み・目的に合わせた毛糸・レース作品を作ることができる

編物技能検定試験(毛糸・レース)の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

編物技能検定試験(毛糸・レース)の受験資格には、年齢や性別、学歴などの制限はありません。また、どの級からでも受験できます。

取得にかかる費用

編物技能検定試験(毛糸・レース)の受験費用は、コースとレベルごとに下記のように定められています。

  • 毛糸検定1級:1,980円(送料390円)
  • 毛糸検定2級:1,980円(送料390円)
  • 毛糸検定3級:1,430円(送料390円)
  • 毛糸検定4級:1,430円(送料390円)
  • 毛糸検定5級:1,430円(送料390円)
  • レース検定1級:1,980円(送料390円)
  • レース検定2級:1,980円(送料390円)
  • レース検定3級:1,980円(送料390円)

編物技能検定試験(毛糸・レース)の日程

試験は例年9月の第3日曜日に実施します。

編物技能検定試験(毛糸・レース)はどんな人におすすめの資格?

編物技能検定試験(毛糸・レース)は、子どもから大人まで幅広い年齢層の受験者がいます。趣味として編物のスキルアップを目指す人、指導者や作家として資格を取得する人など目的もさまざまです。試験は希望する級から受験できますので、実力に合わせて受検級を選べます。

講師の補佐をしている人や編物作家であれば、1級を取得すると講師になったり作家としての信頼度を上げることができます。

編物技能検定試験(毛糸・レース)の資格取得がおすすめな人
  • 趣味として編物を楽しみたい人
  • 細かい作業が好きな人
  • オリジナルの図案を作成したい人
  • 編物の講師を目指す人
  • 編物のハンドメイド作家を目指す人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

編物技能検定試験(毛糸・レース)は公益財団法人 日本編物検定協会が実施し、文部科学省が後援しています。試験の詳細や申込は下記HPから確認してください。

▼ 公益財団法人 日本編物検定協会

まとめ:趣味の充実や独立のためなど目的に合わせてチャレンジしやすい

毛糸やレースの手作りで作製したものにはあたたかみが感じられますよね。着用する人のサイズや好みのデザインに合ったオリジナルを作れるのは、既製品では得られない喜びです。趣味の充実のためにスキルアップを目指したり、仕事として編物の技術を発揮するために資格を取得するなど、目標を持つとモチベーションも上がりますよ。

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