ハングル能力検定の資格を取るとどんなメリットがある?

ハングル能力検定の学習者やりがい・夢を与える
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韓国の食文化やK-POPなどは人気が高く、ハングル語の学習者も増加しています。日本語とハングル語は、文法に共通点が見られるため学習しやすい言語です。

この記事ではハングル語能力検定について、試験概要や各等級、受検費用、ハングル語能力を活かすことのできる職種などを紹介します。

ハングル能力検定とは、どんな資格?

ハングル能力検定は、韓国語・朝鮮語を理解する能力と表現する能力を評価する検定試験です。

検定では、6つのレベルに応じて等級が設けられています。最も難易度が高い等級は1級です。

1級
さまざまな場面で用いる韓国・朝鮮語を十分に理解し、それらを自由自在に用いて表現できる
2級
さまざまな場面で使われる韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる
準2級
日常的な場面で使われる韓国・朝鮮語を理解し、また、より幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる
3級
日常的な場面で使われる基本的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる
4級
基礎的な韓国・朝鮮語を理解し、それらを用いて表現できる
5級
韓国・朝鮮語を習い始めた初歩レベルで、基礎的な韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる

ハングル能力検定とTOPIKの違い

韓国語の能力を測る試験では、ハングル能力検定と韓国語能力試験(TOPIK)が受験者が多く、知名度も高い試験です。2つの試験は混同されることがありますが、それぞれ異なる特徴を持っています。

ハングル能力検定は、日本語を母語とする人を想定した試験内容が作成されており、日本国内で実施されています。

TOPIKは、韓国の国立国際教育院の認定を受けた公的試験です。韓国への留学や韓国での就職を目指す人は、TOPIK合格を目指す場合が多いといえます。

学ぶ知識・技術

ハングル能力検定を取得するには試験に合格する必要があります。各等級に求められるレベルを紹介します。

1級

1級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取・書取40点/必須得点16点(30分
  • 筆記60点/必須得点30点(80分)
合格ライン
  • 70点以上の獲得で合格
  • 会話相手や場面、状況を考慮した上で的確に意図の実現ができる
  • 報告書やエッセイなど、幅広いジャンルのハングルを理解できる
  • ビジネスに関連する話題の理解ができる
  • 新聞の論説・評論、論理的にやや複雑な文章や抽象度の高い文章、深みのある文章などを読んで、文章の内容や構成などを理解できる
  • 要約や推論、論証や議論など、情報処理的に高度なレベルが要求される内容に関し、韓国・朝鮮語を用いて対応できる
  • 知らないハングル語の単語の意味も類推しながら大体把握できる
  • 南北のハングル語の違いや頻度の高い方言などを理解できる
  • 連語や四字熟語、ことわざについても豊富な知識と運用力を有し、豊かな表現が可能

2級

2級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取40点/必須得点16点(30分)
  • 筆記60点/必須得点30点(80分)
合格ライン
  • 70点以上の獲得で合格
  • 相手に対して失礼のなハングル語表現を選び、適切にコミュニケーションを図ることができる
  • 複雑な依頼や謝罪、批判などに関して、適切に表現できる
  • 単語や言い回し、イントネーションなどから、話し手の感情(ニュアンス)もほぼ理解できる
  • 公式な場面と非公式な場面を区別し、適切な表現ができる
  • 新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論などを読んで内容を理解することができる
  • 取り扱い説明書や契約書、請求書や見積書、広告やパンフレットなど実用的な文章の内容を、具体的に把握できる
  • 連語、慣用句、慣用表現、ことわざや頻度の高い四字熟語について理解し、使用できる
  • 南北のハングル語の違いなどを多少理解することができる

準2級

準2級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取40点/必須得点12点(30分)
  • 筆記60点/必須得点30点(60分)
合格ライン
  • 70点以上の獲得で合格
  • さまざまな相手や状況に応じて表現を選択し、適切にコミュニケーションを図ることができる
  • 内容が比較的平易な場合、ニュースや新聞記事、長い文章、まとまりを持った文章を大体理解できる
  • 日常生活で多く使われる簡単な広告などの情報を把握することができる
  • 頻繁に用いられる単語や文型について基本的にマスターしている
  • 数多くの慣用句、比較的容易なことわざや四字熟語などについても理解し、使用することができる

3級

3級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取40点/必須得点12点(30分)
  • 筆記60点/必須得点24点(60分)
合格ライン
  • 60点以上の獲得で合格
  • 決まり文句以外の表現を用いてあいさつなどができる
  • 丁寧な依頼や誘い、指示・命令、依頼や誘いの受諾や拒否、許可の授受などの意図を大まかに表現できる
  • プライベートに関する身近な話題のほか、親しみのある社会的出来事について会話することができる
  • 日記や手紙など比較的長い文章やまとまりを持った文章を読み聞きし、その大まかな意味を把握できる
  • 単語、連語などを組合わせた表現や、使用頻度の高い慣用句や慣用表現などを理解し、使用することができる

4級

4級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取40点(30分)筆記60点(60分)
合格ライン
  • 60点以上の獲得で合格
  • 比較的使用頻度の高い約1,070語の単語や文型からなる文を理解できる
  • 決まり文句を用いてさまざまな場面であいさつやあいづち、質問ができ、事実を伝え合うことができる
  • レストランでの注文や簡単な買い物をするとき、依頼や簡単な誘いなどを行うことができる
  • 簡単な日記や手紙、メールなどの短い文を読み、何について述べられたものなのか把握できる
  • 自分で辞書を引き、頻繁に用いられる単語の組み合わせ(連語)について、一定の知識を持っている

5級

5級の試験形式と合格ラインは下記の通りです。

試験形式
  • 聞取40点(30分)
  • 筆記60点(60分)
合格ライン
  • 60点以上の獲得で合格
  • ハングルの母音(字)と子音(字)を正確に区別できる
  • 約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる
  • 決まり文句としてのあいさつやあいづち、簡単な質問ができ、そのような質問に答えることができる
  • 自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどのプライベートな話題を伝え合うことができる
  • 日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができる

試験の合格率は、各等級で以下のように発表されています。

  • 1級:14.7%
  • 2級:12.0%
  • 準2級:37.5%
  • 3級:73.7%
  • 4級:77.5%
  • 5級:86.3%

ハングル能力検定で目指せる職業、就職先は?

ハングル能力検定を取得すると、下記の業界で能力を発揮できるでしょう。

  • 通訳・翻訳
  • 商社
  • メーカー
  • 航空業界
  • 観光業界

ハングル能力検定を取得するとどんな悩みが解決できる?

ハングル能力検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

ハングル能力検定が解決できること
  • ハングル語が必要とされる職種で、業務遂行がスムーズになる
  • 大学や高等学校の単位認定として認められる場合がある
  • 趣味として楽しむ韓国ドラマや映画などをより理解できる

ハングル能力検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

ハングル能力検定の試験の受験資格には、国籍、年齢、学歴などの制限はありません。学生から社会人まで幅広い年代の受検者がいます。

受験は、隣接級との併願が可能です。ただし、検定料はそれぞれで必要となります。

また2次試験で不合格となった受検者は、次回・次々回の試験において所定の手続きをすることで、1次試験の免除を受けられます。ただし免除を受けられるのは1度のみです。

取得にかかる費用

ハングル能力検定の試験の受検費用は下記の通りです。

  • 1級:10,000円
  • 2級:6,800円
  • 準2級:5,800円
  • 3級:4,800円
  • 4級:3,700円
  • 5級:3,200円

1次試験の免除を受けられる受検者で、免除を希望する場合は5,000円の納入が必要となります。

ハングル能力検定の日程

ハングル能力検定試験は、年に2回実施されます。

ハングル能力検定はどんな人におすすめの資格?

韓国の文化は日本でも人気があり、ドラマ、映画、K-POP、料理など多くの分野に親しみが持たれています。日本語の字幕など翻訳がついていればハングル語を理解していなくても、それらの文化を楽しめますが、自分で読み書きや聞き取り、話すことができるようになると、より一層楽しみが広がるでしょう。

韓国に旅行に行きたい、ハングル語を母国語とする人と友達になりたいなど、ハングルを学ぶ目的もさまざまです。

また、韓国企業をクライアントとする日本企業で働きたい人は、ビジネスレベルのハングル語能力の取得を目指すのがおすすめです。3級以上を取得していると、ビジネスでハングル語能力を発揮することができるでしょう。

高校や大学などでは、ハングル語能力検定の取得で単位認定を認める学校もあります。

韓国の企業で働きたい人や韓国に留学したい人は、 TOPIKの取得が要件とされている場合があります。仕事や学業のための証明としたい場合、ハングル語能力検定とTOPIKのどちらを取得すべきか検討してから受験申込しましょう。

ハングル語能力検定の資格取得がおすすめな人
  • 韓国の文化に興味があり、より深く親しみたい人
  • 韓国に携わる日本企業で働きたい人または働いている人
  • 学校がハングル語能力検定を単位認定の要件としている学生

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

ハングル語能力検定の試験を実施しているのは、NPO法人 ハングル能力検定協会です。試験の詳細や申込については下記HPから確認してください。

▼ NPO法人 ハングル能力検定協会

まとめ:韓国文化に興味がある人や韓国をクライアントとする日本企業で働く人におすすめ

韓国語の能力を証明する試験のうち、ハングル語能力検定とTOPIKの2つが有名です。ハングル語能力検定は、趣味として韓国文化に親しみたい人や韓国の食品やコスメを取り扱う日本企業で働く人におすすめの資格です。外国語をマスターするとプライベートにも仕事にも活かすことができますので、チャレンジすると自分の世界が広がりますよ。

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