下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の資格を取るとどんなメリットがある?

設備維持を行う下水道管理技術認定試験・下水道技術検定キャリアアップ
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下水道はわたしたちの生活を支える大切なインフラです。下水道の維持管理、計画などには専門知識や技術が必要となります。

この記事では、下水道に関する資格である下水道管理技術認定試験・下水道技術検定を紹介します。資格試験の概要や受験要件、キャリアアップなどを確認していきましょう。

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下水道管理技術認定試験・下水道技術検定とは、どんな資格?

下水道に関する技術者の試験は、下水道技術認定試験(管路施設)と下水道技術検定があります。

下水道管理技術認定試験

下水道管理技術認定試験(管路施設)は、下水道管路施設で働く人が、下水道の維持管理業務を適正に行うための技術力を認定する試験です。令和2年度までの合格者は31,902人です。

管路施設とは
管路施設の維持管理を適切に行うために必要な技術

下水道技術検定

下水道の設計や工事の監督管理、維持管理は、下水道法及び下水道法施行令により、学歴に応じた一定の下水道実務経験を有する者に行わせる必要があります。下水道技術検定は、こうした下水道の事業を実施するための有資格者の早期確保に活用されています。令和2年度までの合格者は59,475人です。

試験は習得した技術によって、第1種、第2種、第3種の3つの区分に分かれています。

第1種技術検定
下水道の計画設計を行うために必要な技術
第2種技術検定
下水道の実施設計及び工事の監督管理を行うために必要な技術
第3種技術検定
下水道(処理施設、ポンプ施設)の維持管理を行うために必要な技術

平成15年度までは、下水道管理技術認定試験(処理施設)が実施されていましたが、下水道技術検定の第3種技術検定に一本化されました。ただし下水道管理技術認定試験(管路施設)は、現在も実施されています。

学ぶ知識・技術

下水道管理技術認定試験(管路施設)では、下記の試験科目から試験問題が出題されます。

下水道管理技術認定試験(管路施設)の試験

工場排水
工場及び事業場からの排水ならびに排水が下水道に与える影響に関する一般的な知識
維持管理
管路施設の維持管理その他の管理に必要な知識
安全管理
管路施設の安全管理に関する一般的な知識
法規
下水道関連法規に関する一般的な知識

下水道技術検定の試験科目と出題内容は下記の通りです。

下水道技術検定・第1種技術検定の試験

下水道計画
下水道の配置、構造及び能力に関する計画を策定するために必要な知識
下水道設計
  • 下水道ならびに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識
  • 下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識
  • 下水道工事の施工法に関する一般的な知識
  • 下水道の設計図書に関する一般的な知識
施工管理法
下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識
下水処理
下水、汚泥等の処理に関する一般的な知識
法規
下水道関連法規に関する一般的な知識

下水道技術検定・第2種技術検定の試験

下水道設計
  • 下水道ならびに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識
  • 下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識
  • 下水道工事の施工法に関する一般的な知識
  • 下水道の設計図書に関する一般的な知識
施工管理法
下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識
下水処理
下水、汚泥等の処理に関する概略の知識
法規
下水道関連法規に関する一般的な知識

下水道技術検定・第3種技術検定の試験

下水処理
下水、汚泥等の処理に必要な知識
工場排水
  • 工場及び事業場からの排水ならびに排水が下水道に与える影響に関する一般的な知識
  • 除害施設の機能及び構造に関する一般的な知識
運転管理
処理施設及びポンプ施設の運転その他の管理に必要な知識
安全管理
処理施設及びポンプ施設の安全管理に関する一般的な知識
法規
下水道関連法規に関する一般的な知識

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定で目指せる職業、就職先は?

下水道管理技術認定試験または下水道技術検定に合格すると、下記の業種への就職が見込めるでしょう。

  • 建設業界
  • 下水道管会社
  • 設備会社 など

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定に合格するとどんな悩みが解決できる?

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定で解決できること
  • 下水道の環境整備を良好にする
  • 工場排水の処理などを適正に行い、環境を守る
  • 下水道管理や計画などに携わる技術者確保を促す

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

学歴や年齢、性別、実務経験等の制限はなく、誰でも受験可能です。公務として下水道管理に携わる人、民間の下水道管理業者のどちらも受験しています。

取得にかかる費用

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の試験の受検費用は下記の通りです。

下水道管理技術認定試験
認定試験(管路施設):9,200円(税込)
下水道技術検定
  • 第1種技術検定:12,300円(税込))
  • 第2種技術検定: 9,200円(税込)
  • 第3種技術検定: 9,200円(税込)

上記とは別途で、システム利用料 528円(税込)が必要です。

また、地方公共団体へ合格証明書が求められることがあります。その場合は、合格証明書(発行手数料:税込620円)が必要です。

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の試験試験の日程

令和3年度は、下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の試験ともに申請期間は6月中旬~7月中旬でした。

下水道管理技術認定試験、下水道技術検定第2種・第3種
  • 11月に試験実施
  • 12月に合格発表
下水道技術検定
  • 11月に試験実施
  • 令和4年2月に合格発表

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定はどんな人におすすめの資格?

下水道に関連する各種施設は全国に設置されており、維持・管理は地方自治体が行っています。自治体が民間企業へ委託することも多く、資格保有者のニーズは高いといえるでしょう。

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定は、他の下水道関連の受験資格要件となっていることがあります。下水道管路管理技士試験のうち「総合技士」及び「主任技士」部門は、下水道管理技術認定試験(管路施設)、技術検定(第1種、第2種、第3種)いずれかの合格者であることが求められます。

下水道の設計、工事の監督管理、維持管理などの業務は、下水道に関する一定の技術と学歴、実務経験が必要とされます。下水道技術検定に合格すると、これらのうち実務経験年数が短縮されます。

これから下水道関連業務でのキャリアアップを目指す人は、下水道管理技術認定試験・下水道技術検定を取得しておくと、資格取得をスムーズにすすめられるでしょう。会社によっては資格手当が支給されることもあり、収入アップも見込めます。

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定の資格取得がおすすめな人
  • 下水道を適正に維持管理するインフラ整備に関心がある人
  • 下水道関連業務でキャリアアップを目指す人
  • 資格手当を得て収入アップを目指す人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定を実施しているのは、地方共同法人 日本下水道事業団です。試験の詳細やスケジュールは下記HPから確認してください。

▼ 地方共同法人 日本下水道事業団

まとめ:下水道関連の仕事でキャリアアップを目指す人におすすめ

下水道管理技術認定試験・下水道技術検定に合格すると、建設業界や下水道管会社などで働く人が取得することで、適正な下水道の維持管理・安全管理ができるようになります。また、下水道関連の資格取得の受験要件とされることもあり、キャリアアップを目指す人におすすめです。キャリアプランを描くときには、是非この資格を検討してみてくださいね。

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