経理業務では正しくスピーディーに業務をこなすスキルが求められますよね。経理担当者のスキルアップにおすすめなのが「計算実務能力検定」です。この記事では試験の出題分野、受験資格、受験費用などを解説します。
計算実務能力検定とは、どんな資格?
計算実務能力検定とは、計算実務の能力を問う検定です。計算実務能力検定を認定しているのは公益社団法人 全国経理教育協会です。計算実務能力検定は、内閣府公益事業認定を受けています。
試験は、帳票計算と商業計算の2つの分野から問題が出題されます。
- 帳票計算
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- 現金出納帳
- 売上帳
- 精算表等の作成
- 入出金伝票の計算 など
- 商業計算
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- 割合
- 比率
- 利息計算
- 複利計算
- 年金計算 など
学ぶ知識・技術
計算実務能力検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。各級ともに1科目100点満点で、合格基準は全科目70点以上です。
1級
- 帳票計算
- 精算表、棚卸表、固定資産台帳、入出金伝票
- 商業計算
- 比率、製造原価、利益処分、有価証券、株式、福利、年金、年割賦、積立金、減価償却
2級
- 帳票計算
- 合計残高試算表、商品有高帳、入出金伝票
- 商業計算
- 売買諸費用、手形割引、度量衡、貨幣の換算
3級
- 帳票計算
- 仕訳帳、総勘定元帳、得意先元帳、仕入先元帳、入出金伝票
- 商業計算
- 割合の表し方、損益、利息
計算実務能力検定で目指せる職業、就職先は?
計算実務能力検定を取得すると、さまざまな企業の経理、人事への就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。中小企業では総務部が経理や人事の業務を担っていることもあります。
計算実務能力検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
計算実務能力検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 計算実務能力検定が解決できること
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- 経理業務を円滑に進めることができる
- 会社の経理業務の正確性を磨くことができる
- ビジネスにおける数字の見方がわかる
計算実務能力検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
計算実務能力検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
計算実務能力検定の受験料は、各級で次のように定められています。
- 受験料
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- 1級:2,000円(税込)
- 2級:1,600円(税込)
- 3級:1,400円(税込)
計算実務能力検定の日程
計算実務能力検定は年に2回試験が実施されます。
計算実務能力検定はどんな人におすすめの資格?
計算実務能力検定は、経理担当者や人事担当者におすすめの資格です。主に経理業務に役立つ知識を学べますが、年金計算など人事担当者も知っておきたい知識も習得できるでしょう。
- 計算実務能力検定の資格取得がおすすめな人
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- 経理担当者
- 人事担当者
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
計算実務能力検定を主催・運営しているのは、公益社団法人 全国経理教育協会です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:経理業務のスピーディーに正確に進めるスキルを磨こう♪
計算実務能力検定の資格取得のメリットを紹介しました。経理や人事として働く人でスキルアップを考えている人は、受験を検討してみてくださいね。
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