法律の勉強をしたい、法学部で学んだ知識を証明したい、という人は「民法法務士認定試験」の受験がおすすめです。この記事では民法法務士認定試験について、資格取得のメリットや受験費用を解説します。
民法法務士認定試験とは、どんな資格?
民法法務士認定試験とは、私たちの暮らしに密接に関わる「民法」について正しい知識を有していることを証明できる民間資格です。改正民法が令和2年4月から施行され、時代に沿った民法の解釈が必要になりました。民法法務士は、正しい法律知識を活かして活躍することが期待されています。
学ぶ知識・技術
民法法務士認定試験を取得するためには、マークシート試験に合格する必要があります。試験時間が2時間30分の問題数は70問で、正答率70%以上で合格です。なお、問題の難易度により調整が発生することもあります。
試験では下記の項目から問題が構成されます。
- 民法法務士認定試験の試験内容
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- 総則
- 物権
- 債権
- 親族
- 相続
民法法務士認定試験で目指せる職業、就職先は?
民法法務士認定試験を取得したことが直接的に就職や転職に役立つとはいえませんが、民法の知識を習得していることは自己アピールに役立つでしょう。
民法法務士認定試験を取得するとどんな悩みが解決できる?
民法法務士認定試験を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 民法法務士認定試験が解決できること
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- 民法の基礎を学び、契約に知識を活かす
- 民法改正の理解を踏まえ、時代に沿った法的解釈ができる
- 暮らしの中の法的トラブルに向けて、予防・対応がしやすくなる
民法法務士認定試験の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
民法法務士認定試験の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
民法法務士認定試験の受験料は、各級で下記のように定められています。
- 通常受験:16,500円(税込)
- 学割受験:13,200円(税込)
- 民法債権法務士の合格者:11,000円(税込)
また、前回試験不合格者は10%割引が受けられます。スマート合格講座の同時申込割引の制度もあります。
民法法務士認定試験の日程
民法法務士認定試験は、年に2回実施されます。回によって試験が実施される開催地などが異なりますので、受験を検討している回の概要を確認しましょう。
民法法務士認定試験はどんな人におすすめの資格?
民法は、買い物や不動産の賃借、相続など幅広い権利関係に関わる、基礎的な法律です。金融業界や不動産業界をはじめ、契約や相続などの知識が必要な職種の人にとって、民法法務士認定試験の受験を通して仕事に役立つ知識を得られるでしょう。
民法は一般の人にとっても身近な法律です。ご自身の権利や財産を守るために勉強するのもおすすめです。
民法法務士認定試験では、民法の主要論点ならびに改正点を理解していることが求められますので、試験対策でしっかりと勉強していきましょう。
- 民法法務士認定試験の資格取得がおすすめな人
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- 法学部や法律系学科の学生または卒業生
- 金融業界で働く人
- 不動産業界で働く人
- 契約や相続に関する知識を身に付けたい人
- 法律知識を深めたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
民法法務士認定試験を主催・運営しているのは、一般財団法人 全日本情報学習振興協会です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:法律に関心がある人は民法法務士認定試験にチャレンジ♪
民法法務士認定試験は、法学系の学生や民法の知識が必要な社会人におすすめの民間資格です。改正でアップデートされた民法の知識を身に付けると、現代のトラブル予防・回避の対策も取りやすくなりますよ。
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