設備士はエンジニアとして活躍できる職種ですが、「設備士(空気調和・衛生工学会)」はどんな分野に特化できるのでしょう。この記事では設備士(空気調和・衛生工学会)の資格取得のメリット、試験概要、受験資格、受験費用などを解説します。
設備士(空気調和・衛生工学会)とは、どんな資格?
空調設備士(空気調和・衛生工学会設備士)とは、空気調和および給排水衛生設備に関する技術者です。設備士の中でも、暖冷房・換気、給水・排水、衛生設備に特化した知識を習得し、施設などの空調や衛生機器の設計や管理を行うことができます。
空調設備士(空気調和・衛生工学会設備士)の試験は昭和31年にスタートし、これまでに43,200名以上の人が受験しました。
学ぶ知識・技術
設備士(空気調和・衛生工学会)を取得するためには、試験に合格する必要があります。
- 試験方式
- マークシート方式
- 出題内容:空調部門
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- 暖房、冷房、換気空気調和の計画、設計・施工に関する専門知識
- 環境、エネルギー、安全などに関する専門知識
- 給水、給湯、消火、排水、衛生器具、し尿浄化槽その他の計画、 設計・施工に関する基本的知識
- 出題内容:衛生部門
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- 給水、給湯、消火、排水、衛生器具、し尿浄化槽その他の計画、設計・施工に関する専門知識
- 環境、エネルギー、安全などに関する専門知識
- 暖房、冷房、換気その他の計画、設計・施工に関する基本的知識
設備士(空気調和・衛生工学会)で目指せる職業、就職先は?
設備士(空気調和・衛生工学会)を取得すると、建築業界や設備業界への就職・転職において自己アピールにつながるでしょう。
設備士(空気調和・衛生工学会)を取得するとどんな悩みが解決できる?
設備士(空気調和・衛生工学会)を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 設備士(空気調和・衛生工学会)が解決できること
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- 住居や職場の環境を良好に保つサポートができる
- 空調・換気の問題を発見し、健康被害を未然に防ぐ
設備士(空気調和・衛生工学会)の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
設備士(空気調和・衛生工学会)の受験資格は、下記のように定められています。
区分 | 最終学歴 | 空気調和・給排水・衛生設備に関する実務経験年数 | 摘要 |
(イ) | 大学理科系課程 (1)新制大学 (2)旧制大学 (3)旧制専門学校 |
卒業後満0年 | 卒業証明書の提出をもって受験できる。 (大学院の修了証明書は不可) 工、鉱山、理、農、園芸、医、獣医、薬、水産、商船、航空、海洋、繊維、工芸等の理科系課程 |
(ロ) | 短期大学理科系課程 (1)短期大学 (2)高等専門学校 |
卒業後満1年以上 | 短期大学、高等専門学校は学校教育法(昭和22年法律第26号)によるもので、各種専門学校、専修学校は除く。 |
(ハ) | A.高等学校理科・工業系課程 (1)高等学校 (2)旧制中学校 (実業系) |
卒業後満4年以上 | 普通科、商業科、家政科などの理科・工業系以外は(ニ)項に該当。農業科、水産科、窯業科は理科・工業系と認定。 |
B.高等学校建築設備系 | 卒業後満3年以上 | Aから1年短縮 | |
(ニ) | (イ)、(ロ)、(ハ)、(ホ) に該当しない者 | 満18歳以上で満7年以上 | 実務経歴書で7年以上の実務経験を有すると認められた者。 (イ)、(ロ)、(ハ)、(ホ)に該当する者で、本項の条件を満たす者は、卒業証明書 の提出を省略し、本項の資格をもって受験することができる。 |
(ホ) | (イ)、(ロ)、(ハ)に該当しない各種学校を卒業した者 | 設備士資格検定委員会で実務経験年数を認定 | 認定した学校は公式HPを確認 記載のない各種学校で建築・設備に関わる課程を卒業した者は委員会にて審査を行う。 |
実務経験とは
受験資格で求められる実務経験には定めがあります。
- 実務経験
- 建築設備の設計、工事監理、施工管理、見積、積算等の業務および建築設備に関する教育・研究機関、行政等に従事した経験
建築設備に関する設計図書のトレース、工事における単なる労務者としての経験、アルバイト等は実務経験に含まれません。
理科系の大学院や専攻科など、上記に記載のない課程を実務経験として加算することができます。
職業能力開発施設または職業能力開発総合大学校の卒業者は、以下の受験資格とします。なお、卒業証明書が必要です。
受験資格 | 学校 | 課程 |
(イ) | 職業能力開発総合大学 | 長期課程(4年制) |
(ロ) | 職業能力開発大学校または職業能力開発短期大学校 | 専門課程 |
(ニ) | 上記以外の職業能力開発施設修了者 ただし、訓練期間は実務経歴年数に加算出来る。 |
取得にかかる費用
設備士(空気調和・衛生工学会)の受験料は、1部門につき9,900円(税込)です。
設備士(空気調和・衛生工学会)試験の日程
設備士の試験は、空気部門と衛生部門でそれぞれ年に一回実施されます。試験は、東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・金沢・広島・福岡・那覇の会場で実施されます。
設備士(空気調和・衛生工学会)はどんな人におすすめの資格?
空調設備士は、住居や職場、各種施設に必須の設備を設計・管理することができるプロフェッショナルです。高い専門性を有した空調設備士は、今後も安定した需要が見込まれます。
建築業界や設備業界への就職・転職に役立つ資格であり、大手ゼネコンやメーカーに就職することができれば高収入も目指せるでしょう。
- 設備士(空気調和・衛生工学会)の資格取得がおすすめな人
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- 空調などの設備に携わる仕事をしている人
- 機械エンジニアを目指す人
- 専門知識を磨きたい人
- 安定した収入を得たい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
設備士(空気調和・衛生工学会)を主催・運営しているのは、公益社団法人 空気調和・衛生工学会です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:専門知識を磨いて頼られる人材になろう!
空調設備士は、さまざまな施設や建物に欠かせない専門家。たしかな知識とスキルを身に付けて、長期的に安定した収入を得ることもできるでしょう。
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