保育に関する資格はさまざまありますが、この記事で紹介する「英国チャイルドマインダー」にはどのような特徴・メリットがあるのでしょう。ベビーシッターや保育士・幼稚園教諭の資格保有者のみなさんもぜひチェックしてみてくださいね。
英国チャイルドマインダーとは、どんな資格?
チャイルドマインダーとは、家庭保育のスペシャリストとして認定された有資格者です。保育形態と同じ家庭的保育で、0歳から12歳までの子どもを対象に、保護者の子育て方針に沿いながら安全・安心な保育を行うことができることを証明できます。
1名のチャイルドマインダーで対応できる子どもの人数は、1名から4名まで(年齢による)と決められていますので、少人数保育の現場で力を発揮できるでしょう。チャイルドマインダーはイギリスでは70年以上の歴史がある資格であり、保育園を必要とする保護者にとって頼もしい存在です。
学ぶ知識・技術
チャイルドマインダーを取得するためには、全英チャイルドマインダー協会(NCMA,UK)の指導に基づいたトレーニング講座を受ける必要があります。講座は、通学と通信から選ぶことが可能です。
受講期間の目安は3か月~6か月です。添削問題2回提出、スクーリング1回出席が求められます。スクーリングでは、「救急救護法聴講セミナー・子どもの病気とビジネス」を学習します。
チャイルドマインダーで目指せる職業、就職先は?
チャイルドマインダーの資格取得後は、キャリアセンター登録制度を活用することで就職や転職に役立つでしょう。
なお保育の業界では保育士または幼稚園教諭などの有資格者が条件となることが多いでしょう。ただし、保育に関するスキルアップをしていること、チャイルドマインダーとしての知識を有していることは自己アピールにつながります。
チャイルドマインダーを取得するとどんな悩みが解決できる?
チャイルドマインダーを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- チャイルドマインダーが解決できること
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- 待機児童で保育園に入園できない家庭の育児をサポートする
- 少人数保育できめ細やかな保育を提供できる
- 質の高い家庭的保育を提供できる
チャイルドマインダーの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
チャイルドマインダーの受講資格は、19歳以上で心身ともに健康であることです。
取得にかかる費用
チャイルドマインダー講座を受講するには、受講料を支払う必要があります。
- 受講料
- 214,500円(税込、教材費込み)
- チャイルドマインダーキャリアセンター登録セット
- 390,500円(税込、受講費用・入会金込み)
6か月を超えて受講する場合は、延長申請(延長料金:6,740円)が必要です。費用の分割は3回~36回まで可能です。また、教育ローンが利用できます。
チャイルドマインダー講座の日程
チャイルドマインダーの講座と試験の日程は、HPを確認してください。スクーリングは、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の全国6か所で行われています。
チャイルドマインダーはどんな人におすすめの資格?
NCMA,Japanを卒業したチャイルドマインダーは約2万人いることが発表されています。会員登録数は約7,000人です。60代の受講者もおり、年齢や性別を問わずチャレンジしている人がいます。受講者のうち約40%は育児や保育の未経験者ですので、業界未経験者が知識を身に付けるのにぴったりの資格でもあります。
講座は通学と通信で選ぶことができますので、ライフスタイルなどを考慮しながら資格取得を目指すことができ、働きながらスキルアップを図りたい人にもおすすめです。
- チャイルドマインダーの資格取得がおすすめな人
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- ベビーシッターとして働く人
- 保育士・幼稚園教諭の有資格者
- 小学校教諭など教育業界で働く人
- 看護師の有資格者
- 保育に携わりたい学生
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
チャイルドマインダーを主催・運営しているのは、NCMA, JAPANです。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
▼ NCMA, JAPAN(National ChildMinding Association Japan)
まとめ:安心・安全の少人数保育に関心がある人におすすめの資格♪
チャイルドマインダーはイギリスにルーツを持つ保育資格。ベビーシッターや保育士、幼稚園教諭などの資格保有者はダブルライセンスとして試験にチャレンジすることで、視野がさらに広がるでしょう。
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