気持ちの良い接客サービスをしてもらうと、買い物の満足度が上がりますよね。この記事では「リビングスタイリスト」の資格について、1級、2級、3級の違い、試験内容、受験資格、受験料を解説します。
リビングスタイリストとは、どんな資格?
リビングスタイリストとは、販売の現場における「接客・販売スタッフ」の知識を習得した人が取得できる民間資格です。リビングスタイリストには、接客を通して商品の魅力を伝え、お客様のライフスタイルにぴったりの提案を行う顧客対応能力が求められます。
リビングスタイリストの資格には、1級、2級、3級のレベル分けがされており、1級が最も難易度が高い級数です。
- 3級
- 小売流通、接客販売、 ビジネスマナー、家具、照明、アクセサリーなど、小売流通に 関する基本を習得している
- 2級
- 3級の内容に加え、情報、マーケティング、 法規、設備などを習得している
- 1級
- 2級と3級の内容に加え、商品調査、競合調査、時事問題などを習得している
学ぶ知識・技術
リビングスタイリストを取得するためには、各級の試験に合格する必要があります。
3級
3級の試験の概要は下記の通りです。
- 試験時間
- 50分
- 販売知識からの出題
- リビングスタイリストの仕事、流通、接客販売、ビジネスマナー
- 商品知識からの出題
- 家具、窓装飾、照明、住生活アクセサリー
2級
2級の試験の概要は下記の通りです。
- 試験時間
- 90分
- 販売知識からの出題
- リビングスタイリストの仕事、流通、情報、マーケティング、接客販売、ビジネスマナー、法規
- 商品知識からの出題
- 家具、窓装飾、照明、設備、住生活アクセサリー
合格基準は、満点の70%以上の得点です。
1級
1級試験は在宅受験の記述式答案作成試験です。事前に課題が告知されます。商品調査、競合調査、時事問題など。2級と3級の内容に加え、以上のような事柄を十分に理解し、技能がある。合格基準は、満点の70%以上の得点です。
2022年度の1級試験の事前課題は下記の5問でした。各年度で事前課題は変わる可能性がありますので、受験年度の内容をしっかりと確認しましょう。
- 2022年の小売業界を振り返る(国際情勢と円安を踏まえて)
- 「モノを売らない店舗」のリサーチ
- 「お客様目線」の接客とは
- 2023年度に売れそうな住生活商品を大胆予想!
- イチ押し商品のPOP制作
リビングスタイリストで目指せる職業、就職先は?
リビングスタイリストを取得すると、ライフスタイルに関わるインテリアなどの販売店やプランニングなど幅広い職種で知識を活かせます。
- 家具やインテリアの専門店
- 百貨店
- 家電量販店
- ホームセンター
- 住宅メーカーや工務店
- 設備メーカーや建材メーカー など
リビングスタイリストを取得するとどんな悩みが解決できる?
リビングスタイリストを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- リビングスタイリストが解決できること
-
- さまざまなお客様のニーズに応えることができる
- 商品の魅力を理解し、訴求することができる
- 顧客満足度の高い接客・サービスができる
リビングスタイリストの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
リビングスタイリスト試験の2級と3級は受験資格に制限はありません。併願受験も可能です。1級は、2級合格者のみが受験できます。
取得にかかる費用
リビングスタイリスト試験の受験料は、下記のように定められています。
- 1級:11,200円(税込)
- 2級:6,600円(税込)
- 3級:4,800円(税込)
リビングスタイリスト試験の日程
リビングスタイリスト試験は、夏期・秋期・冬期の年3回実施されます。各期で実施される試験の級が異なります。夏期・秋期試験の2級と3級は同日受験可能です。1級試験は冬期に実施されます。
リビングスタイリストはどんな人におすすめの資格?
リビングスタイリストの有資格者は、接客・販売だけでなくインテリアやエクステリアのプランニング、商品計画、アフターサービス、事務処理などに知識を活かすことができます。幅広い業種や職種でリビングスタイリストとして活躍することが可能です。
資格取得を通して、社会人に求められるコミュニケーション能力・ビジネスマナーについても学ぶことができますので、これから就職を控えた学生にもおすすめの資格です。
- リビングスタイリストの資格取得がおすすめな人
-
- 住生活商品を扱う業種の人
- 小売・流通の業界で働く人
- ビジネスマナーやコミュニケーション能力を身に付けたい学生
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
リビングスタイリストを主催・運営しているのは、一般社団法人 日本ライフスタイル協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:リビングスタイリストは暮らしの質を上げるサポートができる仕事
近年は暮らしの質を重視する人が増えてきましたので、リビングスタイリストのアドバイスや提案が人々のQOL向上に役立つでしょう。興味がある人は資格取得を検討してみてはいかがでしょう。
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