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法学検定試験の資格を取るとどんなメリットがある?

法学検定試験 やりがい・夢を与える

大学で法律を学んでいる学生や法律に関する知識を身に付けたい人におすすめの資格が「法学検定試験」です。この記事では法学検定試験について、「ベーシック〈基礎〉コース、スタンダード〈中級〉コース、アドバンスト〈上級〉コース」の違いや試験科目、受験費用などを解説します。

法学検定試験とは、どんな資格?

法学検定試験とは、法学に関する学力を客観的に評価する全国規模の検定試験です。リニューアル前の法学検定試験は、4級・3級・2級の試験が実施されていました。法科大学院が定着したことを考慮し、2012年にはリニューアルが行われ、現行試験では「ベーシック〈基礎〉コース、スタンダード〈中級〉コース、アドバンスト〈上級〉コース」という3種類のコースで試験が実施されています。

ベーシック〈基礎〉コース
法学の初学者が知っておくべき基礎的なレベル
スタンダード〈中級〉コース
法学を専門的に学習する者が修得すべきレベル
アドバンスト〈上級〉コース
法学を学ぶ者が目指すべき上級レベル

学ぶ知識・技術

法学検定試験を取得するためには、試験に合格する必要があります。試験内容は、当該年度の『法学検定試験問題集』(商事法務刊)から試験問題の6~7割程度が出題されています。

ベーシック〈基礎〉コース

ベーシック〈基礎〉コースの試験の出題内容は下記の通りです。

出題項目
「法学入門」「憲法」「民法」「刑法」
試験時間
120分

スタンダード〈中級〉コース

スタンダード〈中級〉コースの試験の出題内容は下記の通りです。

出題項目
「法学一般」「憲法」「民法」「刑法」の必須科目に加え、「選択科目A群(民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、行政法)」および「基本法総合(憲法・民法・刑法から必須科目とは異なる問題を出題)」から1科目出題
試験時間
150分

アドバンスト〈上級〉コース

アドバンスト〈上級〉コースの試験の出題内容は下記の通りです。

出題項目
「法学基礎論」「憲法」「民法」「刑法」の必須科目に加え、「選択科目A群(民事訴訟法、刑事訴訟法、商法、行政法)」から1科目、A群および「B群」(労働法、破産法、経済法、知的財産法)」から1科目の選択
試験時間
150分

試験の合格基準は、法学検定試験委員会が設置する合否判定委員会が試験結果を分析して定めます。

法学検定試験で目指せる職業、就職先は?

法学検定試験を取得すると、会社の法務部への就職・転職において自己アピールにつながるでしょう。学生は、大学の法律に関する授業の勉強にも役立ちます。

法学検定試験を取得するとどんな悩みが解決できる?

法学検定試験を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

法学検定試験が解決できること
  • 大学の法学に関する授業の予習・復習に役立つ
  • 法律系の資格試験の受験対策につながる

法学検定試験の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

法学検定試験の受験資格に制限はありません。法学部に在籍していない人でも受験できます。

取得にかかる費用

法学検定試験の受験費用は、受験するコースによって下記のように定められています。

ベーシック〈基礎〉コース
4,400円(税込)
スタンダード〈中級〉コース
6,600円(税込)
アドバンスト〈上級〉コース
9,900円(税込)
ベーシック・スタンダードセット
8,800円(税込)
スタンダード・アドバンストセット
13,200円(税込)

法学検定試験の日程

法学検定試験は年に一回実施されます。

法学検定試験はどんな人におすすめの資格?

法学検定試験はどのコースからでも受験できる試験ですので、法学初心者はベーシックからチャレンジし、徐々にレベルアップしていくと着実です。すでに法律の勉強をしていた人は、ご自身の習熟度を知りたい法律科目にチャレンジしてみるという受験方法もあります。

試験の合格率は、ベーシックが約60%、スタンダードが約55%、 アドバンストが約25%です。試験では特に優秀な成績を修めた合格者を讃える「excellent制度」が設けられていますので、高得点を目指して試験対策を進めるのもおすすめです。

法学検定試験の資格取得がおすすめな人
  • 法律について学習する大学生
  • 法律系の資格試験の受験を目指す人
  • 法律に興味があり知識を磨きたい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

法学検定試験を主催・運営しているのは、公益社団法人 商事法務研究会です。公益財団法人 日弁連法務研究財団と公益社団法人 商事法務研究会が、共同で法学検定試験委員会を組織し、試験を実施しています。株式会社 三省堂、株式会社 商事法務、株式会社 有斐閣が後援しています。

試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。

▼ 公益社団法人 商事法務研究会

まとめ:初心者から受験できる法律系資格だからステップアップにぴったり

法学検定試験は誰でも受験できる法律系資格ですので、法律の知識を身に付けたい人、勉強や就職・転職に役立てたい人はぜひチャレンジしてみてくださいね。

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