「常識がないと言われたらどうしよう」「社会人としてマナー違反なことは何だろう」と不安を抱えている学生や新入社員・若手社員はいますよね。社会人としての基礎知識や基本的マナーの習得に関心がある人は、「社会人常識マナー検定」にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
社会人常識マナー検定とは、どんな資格?
社会人常識マナー検定は、現代社会や現代のビジネスシーンで活躍するための能力を測定する民間資格です。ビジネスマナーの基礎や社会人に求められるコミュニケーションについて出題されます。
社会人常識マナー検定は公益社団法人 全国経理教育協会が主催している資格であり、内閣府公益事業認定として運営されています。
社会人常識マナー検定は1級、2級、3級、Japan Basic級があります。
- 1級
- 企業・社会のしくみと幅広い社会常識を十分に理解し、目標達成のために自ら率先して高度な業務を処理できる知識やビジネスマナーを活用し、後輩指導・グループをまとめるリーダーシップ・トラブル対応などさまざまなビジネス場面で発揮できるコミュニケーション能力を習得していること
- 2級
- 企業・社会のしくみと一般的な社会常識を理解し、仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを身につけ、自ら築いた人間関係を良好に保つために必要なコミュニケーション能力を習得していること
- 3級
- 社会・組織の一員として必要不可欠な社会常識を理解し、初歩的な仕事を処理するために必要な知識やビジネスマナーを学び、社内外の人と良好な関係を築くために求められるコミュニケーション能力を習得していること
- Japan Basic級
- 留学生を対象とした試験。日本で働くことを目指す留学生が、常識や文化、ビジネスマナーを学習
学ぶ知識・技術
社会人常識マナー検定を取得するためには、筆記試験に合格する必要があります。筆記試験の合格基準は各級とも1科目100点満点とし、全科目得点70点以上です。
試験の出題はいずれの級も3つの領域から構成されます。
- 出題領域『社会常識』
- 現代社会・組織に生きる一人の大人として必要な常識や心構え
- 出題領域『コミュニケーション』
- ビジネスでのよい人間関係を築くための意思伝達スキル
- 出題領域『ビジネスマナー』
- 業務処理に必要なマナー・技能
各級の試験時間は下記のように定められています。
- 1級
- 試験時間:1時間30分
- 2級
- 試験時間:1時間
- 3級
- 試験時間:1時間
- Japan Basic
- 試験時間:1時間
社会人常識マナー検定で目指せる職業、就職先は?
社会人常識マナー検定を取得すると、学生や第二新卒の若手が就職・転職する際に、社会人として求められる基礎的なマナーや常識を習得していること、それらに対しての学習意欲があることをアピールできるでしょう。
社会人常識マナー検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
社会人常識マナー検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 社会人常識マナー検定が解決できること
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- 社会人として信頼関係を構築しやすくなる
- 会社の一員として環境に受け入れられやすくなる
- 社会人としての自立心が芽生え、成長の準備が進む
社会人常識マナー検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
社会人常識マナー検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
社会人常識マナー検定試験の受験料は、各級で下記のように定められています。
- ペーパー試験
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- 1級:4,200円(税込)
- 2級:2,700円(税込)
- 3級:2,200円(税込)
- Japan Basic級:2,000円(税込)
- ネット試験
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- 2級:3,900円(税込・事務手数料含む)
- 3級:3,400円(税込・事務手数料含む)
- Japan Basic級:3,200円(税込・事務手数料含む)
社会人常識マナー検定はどんな人におすすめの資格?
社会人常識マナー検定の合格率は、1級が40~60%前後、2級が50~80%前後、3級が65~80%前後です。
- 社会人常識マナー検定の資格取得がおすすめな人
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- これから就職活動を控えた学生
- 新人や第二新卒の社会人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
社会人常識マナー検定を主催しているのは、公益社団法人 全国経理教育協会です。
まとめ:就職を控えた学生や新人・若手におすすめの資格
社会人常識マナー検定を取得することで、これから社会に出ていく学生や新入社員の基礎固めに役立つでしょう。ひとつひとつ丁寧に習得したい人は、3級から徐々にステップアップを目指すと安心ですよ。
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