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キータッチ2000・ビジネスキーボードの資格を取るとどんなメリットがある?

キータッチ2000取得のメリット IT・PC、事務系

パソコン初心者におすすめの資格に「キータッチ2000」があります。この資格はタッチタイピングの技能を測る資格です。また、ビジネスシーンを想定したタイピング技能を問う「ビジネスキーボード」という資格もあります。

この記事では、キータッチ2000・ビジネスキーボードの試験の概要や資格取得がおすすめな人を紹介します。

キータッチ2000・ビジネスキーボードとは、どんな資格?

パソコンのキーボードの操作能力・タッチタイピング能力を測る「キータッチ2000」「ビジネスキーボード」という資格があります。

キータッチ2000テストとは、キーボード操作技能(タッチタイピング)を証明する試験です。試験は合否を判定するものではありません。試験時間である10分間内に入力できた文字数によってキーボード操作技能を証明します。

タッチタイピングとは
それぞれの指の分担を決めて各キーを打つ方法。「キーボードを見ないで打つ」ことを言い、最も効率的に、最も多くの情報をコンピュータに打ち込むことができる技能。

ビジネスキーボード認定試験とは、キータッチ2000テストの中・上級のレベルにあたる試験です。ビジネス実務で要求されるタッチタイピングの速さと正確さを重視し、タイピングの問題が出題されます。試験科目は、「日本語」「英語」「数値」の3科目で、科目ごとに入力できた文字数に応じて、S、A、B、C、Dの5段階で技能が認定されます。

ビジネス実務で使用される単語や文章、アドレス、郵便番号を中心に問題が出題されますので、試験を通して実務に役立つキーボード操作能力を習得できるでしょう。

学ぶ知識・技術

キータッチ2000、ビジネスキーボードの試験は、ぞれぞれ次のように構成されています。

キータッチ2000

アルファベット、数字、記号の2,000字から、ランダム配列やローマ字、英単語 などの形式で出題されます。

試験で使用する字の種類
a~z、A~Z、0~9、!”#$%&’()=-@:;+*.,/<>?¥
受験方法
インターネットを通じて試験問題をダウンロードして受験。ネット試験施行機関が試験会場となります。
試験の流れ
  1. ディスプレイ上に試験問題が表示される
  2. カーソルが示す文字のキーを打つ
  3. 10分間経過すると、自動的に採点開始
試験時間
10分間

受験者全員に「技能認定証」が交付されます。試験時間内に2000字すべての入力を終えた受験者には、「ゴールドホルダー認定書」も交付されます。

ビジネスキーボード

試験科目は、「日本語」「英語」「数値」の3科目で、制限時間内に問題通りに正確に文字を入力していきます。

試験科目 最高入力文字数 内容 試験時間(練習時間)
日本語 900字 短文(1行、複数行)、単語(漢字)、単語(カタカナ)、ことわざ、四字熟語 など 10分(2分)
英語 3000字 短文(1行、複数行)、単語、熟語、アドレス など 10分(2分)
数値 1200字 数字、郵便番号、日付、漢数字→算用数字、記号付き数字 など 5分(1分)

試験の流れ
  1. ディスプレイに問題が出題される
  2. 制限時間内に問題と同じ文字や文章をキーボードで入力する
  3. 試験が終了すると自動的に採点開始。その場で結果が表示される
試験時間
25分間(受験上の注意や施行順序の説明、練習時間(5分間)を含めると、全体で50分程度)

各科目ごとの入力文字数に基づき、S、A、B、C、Dの5段階で技能を評価します。ビジネス実務で求められる技能は、C評価以上が目安です。

試験科目 技能認定基準
S A B C D
日本語 900字 800〜899字 600〜799字 400〜599字 0〜399字
英語 3,000字 2,500〜2,999字 2,000〜2,499字 1,500〜1,999字 0〜1,499字
数値 1,200字 1,000〜1,199字 800〜999字 600〜799字 0〜599字

5段階の評価のほか、受験者全員に「技能認定証明書(カード)」が交付されます。

キータッチ2000・ビジネスキーボードで目指せる職業、就職先は?

キータッチ2000・ビジネスキーボードの資格は、直接的に就職で有利に働くとはいえません。しかしキーボード操作能力とタッチタイピング能力は、どんな職種・業種でも役立ちます。

事務、営業、企画、さまざまな職種の業務を効率的に進められるでしょう。

キータッチ2000・ビジネスキーボードを取得するとどんな悩みが解決できる?

キータッチ2000・ビジネスキーボードの資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。

キータッチ2000・ビジネスキーボードで解決できること
  • データ入力や文書作成業務を効率的に進めることができる
  • 誤字脱字の少ない完成度の高い文書を作成できる
  • ブラインドタッチができると、目の疲労が比較的抑えられる

キータッチ2000・ビジネスキーボードの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)

受験資格に年齢や学歴、実務経験などの制限はありません。誰でも受験可能です。

取得にかかる費用

キータッチ2000・ビジネスキーボードの試験の受験費用は、それぞれ下記となっています。

キータッチ2000
1,570円(税込)
ビジネスキーボード
2,620円(税込)

キータッチ2000・ビジネスキーボード試験の日程

キータッチ2000・ビジネスキーボードの試験回数は、各ネット試験会場によって異なります。定期的に試験を行っている試験会場もありますし、随時受付している会場もあります。

キータッチ2000・ビジネスキーボードはどんな人におすすめの資格?

キータッチ2000・ビジネスキーボードは、仕事でパソコンを使うビジネスパーソンのタイピングのスキルアップに役立つ資格です。

パソコン初心者やこれから就職する人にとって、タッチタイピングの基礎作りとして活用できるでしょう。

キータッチ2000・ビジネスキーボードの資格取得がおすすめな人
  • パソコンの初心者
  • パソコンでテンポよくチャットを楽しみたい人
  • キーボードの正しい入力方法を習得したい人
  • 就職に向けてタイピング能力を磨きたい学生
  • スマホには慣れているがPCのキーボード入力に自信がない人
  • タイピング能力を上げて、文書作成スキルの磨きたい人

どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)

キータッチ2000・ビジネスキーボードの試験は、日本商工会議所が管理しています。試験の詳細や申込は下記HPから確認してください。

▼ 日本商工会議所

まとめ:正しいタイピングの入力方法や文字・文章入力のスキルアップをしよう

キータッチ2000・ビジネスキーボードは合否が出る試験ではありません。試験時間内に入力できた文字数に応じてタッチタイピングの技能を証明する資格です。事務や営業、企画などあらゆる職種で文書作成やメッセージ作成の業務は発生しますので、タッチタイピングはビジネスパーソンに必須のスキルといえます。受験料も高くありませんので、力試しやスキルアップのためにチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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