映画やアニメ、医療などさまざまな分野でCGが活用されています。この記事では「CGエンジニア検定」について、どんな人におすすめか、試験概要、受験資格、受験費用などを解説します。
CGエンジニア検定とは、どんな資格?
CGエンジニア検定は、CG分野の開発や設計を行うエンジニアやプログラマにおすすめの資格です。コンピュータグラフィックス・映像クリエイター総合誌『CGWORLD』認定資格でもあります。
検定試験では、産業や学術分野のさまざまな領域において、一定の条件(開発目標・システム環境・予算・作業工程など)のもと、ソフトウェアや関連するハードウェア、システムの開発ができる能力が測定されます。
CGエンジニア検定には、【エキスパート】と【ベーシック】の級数があります。
- CGエンジニア検定【エキスパート】
- CGの技術に関する専門的な理解と、ソフトウェアやハードウェア、システムの開発に知識を応用する能力を有する
- CGエンジニア検定【ベーシック】
- CGの技術に関する基本的な理解と、プログラミングなどに知識を利用する能力を有する
CGはアニメーション、映画、ゲーム、AR、アプリなどさまざまな業界で活用される技術であり、CGエンジニア検定を取得することでご自身の知識とスキルを客観的に証明することができます。
学ぶ知識・技術
CGエンジニア検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。試験で問われる知識は、アニメーション、映像、ゲーム、VR、ARアプリなどの、ソフトウェアの開発やカスタマイズ、システム開発を行うための知識です。
エキスパートの出題内容
エキスパートの試験は、マークシート方式で10問出題されます。試験時間は80分です。合格基準は、100点満点の70点以上が目安です。
- 出題内容
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- CGとディジタルカメラモデル
- 座標変換とパイプライン
- モデリング
- レンダリング
- アニメーション
- 画像処理
- 視覚に訴えるグラフィックス
- CGシステム
- 知的財産権
- 関連知識
ベーシックのの出題内容
ベーシックの試験は、マークシート方式で10問出題されます。試験時間は60分です。合格基準は、100点満点の70点以上が目安です。
- 出題内容
-
- CGとディジタルカメラモデル
- 画像の濃淡変換とフィルタリング処理
- モデリング
- レンダリング
- アニメーション
- システムと規格
- 関連知識
CGエンジニア検定で目指せる職業、就職先は?
CGエンジニア検定を取得すると、下記の職種への就職・転職に役立つでしょう。
- CGプログラマ
- ゲームプログラマ
- ソフトウェアエンジニア
- CADエンジニア
- テクニカルディレクタ など
CGエンジニア検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
CGエンジニア検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- CGエンジニア検定が解決できること
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- CG技術に関する知識を体系的に学ぶことができる
- さまざまな業界でCGを活用し、過ごしやすい社会づくりに貢献できる
CGエンジニア検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
CGエンジニア検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
CGエンジニア検定の受験料は、各級で次のように定められています。
- ベーシック:5,600円(税込)
- エキスパート:6,700円(税込)
CGエンジニア検定の日程
CGエンジニア検定は、各級ともに前期と後期で年に二回実施されます。
CGエンジニア検定はどんな人におすすめの資格?
CG技術はアニメや映画といったコンテンツ・エンタメ業界のほか、医療などさまざまな領域で活用されています。今後もCGを活用した仕組みづくりや社会貢献の可能性が広がることが予想され、知識とスキルを磨くと社会貢献につながるでしょう。
- CGエンジニア検定の資格取得がおすすめな人
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- CG業界への就職・転職を目指す人
- CG技術に関する知識とスキルを磨きたい人
- スキルアップを目指すプログラマ・エンジニア
- CGスキルを活かして社会貢献をしたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
CGエンジニア検定を主催・運営しているのは、公益財団法人 画像情報教育振興協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:CG分野のスキルアップで活躍の幅を広げよう
CGエンジニア検定取得のメリットやおすすめの人を紹介しました。スキルアップの先には収入アップやキャリアアップもありますので、関心がある人はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
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