事業協同組合や企業組合、商工組合で働いている人におすすめの資格「中小企業組合士」をご存知ですか? この記事では中小企業組合士の資格取得について、試験科目や受験費用、どんな人におすすめの資格かなどを解説します。事務職に興味がある人もチェックしてみてくださいね。
中小企業組合士とは、どんな資格?
中小企業組合士試験とは、中小企業組合の事務局で働いている役職員の職務遂行に必要な知識に関する試験です。中小企業組合とは、事業協同組合、企業組合、商工組合、これらの組合の連合会などを指します。
中小企業組合士には、組合の事務局の運営やガバナンスの充実を図り、中小企業で働く人をサポートする役割が期待されます。
学ぶ知識・技術
中小企業組合士の資格を取得するためには、試験に合格して認定申請をする必要があります。試験科目は「組合会計」「組合制度」「組合運営」の3つです。
資格取得のためには3つの科目すべてに合格しなければなりません。3つのうち1つの科目でも合格すると、その後3年間は再チャレンジの際にその科目の受験が免除されます。
認定申請を経て中小企業組合士として認定された後は、5年ごとに認定更新が必要です。
中小企業組合士で目指せる職業、就職先は?
中小企業組合士の資格を取得すると、商工組合や信用組合、企業組合、組合系の金融機関などへの就職・転職に役立つでしょう。
中小企業組合士を取得するとどんな悩みが解決できる?
中小企業組合士の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 中小企業組合士が解決できること
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- 中小企業のガバナンスが充実し、働きやすい環境づくりにつながる
- 中小企業が社会的責任を果たし、信頼感を得るサポートができる
- 中小企業の連携を促し、企業活動をサポートする
中小企業組合士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
中小企業組合士試験の受験資格は、 組合等での3年以上の実務経験が必須です。
取得にかかる費用
中小企業組合士の受験費用は、6,600円です。一部科目免除者は5,500円(二科目受験)、4,400円(一科目受験)です。
中小企業組合士試験の日程
中小企業組合士の試験は、12月の第一日曜日に実施されます。
中小企業組合士はどんな人におすすめの資格?
中小企業組合士は、組合の運営をより円滑にすることができる人材です。試験科目でもある「組合会計」「組合制度」「組合運営」に関する知識を活かし、中小企業の経営活動を支える事務局のメンバーとして活躍できるでしょう。
- 中小企業組合士の資格取得がおすすめな人
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- 事務職のスキルアップを目指す人
- 企業のガバナンスに関心がある人
- 誰かをサポートする仕事で活躍したい人
- 組合で働いている人・これから組合への就職を目指す人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
中小企業組合士の資格を主催しているのは、全国中小企業団体中央会です。中小企業庁が後援し、都道府県中小企業団体中央会が協力して試験が実施されています。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:事務局のメンバーとして力を発揮!組合を盛り上げよう
中小企業組合士は、組合の事務局で働く人のスキルアップにおすすめの民間資格です。組合に所属する企業の力になりたい人は資格取得を検討してみてくださいね。
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