マーケティング職に転職したい、マーケティング業界で活躍したいけれど何から勉強すればいいかわからない人は「マーケティング検定」の受験がおすすめです。この記事では初心者さんにおすすめの級数、スキルアップ・キャリアアップを目指す人にとっての受験のメリットなどを解説します。
マーケティング検定とは、どんな資格?
ビジネスシーンでは、市場や顧客の特徴を捉えて分析を進め、戦略を立てるマーケティングの重要性が増しています。ウェブマーケティングやデジタルマーケティングを重視する企業も多く、売上や認知度向上などに効果を出しています。
マーケティング検定とは、マーケティングに関する知識とスキルを測定する検定試験です。1級・2級・3級の級数が設けられており、1級が上級のレベルです。
- 1級
- 社内外で活躍できるマーケティング・リーダー
- 2級
- マーケティングの実務経験を積んできた人
- 3級
- これからマーケティングに関わっていく人
内閣府の許認可を経た検定でもあり、人材の能力を測定・育成するために活用されています。
学ぶ知識・技術
マーケティング検定を取得するためには、CBT方式試験を受験し、合格する必要があります。
1級
1級の試験の概要は下記のとおりです。
- 試験時間
- 120分
- 試験内容
- マーケティングの重要概念の応用問題(4題)
- 合格基準
- 400点満点の60%程度の得点であること、かつ受験者全体の上位20%内に属することを基準として、検定委員の審査によって決定される
2級
2級の試験の概要は下記のとおりです。
- 試験時間
- 90分
- 試験内容(40問)
-
- マーケティング・マネジメント基礎
- 事業組織のマネジメント
- 消費者行動の分籍
- 市場提供物のデザイン
- 顧客価値のデンタル
- 顧客価値の提供
- 専門分野の理解
- 長期的成長の実現
- 合格基準
- 正答率70%以上
3級
3級の試験の概要は下記のとおりです。
- 試験時間
- 60分
- 試験内容(30問)
-
- 基本概念
- 市場環境
- 戦略的マーケティング
- マーケティング・リサーチ
- 消費者行動
- コミュニケーション戦略
- 製品戦略
- 価格戦略
- チャネル戦略
- サービス・マーケティング
- 合格基準
- 正答率70%以上
マーケティング検定で目指せる職業、就職先は?
マーケティング検定を取得すると、企業のマーケティング部署やPR、コンサルタント会社などへの就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。
マーケティング検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
マーケティング検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- マーケティング検定が解決できること
-
- マーケティングの基礎知識を習得できる
- 課題抽出・解決能力を磨くことができる
- 経営戦略など利益・価値創出に貢献できる
マーケティング検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
マーケティング検定の受験資格は、各級で次のように定められています。
- 1級
- マーケティング検定2級試験の合格者
- 2級
- 受験資格に制限はありません
- 3級
- 受験資格に制限はありません
取得にかかる費用
マーケティング検定の受験料は、一般受験、協会会員、学生で下記のように定められています。
- 1級
-
- 一般:14,850円(税込)
- 会員:13,750円(税込)
- 学生:13,750円(税込)
- 2級
-
- 一般:9,460円(税込)
- 会員:9,460円(税込)
- 学生:9,460円(税込)
- 3級
-
- 一般:6,600円(税込)
- 会員:5,500円(税込)
- 学生:5,500円(税込)
マーケティング検定の日程
マーケティング検定はCBT方式ですので、全国各地で試験日を選択して受験します。なお、1級は年に一回 (試験日と時間指定あり)実施されます。
マーケティング検定はどんな人におすすめの資格?
マーケティング人材の育成として、マーケティング検定を社員教育に活用している企業もあります。
- マーケティング検定の資格取得がおすすめな人
-
- マーケティングの基本を理解したい学生
- マーケティング職への転職を目指す人
- マーケティング人材の育成担当者
- 分析と課題解決のスキルを磨きたい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
マーケティング検定を主催・運営しているのは、公益社団法人 日本マーケティング協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:これからの時代で活躍できるマーケティング人材に!
マーケティング検定は、さまざまな業界で役立つ知識を習得できるのが大きなメリット。これからの時代はWebマーケティング、デジタルマーケティングを活かし、課題を分析して戦略を練る人材が重宝されます。時代の変化に対応し、自らをアップデートさせたい人はぜひチャレンジしてくださいね。
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