登山を安全に楽しむためには正しい知識が必須! この記事では「山の知識検定」について、ブロンズコース、シルバーコース、ゴールドコースのレベル目安、資格取得のメリット、受験資格などを解説します。
山の知識検定とは、どんな資格?
山の知識検定とは「ヤマケン」とも呼ばれる検定試験で、登山者が自然を守りながら、安全で楽しい登山を行うための知識が問われます。山の知識検定は、ブロンズコース、シルバーコース、ゴールドコースの3種類のコースがあります。
- ブロンズコース
- 登山初心者向け。メンバーの一員として、自立的に行動できる
- シルバーコース
- 3年以上の登山経験がある人向け。春山から秋山、さらに初級の雪山経験者を想定したコース。自ら登山計画を立てて実行できる
- ゴールドコース
- 5年以上の登山経験がある人向け。登山チームのリーダーになることも目指せるコース。山の知識や情報について、理由や背景も含めて体系的に教示できる
学ぶ知識・技術
山の知識検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。試験はマークシート回答方式で実施され、ゴールドコースは記述式の問題も出題されます。
いずれのコースも試験時間は75分です。下記の内容から問題が出題されます。
- 山の安全に関する知識(装備、技術、食料、運動生理、救急、地図、レスキュー など)
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- 山で迷わない為のノウハウや、遭難防止に役立つ山の基礎知識
- 思わぬ転倒でケガをした時の、とっさの救急法やレスキューの基礎知識
- 山の自然科学に関する知識(地理、気象、観天望気、動物、植物、自然遺産 など)
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- 観天望気や山の気象の基礎知識
- 遥か遠くに見える山の名前を知る方法や読図、山の地形の基礎知識
- 山路に咲く花の名前や、自然と環境を守る基礎知識
- 山が楽しくなる知識(リーダーシップ、歴史、先駆者、地名、芸術、山の雑学 など)
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- 登りたい山の名前の由来や言い伝え、また山の歴史、文学 など
山の知識検定で目指せる職業、就職先は?
山の知識検定を取得したことが就職・転職に直接的に役立つとはいえませんが、登山の愛好家として安全知識などを身に付けられるでしょう。
山の知識検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
山の知識検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 山の知識検定が解決できること
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- 知識不足を原因とする登山事故を防ぐ
- 山が持つ楽しみだけでなく、危険性を警鐘する
- 安全に自然を楽しむための知識を習得できる
山の知識検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
山の知識検定のブロンズコースの受験資格に、年齢や登山経験の制限はありません。シルバーコースの受験資格は、ブロンズコースの合格者であることです。ゴールドコースの受験資格は、シルバーコースの合格者であることです。
取得にかかる費用
山の知識検定の受検費用は、各コースで次のように定められています。
- 山の知識検定の受験料
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- ブロンズコース:3,300円(税込)
- シルバーコース:4,400円(税込)
- ゴールドコース:5,500円(税込)
- ブロンズ・シルバー同時受験コース:7,700円(税込)
山の知識検定はどんな人におすすめの資格?
山の知識検定は、登山が好きな人や登山案内人、アウトドア業界で働く人におすすめの資格です。登山は身近なアクティビティではありますが、正しい知識や対処法を知らないと命にも関わる事故につながります。登山を安全に楽しむためにも、山や登山に関する知識は必須です。
登山を楽しみたい人はもちろん、サークルなどグループで登山したい人も、山の知識検定受験を通して安全知識を身に付けましょう。
- 山の知識検定の資格取得がおすすめな人
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- 登山が好きな人
- 自然が好きな人
- 運動が好きな人
- アウトドア業界で働く人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
山の知識検定を主催・運営しているのは、一般社団法人 日本山岳検定協会です。アウトドア用品の生産・販売をしているモンベルが協賛しています。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:山やアウトドア、自然が好きな人におすすめの資格♪
山の知識検定に興味は湧いてきました? ブロンズコースの受験には年齢や登山経験は必要ありませんので、知識を深めたい人はぜひチャレンジしてくださいね。
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