お肉はタンパク質が豊富で食べ応えもあり、食卓を彩ってくれる大切な食材です。この記事では、そんなお肉について知識を磨きたい人におすすめの「お肉検定」を紹介。1級と2級の試験科目、お肉検定受験のメリット、受験資格や受験料などを解説します。
お肉検定とは、どんな資格?
お肉検定とは、牛肉・豚肉・鶏肉・ハムやソーセージなどの食肉加工品・内臓肉などの副産物の生産から流通、消費、調理にいたるまでの知識を測定する検定試験です。お肉の歴史や生産現場、知っておくべき感染症、適切な保存法やお肉に含まれる栄養などについて知識を習得できます。
試験は、1級と2級のレベルが設けられています。
- お肉検定1級(お肉博士1級)
- 食肉の製造技術や食肉の品質、衛生管理、部位の名称、特性など食肉に関して一歩踏み込んだ専門知識を習得しているレベル
- お肉検定2級(お肉博士2級)
- 食肉の製造過程や食肉の表示、栄養、調理など食肉文化を支える食肉の知識を広げる入門編
学ぶ知識・技術
お肉検定を取得するためには、CBT試験に合格する必要があります。試験時間は60分、80%以上の正答率で合格です。試験は、2~5者択一で出題される選択問題です。
お肉検定1級(お肉博士1級)
お肉検定1級(お肉博士1級)の試験では、下記の科目から問題が出題されます。
- 1級試験科目
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- 食肉の日本史
- 家畜の生産および食肉の処理・加工
- 食肉の流通・小売・消費
- 食肉製品
- 食肉の衛生と品質
- 食肉の栄養と調理
- 食肉の表示
お肉検定2級(お肉博士2級)
お肉検定2級(お肉博士2級)の試験では、下記の科目から問題が出題されます。
- 1級試験科目
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- お肉の歴史
- 家畜の生産・ブランドと消費
- お肉の処理・加工と流通
- 食肉製品の基礎知識
- お肉の衛生と品質
- お肉の栄養と調理
お肉検定で目指せる職業、就職先は?
お肉検定を取得すると、食肉関連企業に就職・転職する際に自己アピールにつながります。専門知識を習得していることを証明するためには、上級の1級の資格を取得しているのが理想的です。
お肉検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
お肉検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- お肉検定が解決できること
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- 食品の安全性に関する知識を習得できる
- 食肉の保存法の知識を習得し、安全な管理ができるようになる
- 食肉を取り入れた豊かな食生活を楽しめる
お肉検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
お肉検定の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
お肉検定の受験料は、各級で一般価格、学生価格が設けられています。
- お肉博士1級
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- 一般:6,600円(税込)
- 学生(24歳以下):4,400円(税込)
- お肉博士2級
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- 一般:4,400円(税込)
- 学生(24歳以下):3,300円(税込)
お肉検定試験の日程
お肉検定はCBT試験で行われます。47都道府県のテストセンターで試験を受験できます。
お肉検定はどんな人におすすめの資格?
お肉検定1級の合格率は約50%、2級の合格率は約73%です。試験対策は公式の『お肉検定テキスト』がありますので、購入すると効率的に学習を進められます。
食肉の卸や販売店、スーパーマーケット、飲食店など食肉を扱う仕事に携わる人は、スキルアップや業界への理解を深めるために、お肉検定を通して習得した知識を活かせるでしょう。
- お肉検定の資格取得がおすすめな人
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- 食肉関連企業に勤める人
- 食の安全・安心に関心がある人
- 畜産に関心がある人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
お肉検定を主催・運営しているのは、公益社団法人 全国食肉学校です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:お肉検定で安全で豊かな食生活をキープしよう!
安全・安心な食事のためには、正しい知識や情報を身に付けることが大切。お肉検定受験を通して、健康的な食生活や豊かな食事を目指してくださいね。
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