就職に向けて役立つ知識を習得したい学生、即戦力としてスキルアップを目指す社会人におすすめの資格が「会計ファイナンシャル検定」です。この記事では会計ファイナンシャル検定について、試験の特徴や概要、受験資格などを解説します。
会計ファイナンシャル検定とは、どんな資格?
会計ファイナンシャル検定とは、国際会計ファイナンシャル検定協会が主催する民間資格で、2010年6月に創設されました。会計ファイナンシャル検定受験を通して、会計、ファイナンス、法務を包括的に学ぶことができます。
検定試験には4つの特徴があります。
- 経理部門・法務部門・経営部門・営業企画部門で役立つ知識の習得
- 企業を動かす即戦力になるための知識の習得
- 金融機関や経理、経営企画部門等の就職に役立つ資格
- 大学等の授業科目として、学生の検定試験として導入
会計ファイナンシャル検定は、これから社会人になる学生だけでなく、働くビジネスパーソンにもおすすめの資格です。検定試験には、B級とC級のレベルがあります。
- B級
- 実務をも兼ね備えた応用レベル
- C級
- 会計、ファイナンス、法務の知識に関する基礎レベル
学ぶ知識・技術
会計ファイナンシャル検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。試験では、会計知識、ファイナンス知識、法務知識の科目があります。
- 会計知識
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- 財務会計
- 賃借対照表・損益計算書
- 原価計算
- 経営分析
- ファイナンス知識
- 法務知識
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- 会計法務
- 企業法務
- ファイナンシャル法務
C級の試験の配点は下記のように定められています。
- 会計知識・ファイナンス知識(C級)
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- 問題1:正誤(○×)式(各3点10題 30点)
- 問題2:選択式(各3点15題 45点)
- 問題3:語群選択式(各3点10題 30点)
- 問題4:三答択一式(各3点15題 45点)
- 法務知識(C級)
- 語群選択式】各5点10題 50点
B級の試験の配点は下記のように定められています。
- 会計知識・ファイナンス知識(B級)
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- 問題1:正誤(○×)式(各5点10題 50点)
- 問題2:選択式(各5点10題 50点)
- 問題3:語群選択式(各5点10題 50点)
- 問題4:三答択一式(各5点10題 50点)
- 法務知識(B級)
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- 問題1:会計法務(各5点10題 50点)
- 問題2:ファイナンス法務(各5点10題 50点)
会計ファイナンシャル検定で目指せる職業、就職先は?
会計ファイナンシャル検定を取得すると、金融業界や企業の経理、法務部、経営企画部、営業企画部への就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。
会計ファイナンシャル検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
会計ファイナンシャル検定を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 会計ファイナンシャル検定が解決できること
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- 企業の経営状況を把握する能力が身に付く
- 会計やファイナンスに関する法律知識が身に付く
- 経営分析をふまえて企画を考えることができる
会計ファイナンシャル検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
会計ファイナンシャル検定試験の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
会計ファイナンシャル検定試験の受験料は、C級が6,270円(税込)です。
会計ファイナンシャル検定試験の日程
会計ファイナンシャル検定試験は、年に一回実施されます。試験形式はWeb試験です。
会計ファイナンシャル検定はどんな人におすすめの資格?
会計ファイナンシャル検定は、会計、ファイナンス、法務に関する知識を習得したい人におすすめの資格です。学生でもチャレンジできる資格ですので、就職のためにC級から受験をするというメリットもあるでしょう。
社会人にとっても、知識の基礎固めにぴったりの資格です。経理、法務、経営企画、営業企画で働く人におすすめの資格といえるでしょう。
- 会計ファイナンシャル検定の資格取得がおすすめな人
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- 金融に関する知識を習得したい学生
- 金融業界で働く社会人
- 経理や法務として働く人
- 経営企画や営業企画の担当者
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
会計ファイナンシャル検定を主催・運営しているのは、国際会計ファイナンシャル検定協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:会計、ファイナンス、法務の基礎知識固めにおすすめ
会計ファイナンシャル検定は学生にも社会人にもおすすめの資格です。さまざまな業界で役立つ資格ですので、興味がある人は受験を検討してくださいね。
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