陶磁器の製造や販売に携わる人ならば「やきものマイスター」の資格取得がおすすめです。この記事では、やきものマイスターの1級・2級・3級の違い、『やきものハンドブック』に基づいた試験の出題範囲、受験料や受験資格を解説します。
やきものマイスターとは、どんな資格？
やきものマイスターとは、「陶器の日」事業の４団体協議会によって実施されるオンライン検定です。やきものに携わる人々の知識の向上や次世代への継承などを目的としています。
- 「陶器の日」事業の４団体協議会
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- TOZIX・ジャパン（消費地流通団体）
- 日本陶磁器工業協同組合連合会（メーカー団体）
- 日本陶磁器産業振興協会（メーカー・輸出入関連団体）
- 日本陶磁器卸商業協同組合連合会（産地卸団体）
やきものマイスターの資格は、1級～3級にレベル分けがされています。
- 1級
- 最も難易度が高く、真のやきものマイスターの証となります。業界関係者、やきものの商品紹介などをする職種の人向けです
- 2級
- やきもの関係の職種の人向けのレベル。３級と比較して設問の難易度はやや高く、出題数も多いのが特徴です
- 3級
- やきものの基本的な知識が問われる基礎的なレベルです
学ぶ知識・技術
やきものマイスターの資格を取得するには、試験に合格する必要があります。試験問題は『やきものハンドブック』を基に作成されます。
『やきものハンドブック』は、下記の内容で構成されています。
- やきものの種類とその生産
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- やきものの素材
- やきものの原料
- やきものの工程
- やきものの装飾や技法
- 食器の標準呼称
- やきものを取り巻く環境
- 歴史と各産地の特徴
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- やきものの歴史
- やきものの産地
- 日本の洋陶ブランド
- 発行
- 日本陶磁器卸商業協同組合連合会
- 価格
- 500円（消費税込、送料別）
やきものマイスターの試験内容は、各級ごとに出題数、試験時間、合格基準が異なります。
- 1級
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- 出題数・試験時間：50問、50分
- 合格基準：90%以上
- 2級
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- 出題数・試験時間：30問、30分<>/li
- 合格基準：70%以上
- 3級
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- 出題数・試験時間：15問、15分
- 合格基準：70%以上
3級に合格すると画面に合格証が表示されます。2級、1級に合格すると、合格証が郵送で贈られます。
やきものマイスターで目指せる職業、就職先は？
やきものマイスターの資格を取得すると、陶磁器の製造や販売、ギャラリーなどへの就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。
やきものマイスターを取得するとどんな悩みが解決できる？
やきものマイスターの資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- やきものマイスターが解決できること
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- やきものの製造や歴史などの知識が習得できる
- 伝統工芸であるやきものの継承に貢献できる
やきものマイスターの資格を取れる人はどんな人？（取得条件・受験資格）
やきものマイスターの検定試験は、3級と2級は誰でも受験可能です。1級は2級の合格者のみが受験できます。
取得にかかる費用
やきものマイスターの試験の受験料は、各級で下記のように定められています。
- 1級：5,500円
- 2級：3,300円
- 3級：無料
やきものマイスター試験の日程
やきものマイスターは、パソコンやスマートフォンで受験するオンライン試験です。3級はいつでも受験でき、受験回数にも制限はありません。1級と2級は受験期間中（15日間）であれば、何度でも受験できます。
やきものマイスターはどんな人におすすめの資格？
やきものマイスターの資格は、陶磁器に携わる仕事に就いている人や趣味として陶磁器に関心がある人におすすめの資格です。質の高い陶磁器は文化的にも重要ですので、やきものマイスターの資格取得を通して文化の振興や継承にも貢献できるでしょう。
- やきものマイスターの資格取得がおすすめな人
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- 陶磁器に携わる仕事の人
- やきものに対する興味や関心がある人
- 器やインテリアが好きな人
どこが管理している資格なの？（問い合わせ先・管理団体）
やきものマイスターの資格を認定しているのは、やきものマイスター検定実行委員会です。試験の詳細や申込については下記URLから確認してください。
まとめ：初心者は3級からやきものマイスターにチャレンジしよう
やきものマイスターは1級から3級までレベルが分かれている試験です。陶磁器に携わる職種の人は、1級取得を目指してチャレンジしてみてください。趣味として資格取得を考えている人は、まずは3級から受験するのをおすすめします。
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