医療事務に関する資格である「医療事務管理士」は、医療事務管理士技能認定試験に合格すると取得できます。この記事では、医療事務管理士技能認定試験の試験概要や受験資格などを解説します。
医療事務管理士とは、どんな資格?
医療事務管理士とは、日本初の医療事務の資格として歴史のある資格です。試験では医療事務に必要とされる、医療保険制度や診療報酬の仕組みの理解、診療報酬の算定スキルなどが問われます。
学ぶ知識・技術
医療事務管理士の試験は、在宅試験とインターネット試験の2種類があります。
在宅試験
- 学科(マークシート形式10問)
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- 法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
- 保険請求事務(診療報酬点数の算定・診療報酬明細書の作成・医療用語等の知識)
- 医学一般(臓器・生理機能・傷病等についての知識)
- 実技(3問)
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- レセプト点検問題(1問)
- レセプト作成(外来・入院 各1問)
- 合格基準
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- 実技試験:点検・各作成問題ごとに60%以上の得点をし、かつ3問の合計で85%以上
- 学科試験:85点以上
- 実技・学科とも合格基準に達した場合、合格
インターネット試験
- 試験内容
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- 実技試験(択一式)60問
- 学科試験(択一式)50問
- 合格基準
- 70%以上の得点
医療事務管理士で目指せる職業、就職先は?
医療事務管理士の資格を取得すると、病院やクリニックの医療事務への就職・転職が見込めます。
医療事務管理士を取得するとどんな悩みが解決できる?
医療事務管理士の資格を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 医療事務管理士が解決できること
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- 医療事務の就職・転職で優遇されることがある
- 高い専門的知識やスキルが得られ、患者の満足度が上がる
医療事務管理士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
医療事務管理士技能認定試験は、受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
医療事務管理士技能認定試験の受験費用は下記のように定められています。
- 7,500円(税込)※学科・実技
- 5,400円(税込)※免除あり
医療事務管理士技能認定試験の日程
医療事務管理士試験の日程は、在宅受験とインターネット受験で異なり舞うs。
- 在宅受験:奇数月の第4土曜日翌日(日曜日)
- インターネット受験:好きな時に受験可能
医療事務管理士はどんな人におすすめの資格?
医療事務管理士は歴史がある資格で、資格取得者は就職や転職で優遇されることがあります。医療事務の仕事は資格が必須ではありませんが、資格を取得すると安心です。医療事務管理士の試験の合格率は50%ですので、しっかりと対策して試験に臨みましょう。
- 医療事務管理士の資格取得がおすすめな人
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- 病院やクリニックの医療事務として働きたい人
- 医療事務に関する知識やスキルの基礎を習得したい人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
医療事務管理士技能認定試験は、株式会社 技能認定振興協会が管理しています。試験の詳細や申込については、下記HPから確認してください。
まとめ:医療事務管理士技能認定試験はしっかり対策して受験しよう
医療事務管理士は医療事務の資格の中でも歴史が古く、知名度が高いのが特徴です。合格率は50%ですので、受験に向けて対策をとらないと試験を突破できません。医療事務への就職・転職を目指す人は、受験を検討してみてはいかがでしょう。
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