スポーツジムや市民プールで水泳のレッスンが開かれていることがありますよね。水泳の指導者を目指す人におすすめの資格が、公認水泳指導管理士です。
この記事では、公認水泳指導管理士になるにはどんな知識が必要か、就職・転職先などを解説します。
水泳が得意な人やスポーツに関する仕事に興味がある人はチェックしてくださいね。
公認水泳指導管理士とは、どんな資格?
公認水泳指導管理士とは、水泳に関する指導者・管理者としての能力を認める民間資格です。公認水泳指導管理士は、下記に関するスキルや知識を習得した人を指します。
- 水泳の泳法
- 救助法、救急法
- 安全指導
- 事故防止
- 水泳プール施設の維持・管理・運営
公認水泳指導管理士資格の認定は、2017年に始まりました。公認水泳指導管理士は、4年ごとの資格更新制が導入されています。
学ぶ知識・技術
公認水泳指導管理士になるには、公認水泳指導管理士養成講習会を受講し、理論試験と実技試験に合格する必要があります。
公認水泳指導管理士養成講習会は、下記の内容で構成されています。
- 実技
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- 基本泳法
- 救助法
- 理論
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- 基本泳法
- 監視法と救助法
- スポーツ施設の事故防止と救急対応
- プール施設のマネジメント
- 水泳事故と法的責任
- 利用者サービスの向上と顧客満足度
- プール施設の安全管理
- プール施設 設備の維持管理
公認水泳指導管理士で目指せる職業、就職先は?
公認水泳指導管理士の資格を取得すると、下記への就職・転職が見込めます。
- 日本水泳連盟公認が運営するプールなどの施設
- スイミングスクール
- フィットネスクラブ
- 公認プール
- 水泳トレーナー
さらなる知識と経験を積むことで、水泳トレーナーとして独立や開業も目指せるでしょう。
公認水泳指導管理士を取得するとどんな悩みが解決できる?
公認水泳指導管理士になると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 公認水泳指導管理士が解決できること
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- 安全に水泳を楽しむためのサポートができる
- プールの運営や管理を適切に行う
- 水泳を通して、人々の健康を増進させる
公認水泳指導管理士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
公認水泳指導管理士養成講習会の受講資格は、下記の要件を満たすことが必要です。
- 年齢
- 受験年度の所定の日付の時点で満20歳以上の方
- 泳法
- 競泳4泳法と横泳ぎができること(特に平泳ぎ(脚)ができていること)
- 泳力
- 同一泳法で200m以上泳げること、立ち泳ぎ(足のみ)が3分以上できること
- 新型コロナに対する措置
- 新型コロナワクチンを2回以上接種していること
取得にかかる費用
公認水泳指導管理士養成講習会の受講費用は、下記のように定められています。
- 講習会会員及び学生:27,000円
- 一般:34,000円
公認水泳指導管理士試験の日程
公認水泳指導管理士養成講習会及び資格認定試験は、年に一回開催されます。講習会及び試験は、3日間にわたって行われます。
公認水泳指導管理士はどんな人におすすめの資格?
公認水泳指導管理士は、水泳の技術や知識はもちろんですが、指導力も問われます。指導者として生徒をサポートするためのコミュニケーションスキルが必要となるでしょう。
水泳は子どもから高齢者まで幅広い年代の人が楽しむスポーツです。人気の高い有酸素運動であり、健康志向が高まる現代において将来的にも水泳人口は安定することが期待されます。
公認水泳指導管理士は水泳の指導以外にも施設の維持・管理が業務に含まれることが多いため、責任持って環境を整えることも必要です。
- 公認水泳指導管理士の資格取得がおすすめな人
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- 人に教えることが好きな人
- 責任感の強い人
- 体力がある人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
公認水泳指導管理士の講習会及び資格認定試験を管理しているのは、公益財団法人 日本スポーツ施設協会です。
講習会と資格認定試験の詳細については、下記HPから確認してください。
まとめ:公認水泳指導管理士は取り次第で独立も見込める仕事
スポーツに関する仕事に関心がある人は、公認水泳指導管理士の資格を取得するのがおすすめです。泳ぐことが得意な人や人に教えることが好きな人は資格取得を検討してみてはいかがでしょう。
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