観光ガイドやホテルのコンシェルジュとして働いている人は「観光ナビゲーター」の資格取得でスキルアップを図るのもおすすめです。この記事では、観光ナビゲーターの筆記試験で出題される項目、資格取得のメリットや受験料などを解説します。
観光ナビゲーターとは、どんな資格?
観光ナビゲーターとは、訪日外国人旅行者をターゲットに、快適で満足度の高い旅行ができるようサポートする知識を有した人材です。日本各地の観光地やエリアの文化や風習、名所、名物などの知識のほか、日本らしい伝統を理解し、おもてなしの接遇スキルも兼ね揃えていることが求められます。
学ぶ知識・技術
観光ナビゲーターを取得するためには、試験に合格すること、レポートを提出することが必要です。
筆記試験の科目と試験範囲は下記の内容です。
- ①日本の観光ビジネスの概要
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- 訪日外国人の推移
- 国際観光客 今後の予測
- 観光客宿泊者の傾向、情報収集ツールの変化
- プロトコール
- ②日本の宿泊施設の分類
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- 旅館とホテルの特徴、サービスの特徴
- 海外文化の理解
- ③日本の文化
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- 和食の特徴
- 日本料理と器、祝い箸と忌み箸
- 和室の作法
- 年中行事 節句とハレの日の食事
- 日本料理の基本とマナー
- ④パーソナルサービスの基礎知識
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- 心に響くおもてなし
- お客様に合わせたサポート
- アレルギーと宗教上の食べ物
- ⑤旅館ホテルのこれからの役割
レポートではテーマに沿った内容でA4容姿2枚ほどのレポートを作成します。
観光ナビゲーターで目指せる職業、就職先は?
観光ナビゲーターを取得すると、観光業界や旅行業界への就職・転職で自己アピールにつながるでしょう。
観光ナビゲーターを取得するとどんな悩みが解決できる?
観光ナビゲーターを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 観光ナビゲーターが解決できること
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- インバウンドに対応したガイド・案内スキルを磨く
- 観光地の歴史や文化の発信・普及に貢献できる
- グローバルな視点のおもてなしを習得できる
観光ナビゲーターの資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
観光ナビゲーターの試験の受験資格に制限はありません。
取得にかかる費用
観光ナビゲーターの試験の受験料は、11,000円(税込)です。
観光ナビゲーターはどんな人におすすめの資格?
観光ナビゲーターは、観光系の資格の中でも訪日外国人を対象に、観光のサポートをする点が特徴です。国際感覚を養いたい人、日本の魅力を世界に知ってもらいたい人におすすめの資格です。
観光業界や宿泊業界はもちろん、観光協会や行政の観光振興など、さまざまな業界でニーズのある職種といえるでしょう。
試験の合格率を上げたい人、独学に不安がある人は対策講座の受講もおすすめです。
- 観光ナビゲーターの資格取得がおすすめな人
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- 観光業界で働く人
- 宿泊業界で働く人
- 観光ガイドとして起業・独立を目指す人
- 行政や団体で観光振興に携わる人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
観光ナビゲーターを主催・運営しているのは、NPO法人 日本ホテルレストラン経営研究所です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:おもてなしスキルを上げて観光客の満足度を高める♪
観光客や旅行客に「また来たい」と思ってもらえたらうれしいですよね。リピーターの獲得や売上アップにもつながるスキルを、観光ナビゲーターの試験を通して習得してみてはいかがでしょう。
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