CGが印象的な映画やアニメ、ゲームは世界的に人気ですよね。その制作に欠かせないのがCGのスペシャリストたちです。この記事では「CGクリエイター検定」の資格取得のメリット、エキスパートとベーシックの概要、受験資格や受験費用などを解説します。
CGクリエイター検定とは、どんな資格?
CGクリエイター検定とは、CG映像の制作に関する映像表現技術、CG理論の知識、CGソフトウェアを効果的に用いる能力を測定する検定です。
CG映像が活用されるのは、映画・アニメーション・ゲーム・CMなどさまざまな制作の領域です。一定条件(シナリオ・絵コンテ・日程・予算など)のもとに、専門知識やスキルを発揮することが求められます。
検定試験では、CGのデザインや2次元CGの基礎はもちろん、構図やカメラワークなどの映像制作の基本、モデリングやアニメーションなどの3次元CG制作の手法やワークフローまで、CGをいかにして活用して表現をするかが問われます。
CGクリエイター検定には、エキスパートとベーシックの級数があります。エキスパートが上級の級数となります。
- CGクリエイター エキスパート
- 3次元CG、映像制作に関する専門的な理解、3次元CG映像の制作に知識を応用する能力を測定
- CGクリエイター ベーシック
- 2次元CG、3次元CG、デザインに関する基礎的な理解、CGの静止画制作に知識を利用する能力を測定
学ぶ知識・技術
CGクリエイター検定を取得するためには、試験に合格する必要があります。下記の出題範囲から問題が出題されます。
- 表現の基礎
-
- デッサン
- 色
- 動き
- タイポグラフィ
- 2次元CGと撮影
-
- ディジタルの基礎
- 2次元CG
- 写真撮影
- 動画撮影
- 映像編集
- 3次元CG
-
- モデリング
- マテリアル
- リギング
- アニメーション
- カメラワーク
- ライティング
- レンダリング
- 合成
- 編集
- リアルタイムCG
- 知的財産権
-
- 知的財産権
- 関連知識
-
- プロダクションワーク
- 数理造形
- 規格
試験時間と出題数は、エキスパートとベーシックで異なります。
- 試験時間
-
- エキスパート:マークシート10問(80分)
- ベーシック:マークシート10問(60分)
合格基準は100点満点の70点以上です。難易度によって合格基準は多少変動することがあります。
CGクリエイター検定で目指せる職業、就職先は?
CGクリエイターを取得すると、下記の職種への就職・転職で知識とスキルを客観的に証明できます。
- CGディレクター
- CGモデラ
- CGアニメータ
- CGデザイナー
- ゲームクリエイター
- グラフィックデザイナー など
CGクリエイター検定を取得するとどんな悩みが解決できる?
CGクリエイターを取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- CGクリエイター検定が解決できること
-
- CGを活用した多彩な表現ができる
- 制作チームと連携しながら、クオリティの高いCG作品をつくる
- CG映像を見る消費者の満足度を向上する
CGクリエイター検定の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
CGクリエイター検定の受験資格に制限はありません。エキスパートとベーシックは併願受験が可能です。
取得にかかる費用
CGクリエイター検定の受験費用は、エキスパートとベーシックで下記のように定められています。
- CGクリエイター エキスパート
- 6,700円
- CGクリエイター ベーシック
- 5,600円
CGクリエイター検定はどんな人におすすめの資格?
CG映像は、映画やアニメ、ゲーム、動画広告、ミュージックビデオ、アプリなどさまざまな分野で活用されています。今後もCG技術が必要とされることが見込まれますので、たしかな専門知識を習得することで活躍のチャンスが広がるでしょう。
- CGクリエイター検定の資格取得がおすすめな人
-
- CG映像の業界で働く人
- クリエイティブなCG制作に携わりたい人
- 映画やアニメ、ゲームが好きな人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
CGクリエイター検定を主催・運営しているのは、CG ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)です。
試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:今後もさまざまな分野でCGの技術が活用される!
CGクリエイター検定は、誰でも受験できてエキスパートとベーシックを同時受験することも可能。ご自身のスキルを証明するために、資格を役立ててくださいね。
コメント