冷えに悩む人は温活にチャレンジすることもありますが、冷えの改善には正しい知識が必要です。この記事では温活のアドバイザー資格「体温管理士」について、通信講座や認定試験の概要を解説します。受講費用や資格取得のメリットもチェックしていきましょう。
体温管理士とは、どんな資格?
体温管理士とは、冷えを改善する温活に関する知識を習得したアドバイザーです。体温管理士になるためには、体温の知識、血流をキーワードとした体の仕組み、健康や病気のメカニズムなどを体系的に学びます。
温活は女性が取り入れるイメージが強いかもしれませんが、冷えに悩む男性も少なくありません。温活には冷えを予防・改善することによって免疫低下や心身の不調を予防することが期待されます。体温については、厚生労働省もその重要性を発信しています。たとえば体温を上げることで基礎代謝量が増加し、太りにくい体づくりがしやすくなると考えられています。
学ぶ知識・技術
体温管理士を取得するためには、通信講座を受講し、認定試験に合格する必要があります。資格取得までに学ぶ内容の監修者は、長寿学研究第一人者である平良一彦医学博士と、腸内細菌学の世界的権威である光岡知足氏です。
3冊の専用テキストを使用し、体温に関する基礎知識やカウンセリング方法、体温アップの実践方法などを学習します。
- テキスト1の学習内容
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- 冷えはなぜ身体に良くないの?
- 体温は身体にどんな影響を与えているか?
- どうしたら体温を上げられるのか?
- テキスト2の学習内容
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- ストレスと体温の関わり
- 体温は病気とどう関わっているのか?
- 臓器と体温の関わり
- 「ホメオスタシス」を高める生き方
- テキスト3の学習内容
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- カウンセリング法を身につけよう
- 体温を上げる方法
通信講座の内容と認定試験概要は下記の通りです。
- 講習内容
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- 体温とは何か?
- 体温の役割
- 体温が体に及ぼす影響
- 体を温める方法 など
- 試験
- オンライン試験(不合格の場合は追試が可能)
試験の合格者には「認定証」「バッヂ」が授与されます。
体温管理士で目指せる職業、就職先は?
体温管理士を取得したことが直接的に就職や転職に役立つとはいえませんが、温活アドバイザーとして健康業界や美容業界で活躍するための自己アピールにつながるでしょう。
体温管理士を取得するとどんな悩みが解決できる?
体温管理士を取得すると、下記の悩みや課題の解決に貢献できます。
- 体温管理士が解決できること
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- 低体温による不調にセルフケアで対処できる
- 体の調子を整え、健康的な暮らしを支える
- 基礎代謝が上がり、肥満予防に役立つ
体温管理士の資格を取れる人はどんな人?(取得条件・受験資格)
体温管理士の通信講座の受講資格に制限はありません。
取得にかかる費用
体温管理士の通信講座の受講費用は55,000円(税込)です。
体温管理士はどんな人におすすめの資格?
体温管理士は、体の冷えに悩む人や身近な人の健康管理に関心がある人におすすめの資格です。冷えは誰にでも起こり得るものですが、放置すると不調が慢性化したり疾患を引き起こすリスクもあります。正しい知識を学ぶことで、冷え改善のセルフケアや暮らしの工夫に取り組みやすくなるでしょう。
美容業界や健康業界で働く人が体温管理士の資格を取得することで、お客様の冷え改善に適切なアドバイスをできるようになります。
体温管理士の資格取得にかかる時間は、最短で約3か月と考えられています。テキスト1冊に1か月、3冊すべてを読み終えるのに3か月かかるのが目安です。働きながら資格取得を目指す人、育児をしながら体温管理士を目指す人もいます。
関連する資格として「腸内環境管理士」と「腸内環境解析士」の資格があります。資格取得の順番は「腸内環境管理士」から始まり、「体温管理士」、「腸内環境解析士」へと進むことが推奨されています。
- 体温管理士の資格取得がおすすめな人
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- 冷えによる不調にお悩みの人
- ご自身や家族の健康管理に関心がある人
- 美容・健康業界で働く人
- 腸内環境管理士の有資格者
- 腸内環境解析士の資格取得を目指す人
どこが管理している資格なの?(問い合わせ先・管理団体)
体温管理士を主催・運営しているのは、日本セルフメンテナンス協会です。試験の詳細や申込については、下記URLから確認してください。
まとめ:体温管理士は頼れるアドバイザー♪冷えによる不調を改善
冷えは万病のもととも言われるほど、心身の不調の原因になるおそれがあります。体温管理士はご自身や周囲の人の温活をサポートし、健康的な暮らしを支える役割が期待されるでしょう。
「腸活」と「温活」に特化した認定資格講座
【日本セルフメンテナンス協会】
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